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誇りを捨てたおねだりは無慈悲にも無視を決め込まれる

2020.10.12.Mon.21:00
ヴッ、ヴッ、ヴッ。等間隔で小休止を挟みながら、幾つもの機械が振動を繰り返し行っている。
裸体に剥かれた男の左右の乳首をきつく挟み込んでいる機械が、剥き出しの男根に巻き付けられた黒革のベルトに取り付けられている機械が、男の左右の睾丸を包み込んでいる袋状の革の器具に内蔵された薄い機械が、男の尻穴に挿入され空気を送り込むことによって腸内で膨らまされた機械が、全く同じタイミングで震え、休み、男に望まぬ快楽を注いで甘く苦しめている。
その淫らな責めから抜け出したいと願っても、手足に拘束具を施された男の裸体は自身の淫猥な弱点に固定された機械達を毟り取りたくても毟り取れない。地下室の天井から長い鎖で吊るされた黒革の枷を左右の手首に嵌められ、床に打ち付けられた金具から伸びた短い鎖の先にある枷を足首に装着された男の身体は機械どころか視界を遮る黒革の目隠しと口を塞ぐ黒い棒状の枷を振り払うことも叶わない。
あらゆる形で自由を取り上げられ、地下室の中央で立ったままの裸体を上下に引き延ばされた哀れな男。そんな男はもはや、機械が絶え間無く送り込んでくる悦楽にただただ悶え狂わされるしか無い。決して絶頂には辿り着けない弱い悦楽を味わわせ続ける機械がもたらす達することも萎えることも許されない生殺しの地獄によって、男は思考と肉体を淫蕩に蝕まれていくことしか出来はしないのだ。

「んっ、んっ、んぐっ、うぅっ」

苦悶からの脱出を求めて身をもがかせる気力さえも削り落とされた男は、機械達の小刻みな振動に合わせてくぐもった唸りを漏らしながら汗に塗れた裸体をもどかしげにくねらせている。手足をじたばたと暴れさせ鎖と枷の金具を鳴らしての足掻きを試みる思考を射精欲に飲み込まれた男は、無意識に情けなく腰を振って限界まで張り詰めた男根を揺らし、精液の放出を欲する意思を身体全てで悲痛に表現している。

「んむっ、むぅ、んぐぅっ」

長時間に渡って足りない刺激で苛まれた男の頭の中は、どこもかしこも射精への渇望で埋め尽くされている。
悪を憎む正義の思考は、もう欠片も残されてはいない。刑事である自分を拉致して自由を奪い快感を用いて辱めている悪人達への怒りも残さず蕩け落ち、男は刑事としての誇りを捨て去った必死な射精のおねだりを目隠しの向こうにいる悪人達に向かって一生懸命に発している。
刑事の心は、快楽と射精欲に屈している。何処にも逃れられぬ裸体は内側を駆け巡る溜まる一方の熱に炙られ、男根の硬度を更に高めながら射精を求めて発情に発情を重ねていく。
そうして際限の無い発情に嬲られ、逃げ場の無い自らの射精欲に理性を壊されていく刑事を取り囲む形で何も言わず眺めていた悪の男達は、醜悪な笑みでお互いを見ながらうなずき合い、刑事のおねだりへの無視を決めた。
まだまだ、刑事には余裕がある。こちらへの哀願が行えるだけの思考能力がある。その余裕と思考が失われ、本能を剥き出しにした誰に寄せるでもない半狂乱になっての懇願を見せ始めた時が機械の駆動を強め、射精したくても出来ない地獄を終わり無い射精に喘ぐ絶頂地獄に置き換える時だ。その認識を共有した残酷な男達は、我を忘れ尊厳をかなぐり捨ててさらけ出される射精へのおねだりを無反応でやり過ごし、刑事を絶望に浸らせながら心と身体が淫らに崩壊するまでの様子を新たな興奮を募らせつつ観察し始めた。

「んふっ、むふっ、んっ、むぅぅっ!」

こんなにもイきたいのに、イかせてもらえない。これだけ誇りを捨て、屈辱を受け入れてのおねだりを見せているのに、目隠し越しでも分かる程に好奇と嘲笑の視線を突き刺してくる自分を弄ぶ悪達は一切の慈悲を与えてくれない。
その事実に打ちひしがれながら、刑事は弱い振動を繰り返す機械達の責めでじわじわと心と身体を擦り減らされ、憎んでいた悪達に惨めな身悶えと無様なおねだりを見せ付けつつ、屈辱や恥辱を感じる余裕も無い程射精欲に支配された状態へと、追い詰められていくのだった。






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