少年は仲間達の悲鳴を聞きつつ抗えぬ睡魔に溺れる
2020.11.25.Wed.21:00
口に太く短い棒を噛ませて言葉を封じた上で鼻から下を隙間無く覆い尽くす、赤色をした窮屈なラバースーツ。厚くあしらったラバーを用いて手を包み込むことで指の使用を禁じ、背中で左右の腕を一まとめにして締め付ける機構を使って腕の自由を奪い抵抗の手段を大きく削り落とす拘束のためだけに作られた残酷なラバースーツ。
それを没収された衣服の代わりと言わんばかりに裸体へと着せられ言葉と身動きを大きく制限されてしまった哀れな少年は、自分を捕らえた男達の命令に逆らうことも許されぬまま床と一体化しているルームランナーの上を休み無く歩かされていた。
全ては、共に捕らわれた仲間達の苦悶を和らげるため。ルームランナーの始点の向こうに置かれた檻の中に閉じ込められている青、黄、緑、黒のラバースーツに裸体を拘束された四人の仲間を襲う責め苦を、わずかでも緩い物へと引き下げさせるためだ。
赤のラバースーツを与えられた少年とは仕様の違うラバースーツに裸体を縛められ腕のみならず足をも一つにまとめられてしまった四人の少年は、スーツ内に仕込まれた薄い機械によって左右の乳首と男根、そして尻の谷間を絶え間無い振動で嬲られている。その振動を弱めさせるには、赤のラバースーツを施された少年が拘束を加えられていない足を酷使してルームランナーの前へと移動するしか無い。もしほんの少しでも足をとめてルームランナーの後ろへと運ばれたら、周囲に取り付けられたセンサーがそれを察知して四人のスーツに仕込まれた機械が責めを強め淫らな弱点を激しくいたぶってしまう。仮にルームランナーから許可無く下りようものなら、檻にいる四人とルームランナーの上にいる一人の少年を監視している残忍な男達の手で、無慈悲で苛烈なお仕置きを連帯責任で叩き込まれてしまう。
一切の選択肢を潰された哀れな少年にはもう、しゃべることと手を使うことを不可能にされた肉体を動かし、仲間達のために歩き続ける以外の道は残されていない。通気性が皆無であるラバー製のスーツ内に溜まる自らの汗と熱気に苛まれ意識が朦朧としても、休憩を認められない少年は檻の中で惨めにイき狂わされている仲間達の物とは意味の違うくぐもった苦悶の声を放ちながら、嘲笑を込めた言葉の刃をあらゆる方向から飛ばしてくる残酷な男達の指示に従って仲間達の苦しみを弱らせるための歩行をし続けることしか出来はしないのだ。
「ヒーロー君? 足がガクガク震えてんぜ? このままじゃ大事な大事なお友達が今よりもっと無様にイきまくらされちゃうよー?」
「俺達の邪魔してた時の強気さは何処行ったんだ? ん? みっともなく鼻鳴らしてねーで、リーダーらしく仲間を助けてやれよ、ヒーロー君?」
「むぐっ、んむっ、むふぅぅ……っ!」
心の底から憎んでいた悪の組織の構成員達がぶつけてくる言葉に、怒りを募らせる余裕は無い。長時間に及ぶ強制歩行の疲労に苦しみ、歩行で火照らされた自らの肉体の熱で憔悴させられ、唯一の呼吸孔となった鼻をなりふり構わずにプスプスと間抜けに鳴らしても追い付かない程の息苦しさに追い詰められる少年は、檻の中にいる仲間達が快楽に喘ぎながら放つ自分を心配し男達に許しを請う絶叫も認識出来ぬまま、痙攣する足で歩き続けている。
「ふぅ、んふっ、うぐ、もぉぉ……っ!」
いつまで歩き続ければ良いのだろうという考えも浮かばないくらいに心と身体を擦り減らされ、男達に剥ぎ取られた自身のヒーロースーツの色に合わせて作られた赤のラバースーツが耳障りに立てる擦れ合う音に屈辱を掻き立てられる気力さえも無くし、少年は大量の汗を分泌しながらただただ無心でルームランナーの上を歩いている。その歩みの速度が疲れに比例して著しく遅くなっていることも分からぬまま、仲間達をいたぶる機械達の快楽責めが強まり檻から発せられる淫らな絶叫が余裕を無くした悲痛な物へと変化していることにも気付けぬまま少年は惰性で足を前に運び続け、とうとう強制的に歩行が終了となる瞬間を迎えてしまった。
