男達は淫獄の棺の中で鳴き喚く
2020.12.08.Tue.21:00
目隠しの向こうから、甘く歪んだ絶叫が聞こえてくる。自身が進まされている通路の左右から、望まぬ快楽を拒絶しながらも抗えず淫猥に苦しめられている男達の悲鳴が、絶え間無く耳に届いてくる。
その痛々しい叫びにこれから自分に加えられようとしている辱めを嫌でも理解させられながら、男はどうにかしてこの危機から逃れようと裸体を必死にもがかせる。黒布の目隠しの下で眉根を寄せ、穴の開いた赤いギャグボールを噛まされた口から焦り混じりの唸りと飲み込めない唾液を零しながら、男が自分を縛める拘束と自分を連行している男達からの解放を求めてなりふり構わずに身をよじらせ続ける。
だが、状況は変わらない。男が意味を持たない唸りを放ちながら足掻こうとも、衣服と道具を没収された裸体へと着せられた厳重な縄の服は緩む気配すら見せない。男はその必死さも虚しく何一つとして変化をもたらせぬまま自分を拉致した男達の思い通りに不自由な歩行を強いられ、男達の目的地へと自らの足で移動させられるしか無いのだ。
「うぅ……んむぅっ……!」
何も見えず、しゃべることも許されない。背中で左右の手首と二の腕をきつく縛られた腕を胴体へと遊び無く括り付けられ、足首同士と太もも同士をぴったりと密着させられ、淫獄に悶え苦しむ男達の悲痛な鳴き声を為す術無く聞かされながら無言で背中を押し上半身を縛める縄を引く男達の力に屈して大きく動かせぬ足でよちよちと前に歩かされるしか無い。
そんな惨めな状態が、何十分続いた頃だろう。縄で一まとめにされた足を酷使しての歩行が生んだ疲労に苛まれ、男が自分を良いように扱う男達への怒りと恥部を露出しての歩行を強制されることへの屈辱を抱く余裕すらも失う程に憔悴しきった頃、不意に視界を遮っていた黒布の目隠しが外された。
「んぐっ……?」
突然に戻った視界に、男が目を眩ませる。そうして眩しげに目を細める男を醜悪な笑みで眺めていた男達は、光に慣れた目で眼前の光景を把握し、周囲の様子と合わせて絶望に打ちひしがれていく男の反応をたっぷりと味わった後に、無言を貫いていた口を開いた。
「捜査員さん、ここが捜査員さんが入るベッドだぜ」
「今日から毎日、このベッドで淫乱肉奴隷になれるよう調教してやっからな。他のベッドにいる先輩奴隷達に負けないくらいの立派な商品になれるよう、しっかり頑張るんだぞ?」
「や……えや……っ!」
愉快色に染まった声で男達がベッドだと告げたそれは、薄桃色をした小さな触手が内側にびっしりと敷き詰められた棺だ。とてもベッドとは呼べない悍ましい棺に入れられたら、間違い無く地獄が待っている。周囲に幾つも並んで置かれている、蓋を閉じられた全く同じ棺の内部から目隠しの向こうから聞こえていた淫らな絶叫が発せられている事実を認識した男は、捜査員としての誇りも忘れて心の底から恐怖し、ギャグボールを装着された口で拒絶の意思を紡ぎながら一層激しく縄を軋ませて身を暴れさせた。
もちろん、捜査員の拒絶と暴れは無駄以外の何物でもない。罪無き男を理不尽に捕らえ淫欲に溺れた奴隷に躾けて売り飛ばす非道な組織に所属する男達は、捜査員の怯え切った拒絶を嘲笑い諦め悪く逃れようと試みる裸体の動きを数人がかりで易々と制しながら抗えぬ捜査員を自分達がベッドと言い張る淫獄の棺へと仰向けに放り込み、更なる残酷な事実を伝えつつ内側に隙間無く触手があてがわれた蓋を捜査員入りの棺に被せていく。
「最初は嫌がってても、すぐに良くなるぜ? 何せこのベッドは、捜査員さんが調べてた媚薬を染み出させながら全身を嬲ってくれる優れ物だからな」
「んぅぅぅぅっ!?」
「安心しなよ。染み出させるのは原液じゃなくて数百倍に薄めた媚薬だ。絶対に壊しはせずに堪らない快楽を全身に注ぎ込んでくれる最高のベッドだから、捜査員さんは何も心配せずに理性とプライドを無くした淫乱肉奴隷になれるよ。良かったね」
「やぁぁ! あうえへっ! らひへっ!! えやぁぁぁぁぁっ!!」
ギャグボールに塞がれた口で喉が破れんばかりに放たれる許しを請う捜査員の声を無視しながら蓋を被せ、十数個の鍵を施して厳重に捜査員をベッドという名の残忍な棺にしまい込んだ男達は、救いを求めて喚き縄塗れの裸体を動かして触手だらけの蓋に弱々しい体当たりを繰り返す無様な捜査員を味わいながら棺の機構を作動させ、捜査員を先に捕らえた男達と同じ薄めた媚薬と身体中をいたぶる触手を用いた逃げ場の無い苛烈な快楽責めに追いやり、発せられ始めた捜査員の嬌声を背にその場を去って行った。
「んみゅぅぅぅぅーっ!? あぉっ、えうぅぅ! はぎゅっ、ひぎゅぉぉぉぉぉっ!!」
「捜査員さん、また明日な」
「俺達が明日来るまで、思う存分最高のベッドの寝心地を堪能しててくれよ」
聞こえはしないことを分かった上で別れを口にした男達が、他の棺に入れられている男達の声を愉しみながら歩き去ってしまったことなど知る由も無い捜査員は、縄拘束を与えられ快楽を散らす行動すらも満足に取れなくされた裸体を棺の中で苦しげに痙攣させ、表面に薄めた媚薬を滲ませつつ身体中をまんべんなく嬲り倒す触手達に断続的な絶頂へと押し上げられ棺の中で休み無い射精へと導かれながら、同じ棺に閉じ込められ同じ淫獄に狂わされる者達しかいない空間に、出してくれの意思を乗せた懇願の唸りを哀しく無意味に響き渡らせていた。
