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潰された青年は不完全な絶頂に悶え鳴く

2020.11.02.Mon.21:00
家具が一切置かれていない殺風景な部屋に立ち入った青年は、前触れ無く高速で下りてきた天井と床の間に逃げる間も無く全身を挟み込まれてしまった。普通であれば、その時点で青年は命を落としていただろう。潜入した部屋に罠が張られていたことを認識することも叶わず、スパイとして生きる道を選んだことを後悔する暇さえ得られぬまま、青年はこの世に別れを告げていただろう。
しかし、青年は生きていた。自分自身のスパイの技術を用いてではなく、自身を押し潰した天井と床に仕込まれた敵の技術によって、青年は望まぬ形で命を繋がされていた。青年スパイは身体を見た目そのままに平面化させられ、厚みを取り上げられた状況で生きながらえさせられていたのだ。
全身をまんべんなく潰され、まるで紙に描かれているかのような薄っぺらな姿にされた。そんな哀れな青年スパイは、変わり果てた自分の元に訪れた敵の男達の手で潰された際に肉体から分離した衣服と道具をどうすることも出来ずに全て没収され、情けない状態となった薄い裸体を動かしての逃走も行えないよう両手両足に重い木箱を乗せられ自由を更に奪われた。
ただ重い箱を手足に置かれただけ。それだけなのに、手足は全く動かせない。どんなに力を込めても床にぴったりとくっつけさせられている仰向けの裸体は箱を振り払えず、醜悪な笑みを浮かべた男達の嘲りの視線が集中しているぺらぺらの男根を隠すことも許されない。
常識から大きくかけ離れた改造を加えられ、ありとあらゆる行動に制限を与えられた無様な青年スパイ。見せかけの反抗を示す気力も無くし、厚みを没収されたせいで舌を噛み切って屈辱から逃れることも出来ない口で元に戻してくれと懇願する惨めな青年スパイ。そんな滑稽な青年スパイを存分に眺め、堪能し、平たくされた裸体を怯えで震わせながら無意味に助けを望む様子を味わった男達は、誇りを捨てて請う青年を鼻で笑いながら協力して新たな箱を運び、手足の物とは重さも材質も違う機械仕掛けの箱を青年の無防備な男根の上に下ろすと、何の躊躇いも無くその機械の箱の機構を作動させて部屋を立ち去ってしまった。
非道な男達は残忍な改造を施して捕らえた青年スパイの男根に容赦の無い辱めと苦悶をあてがった上で青年を一人きりで放置し、縋る相手さえもいない状態で青年を甘く淫猥な地獄に、絶頂を極めることさえも認めない快楽の地獄に叩き堕としてしまったのだ。

「あぉっ、んぉぉぉっ! はひっ、んひぃぃぃんっ!」

男根の上に置かれた箱が逃げ場の無い男根に向かって絶え間無く特殊な電波を飛ばし、意に染まぬ快楽を注ぎ込む。その快楽に嬲られている青年スパイはみっともない嬌声を上げながら平面の裸体を痙攣させ、何度も何度も肉体を上り詰めさせられていく。
けれど、青年の男根は射精には至れない。平たく潰され、通常の男根とは別物の形状となった青年スパイの男根は幾ら快楽を流し込まれ絶頂へと追いやられても精液の放出を行えず、射精という区切りに辿り着けない青年は何処までも何処までも快楽を増幅させられながら、終わりの見えない不完全な絶頂地獄によがり狂わされるしか無いのだ。

「あぁっ、んあぁぁっ! も、やらぁぁっ! もどじでっ、イかぜでっ! しゃせー! しゃせーざぜでぇぇぇっ!!」

木箱を乗せられた手足を苦しげに揺らし、裸体を床の上で痛々しく跳ねさせながら元の肉体と射精をねだる叫びを放つ青年の悲痛な願いは誰にも届くことは無く、部屋には作り変えられた青年スパイが崩壊に向かう悲鳴と、青年スパイを崩壊へと導く機械制の箱の駆動音と、薄い肉体が力無く床を叩く音が完全な崩壊の時が訪れる時まで虚しく、哀しく、鳴り続けていた。






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