「んぐっ……?」
無自覚でルームランナーの終点へと移動させられていた少年の肉体が足を踏み外し、ルームランナーの後ろに開けられていた床のくぼみへと落下する。あらかじめくぼみの存在を伝えられていたというのに疲れ切った少年は状況を把握出来ないまま重力に任せて落ちていき、視界から消えたリーダーを目にして絶望の叫びを上げる四人の声を耳にしながらくぼみの底に敷かれていた柔らかなクッションに身を沈み込ませた。
その直後に、男達が嬉々として罰を宣言し始める。認識する思考能力がもう失われていることを承知でくぼみの中にいる少年にも聞こえるよう大声を放ち、男達が口と手足をラバースーツに制限され檻に詰め込まれた逃げ場の無い四人の少年ヒーロー達に向かって、淫猥な地獄の開始を愉しげに告げる。
「はい残念。リーダー君が落ちちまったからお前らには罰ゲームだよ」
「今お前らをよがり鳴かせている機械を全部最強の振動にして、気絶しても許さずにイき狂わせてやるからな?」
「恨むんなら、俺達に楯突いた自分達と、落ちちまったリーダー君を恨むんだぞ? 分かったな?」
「んぅぅぅーっ!? むぅ、ぐふぅぅっ!!」
「あぅ、えぁぁぁっ!! あぇ、ぶっ、おぅぅぅぅっ!!」
遠くから聞こえてくる男達の冷酷な声と、誇りを捨てて閉ざされた口で助けを求める仲間達の絶叫を聞きながらも体力を根こそぎ削り落とされた少年は自分を受け止めたふかふかのクッションが掻き立てる睡魔に溺れていき、淫らに悶絶する仲間達の痛々しい悲鳴を耳にしながら、苦しみの存在しない安らかな眠りの世界へと抗えずに誘われていくのだった。
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それを没収された衣服の代わりと言わんばかりに裸体へと着せられ言葉と身動きを大きく制限されてしまった哀れな少年は、自分を捕らえた男達の命令に逆らうことも許されぬまま床と一体化しているルームランナーの上を休み無く歩かされていた。
全ては、共に捕らわれた仲間達の苦悶を和らげるため。ルームランナーの始点の向こうに置かれた檻の中に閉じ込められている青、黄、緑、黒のラバースーツに裸体を拘束された四人の仲間を襲う責め苦を、わずかでも緩い物へと引き下げさせるためだ。
赤のラバースーツを与えられた少年とは仕様の違うラバースーツに裸体を縛められ腕のみならず足をも一つにまとめられてしまった四人の少年は、スーツ内に仕込まれた薄い機械によって左右の乳首と男根、そして尻の谷間を絶え間無い振動で嬲られている。その振動を弱めさせるには、赤のラバースーツを施された少年が拘束を加えられていない足を酷使してルームランナーの前へと移動するしか無い。もしほんの少しでも足をとめてルームランナーの後ろへと運ばれたら、周囲に取り付けられたセンサーがそれを察知して四人のスーツに仕込まれた機械が責めを強め淫らな弱点を激しくいたぶってしまう。仮にルームランナーから許可無く下りようものなら、檻にいる四人とルームランナーの上にいる一人の少年を監視している残忍な男達の手で、無慈悲で苛烈なお仕置きを連帯責任で叩き込まれてしまう。