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だが、状況は変わらない。男が意味を持たない唸りを放ちながら足掻こうとも、衣服と道具を没収された裸体へと着せられた厳重な縄の服は緩む気配すら見せない。男はその必死さも虚しく何一つとして変化をもたらせぬまま自分を拉致した男達の思い通りに不自由な歩行を強いられ、男達の目的地へと自らの足で移動させられるしか無いのだ。
「うぅ……んむぅっ……!」
何も見えず、しゃべることも許されない。背中で左右の手首と二の腕をきつく縛られた腕を胴体へと遊び無く括り付けられ、足首同士と太もも同士をぴったりと密着させられ、淫獄に悶え苦しむ男達の悲痛な鳴き声を為す術無く聞かされながら無言で背中を押し上半身を縛める縄を引く男達の力に屈して大きく動かせぬ足でよちよちと前に歩かされるしか無い。
そんな惨めな状態が、何十分続いた頃だろう。縄で一まとめにされた足を酷使しての歩行が生んだ疲労に苛まれ、男が自分を良いように扱う男達への怒りと恥部を露出しての歩行を強制されることへの屈辱を抱く余裕すらも失う程に憔悴しきった頃、不意に視界を遮っていた黒布の目隠しが外された。
「んぐっ……?」
突然に戻った視界に、男が目を眩ませる。そうして眩しげに目を細める男を醜悪な笑みで眺めていた男達は、光に慣れた目で眼前の光景を把握し、周囲の様子と合わせて絶望に打ちひしがれていく男の反応をたっぷりと味わった後に、無言を貫いていた口を開いた。
「捜査員さん、ここが捜査員さんが入るベッドだぜ」
「今日から毎日、このベッドで淫乱肉奴隷になれるよう調教してやっからな。他のベッドにいる先輩奴隷達に負けないくらいの立派な商品になれるよう、しっかり頑張るんだぞ?」
「や……えや……っ!」
愉快色に染まった声で男達がベッドだと告げたそれは、薄桃色をした小さな触手が内側にびっしりと敷き詰められた棺だ。とてもベッドとは呼べない悍ましい棺に入れられたら、間違い無く地獄が待っている。周囲に幾つも並んで置かれている、蓋を閉じられた全く同じ棺の内部から目隠しの向こうから聞こえていた淫らな絶叫が発せられている事実を認識した男は、捜査員としての誇りも忘れて心の底から恐怖し、ギャグボールを装着された口で拒絶の意思を紡ぎながら一層激しく縄を軋ませて身を暴れさせた。
もちろん、捜査員の拒絶と暴れは無駄以外の何物でもない。罪無き男を理不尽に捕らえ淫欲に溺れた奴隷に躾けて売り飛ばす非道な組織に所属する男達は、捜査員の怯え切った拒絶を嘲笑い諦め悪く逃れようと試みる裸体の動きを数人がかりで易々と制しながら抗えぬ捜査員を自分達がベッドと言い張る淫獄の棺へと仰向けに放り込み、更なる残酷な事実を伝えつつ内側に隙間無く触手があてがわれた蓋を捜査員入りの棺に被せていく。
「最初は嫌がってても、すぐに良くなるぜ? 何せこのベッドは、捜査員さんが調べてた媚薬を染み出させながら全身を嬲ってくれる優れ物だからな」
「んぅぅぅぅっ!?」
「安心しなよ。染み出させるのは原液じゃなくて数百倍に薄めた媚薬だ。絶対に壊しはせずに堪らない快楽を全身に注ぎ込んでくれる最高のベッドだから、捜査員さんは何も心配せずに理性とプライドを無くした淫乱肉奴隷になれるよ。良かったね」
「やぁぁ! あうえへっ! らひへっ!! えやぁぁぁぁぁっ!!」
ギャグボールに塞がれた口で喉が破れんばかりに放たれる許しを請う捜査員の声を無視しながら蓋を被せ、十数個の鍵を施して厳重に捜査員をベッドという名の残忍な棺にしまい込んだ男達は、救いを求めて喚き縄塗れの裸体を動かして触手だらけの蓋に弱々しい体当たりを繰り返す無様な捜査員を味わいながら棺の機構を作動させ、捜査員を先に捕らえた男達と同じ薄めた媚薬と身体中をいたぶる触手を用いた逃げ場の無い苛烈な快楽責めに追いやり、発せられ始めた捜査員の嬌声を背にその場を去って行った。
「んみゅぅぅぅぅーっ!? あぉっ、えうぅぅ! はぎゅっ、ひぎゅぉぉぉぉぉっ!!」
「捜査員さん、また明日な」
「俺達が明日来るまで、思う存分最高のベッドの寝心地を堪能しててくれよ」
聞こえはしないことを分かった上で別れを口にした男達が、他の棺に入れられている男達の声を愉しみながら歩き去ってしまったことなど知る由も無い捜査員は、縄拘束を与えられ快楽を散らす行動すらも満足に取れなくされた裸体を棺の中で苦しげに痙攣させ、表面に薄めた媚薬を滲ませつつ身体中をまんべんなく嬲り倒す触手達に断続的な絶頂へと押し上げられ棺の中で休み無い射精へと導かれながら、同じ棺に閉じ込められ同じ淫獄に狂わされる者達しかいない空間に、出してくれの意思を乗せた懇願の唸りを哀しく無意味に響き渡らせていた。
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