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悪達は悶え狂う赤を堪能する

2020.11.27.Fri.21:00
寒風吹きすさぶ冬の山奥に、異様な物体が置き去りにされていた。
それは土の地面にしっかりと固定されたブルーシートの上にある、赤色の物体。幾本もの黒い革ベルトによって全体を緩み無く締め上げられ、抱き枕のような形状を持ち、柔らかな感触を有し……絶えずもぞもぞと苦しげに蠢いている物体だ。
放置されたブルーシートの上で休み無くのたうち回っている赤色の物体。自身を圧迫するベルト達が軋む音を立てながら、苦悶から逃れたいと願うように転げ回る哀れな赤の物体。そんな滑稽な物体を作り出し、山奥に建てた隠れ家前の空間にほったらかしにしていた男達は無意味に青の上で転がり続ける赤を隠れ家の窓から思い思いに眺めつつ示し合わせた時刻に外へと出ると、協力して赤に施したベルト達を外し、悶える物体に存在するファスナーに掛けた南京錠を解き、ファスナーを下ろして数時間ぶりに赤に閉じ込めた者達を外気に触れさせてやった。

「捜査員さん達、調子はどうだい?」
「お仲間と一緒にふかふかなクッションに閉じ込められる時間は、愉しんでもらえたかな?」
「んぅ、むぐぅぅ……っ!」
「ふぅ、むぶぅっ……!!」

長時間暗闇に押し込まれ、冬の弱い日差しに目を眩ませられながらも、捜査員と呼ばれた男達は鋭い視線を作って自分達を苦しめて愉しんでいる男達を睨み付け、黒色をした強力な粘着テープで栓を施された口で怒り色の唸りを漏らす。
左右の手首同士と二の腕同士を縄に縛られ手首と肘の間の部分を縄で腹部へと括り付けられた腕をもがかせながら、左右の足首と太もも同士を縄に結合された足を力無く揺らしながら、捜査員達は閉じ込められたクッション内に蓄積したお互いの熱と匂いによって憔悴させられた汗塗れの裸体を撫でる山の風の冷たさも意に介すこと無く憎むべき悪に所属する男達に向かって反抗の感情をぶつけている。
凝縮された二人分の匂いを撒き散らし、剥き出しにさせられた男根を無様に揺らしながら強気な態度を示す捜査員達。敵である悪に攫われ、縄とテープに自由と言葉を取り上げられている状況でありながら気落ちすること無く正義の意思を保ち、疲弊させられた裸体をよじらせつつ怒気を乗せた声を飛ばす気丈な捜査員達。その、まだまだ余裕のある二人の様子を目にして残忍に微笑んだ悪の男達は、お互いに目で合図をしてあらかじめ準備していた苦悶の上乗せを無言で決定し、逆らえない捜査員達に何の躊躇いも無く追加の拘束を与え始めた。

「どうやら、あんまり愉しんでもらえなかったみたいだね。なら、もっともっと愉しめるようにしてあげよう」
「さ、捜査員さん達。顔を上げなさい」
「んむっ!? むぐぅぅんっ!」
「も、おぉぉっ……!!」

追い打ちの拘束を拒もうにも、手足を縛められた裸体では拒めない。髪を乱暴に鷲掴みにされて頭部を持ち上げさせられても、正体不明の液体で湿った白布を何枚も用いてテープを貼られた口と唯一の呼吸孔となった鼻を窮屈に圧迫されても、捜査員達は頭皮に走る痛みに呻き二重三重に施される白布の猿轡を為す術無く受け入れさせられるしか無い。
しっかりと白布を顔に巻き付け終えた男達が荒々しく髪を離して頭部をクッションへと落とし、絶望の事実を伝えつつ再びクッションのファスナーを閉め始めても、あらゆる行動に制限を加えられた捜査員達は足掻く裸体をクッション内へと押し込まれながら、先程以上の苦悶が待ち受けている置き去りの状況へと追いやられるしか無いのだ。

「そんじゃお二人さん、また後でね。自分達が調べてた媚薬をたっぷり嗅ぎながら、良い子に悶え苦しんでるんだよ?」
「我慢出来なかったら、二人で仲良く勃起チ○コ擦り付け合って気持ち良くなって良いからな? 好きなだけ射精しまくって、クッションの中を愉しむんだぞー?」
「ふぐぅぅっ! むー! んむぅぅぅっ!!」
「んっんぅ! むぐっ……んもぉぉぉっ!!」

鼻呼吸によって吸入させられた媚薬の効果に抗えず勃起させられ始めた男根を跳ねさせ、抑えきれぬ恐怖に歪んだ表情を悪達に晒しながらやめてくれの思いを込めた悲鳴を発し、縛られた裸体をなりふり構わずによじらせて迫り来る地獄からの脱出を欲する捜査員達の哀願を無視し抵抗をやすやすと制しながらクッションのファスナーを閉じきって南京錠を掛け直すと、非道な悪達は二人を詰め込んだ赤のクッションを再度ベルト達で圧迫し、お互いの熱のみならず湧き上がり続ける媚薬由来の発情に悶絶する惨めな捜査員達を作り出した上で隠れ家内へと戻り、冷える冬の屋外で淫猥な熱に悶え苦しむ二人を入れた赤が見せる身悶えとクッションに吸われ窓に遮られていても聞こえてくる淫欲に狂いゆく鳴き声を思う存分、それぞれの私室でくつろぎながら堪能し続けていた。






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