一切の選択肢を潰された哀れな少年にはもう、しゃべることと手を使うことを不可能にされた肉体を動かし、仲間達のために歩き続ける以外の道は残されていない。通気性が皆無であるラバー製のスーツ内に溜まる自らの汗と熱気に苛まれ意識が朦朧としても、休憩を認められない少年は檻の中で惨めにイき狂わされている仲間達の物とは意味の違うくぐもった苦悶の声を放ちながら、嘲笑を込めた言葉の刃をあらゆる方向から飛ばしてくる残酷な男達の指示に従って仲間達の苦しみを弱らせるための歩行をし続けることしか出来はしないのだ。
「ヒーロー君? 足がガクガク震えてんぜ? このままじゃ大事な大事なお友達が今よりもっと無様にイきまくらされちゃうよー?」
「俺達の邪魔してた時の強気さは何処行ったんだ? ん? みっともなく鼻鳴らしてねーで、リーダーらしく仲間を助けてやれよ、ヒーロー君?」
「むぐっ、んむっ、むふぅぅ……っ!」
心の底から憎んでいた悪の組織の構成員達がぶつけてくる言葉に、怒りを募らせる余裕は無い。長時間に及ぶ強制歩行の疲労に苦しみ、歩行で火照らされた自らの肉体の熱で憔悴させられ、唯一の呼吸孔となった鼻をなりふり構わずにプスプスと間抜けに鳴らしても追い付かない程の息苦しさに追い詰められる少年は、檻の中にいる仲間達が快楽に喘ぎながら放つ自分を心配し男達に許しを請う絶叫も認識出来ぬまま、痙攣する足で歩き続けている。
「ふぅ、んふっ、うぐ、もぉぉ……っ!」
いつまで歩き続ければ良いのだろうという考えも浮かばないくらいに心と身体を擦り減らされ、男達に剥ぎ取られた自身のヒーロースーツの色に合わせて作られた赤のラバースーツが耳障りに立てる擦れ合う音に屈辱を掻き立てられる気力さえも無くし、少年は大量の汗を分泌しながらただただ無心でルームランナーの上を歩いている。その歩みの速度が疲れに比例して著しく遅くなっていることも分からぬまま、仲間達をいたぶる機械達の快楽責めが強まり檻から発せられる淫らな絶叫が余裕を無くした悲痛な物へと変化していることにも気付けぬまま少年は惰性で足を前に運び続け、とうとう強制的に歩行が終了となる瞬間を迎えてしまった。
「んぐっ……?」
無自覚でルームランナーの終点へと移動させられていた少年の肉体が足を踏み外し、ルームランナーの後ろに開けられていた床のくぼみへと落下する。あらかじめくぼみの存在を伝えられていたというのに疲れ切った少年は状況を把握出来ないまま重力に任せて落ちていき、視界から消えたリーダーを目にして絶望の叫びを上げる四人の声を耳にしながらくぼみの底に敷かれていた柔らかなクッションに身を沈み込ませた。
その直後に、男達が嬉々として罰を宣言し始める。認識する思考能力がもう失われていることを承知でくぼみの中にいる少年にも聞こえるよう大声を放ち、男達が口と手足をラバースーツに制限され檻に詰め込まれた逃げ場の無い四人の少年ヒーロー達に向かって、淫猥な地獄の開始を愉しげに告げる。
「はい残念。リーダー君が落ちちまったからお前らには罰ゲームだよ」
「今お前らをよがり鳴かせている機械を全部最強の振動にして、気絶しても許さずにイき狂わせてやるからな?」
「恨むんなら、俺達に楯突いた自分達と、落ちちまったリーダー君を恨むんだぞ? 分かったな?」
「んぅぅぅーっ!? むぅ、ぐふぅぅっ!!」
「あぅ、えぁぁぁっ!! あぇ、ぶっ、おぅぅぅぅっ!!」
遠くから聞こえてくる男達の冷酷な声と、誇りを捨てて閉ざされた口で助けを求める仲間達の絶叫を聞きながらも体力を根こそぎ削り落とされた少年は自分を受け止めたふかふかのクッションが掻き立てる睡魔に溺れていき、淫らに悶絶する仲間達の痛々しい悲鳴を耳にしながら、苦しみの存在しない安らかな眠りの世界へと抗えずに誘われていくのだった。
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