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憔悴した青年は更なる淫獄を添えて柱へと飾られる

2020.10.07.Wed.21:00
青年の左右の手は、握り拳の状態から抜け出せないようにと黒色のガムテープを厳重に巻き付けられ指の動きを完全に封じられてしまった。この手では、口に貼り付けられた言葉を奪うガムテープを剥がしたくても剥がせない。左右の足首とすね、そして太もも同士を短く結合し拘束を施している足の縄を解きたくても解けない。そして何より、尻穴の奥深くに押し込まれたアナルバイブを抜け落ちないように固定している縄も、男根の根本と幹をきつく締め上げ射精を禁じている黒革で作られた三本のベルトも外せない。
自由を取り上げられ、淫らな苦悶から逃れる術をも奪い取られた哀れな青年。そんな青年は今、スイッチを入れられ荒々しい首振りを始めたバイブがもたらす腸壁への甘い殴り付けに容赦無く嬲られながら、縛られた足での移動を強いられていた。
それは、左右の手首を強く掴む二人の男の力に屈して前へと進まされる苦悶と屈辱に満ちた移動。わずかに左右を離すことさえも出来ない足でぴょんぴょんと跳ねさせられながら男達の思い通りに連行される、心と身体を無慈悲に擦り減らす残酷な移動だ。

「んむっ、むぅぅ! ふぅ、ふぐっ、ぶぅぅっ!」

乱暴に掴んだ手首を引く男達に逆らう方法など一つも残されていない青年は、尻穴を嬲るバイブの快楽で震える足に力を込めて前方向に飛び跳ねさせられ続けている。その跳ねの度に、全身から噴き出た汗が周囲に撒き散らされる、尻穴を蹂躙するバイブが大きく揺れ更なる快楽と苦痛を味わわせてくる。射精したくても射精させてもらえないパンパンに張り詰めた男根が自身を圧迫するベルト達を軋ませながら情けなく上下左右にぶるぶると踊る。
絶えず捕らわれた事実を再認識させる苦しい移動を強いられ、休み無い恥辱と屈辱に苛まれている青年はもはや限界だ。
疲弊しきった青年の足はもう、痙攣を抑えることも叶わず男達に無理矢理手首を引かれても飛び跳ねるのが困難な程に憔悴させられている。不自由な移動と望まぬ快楽、加えて逃げ場の無い溜まる一方の射精欲に責め立てられた青年はもう、反抗の態度はおろか哀願の呻きを発することも出来ないくらいに気力と体力を削られており、ただただ悶え苦しみながらおぼつかない飛び跳ねを披露するのみの状況に陥っている。
これ以上移動を続けさせても愉しめはしない。無意味な消耗をさせるだけだ。青年の様子を眺めてそう判断した男達は、不意に青年を連行する手の動きを変化させた。男達は小さく目で合図をすると、掴んだ青年の手首を近くの柱に向かって引っ張り、青年の背を柱に密着させ、柱の裏側に運んだ青年の左右の手首をズボンのポケットにねじ込んでおいた縄で素早く縛り上げてしまったのだ。

「んうぅ!? んぐっ、むぐぅぅ!」

跳ばされながらの移動が突然に終了したことへの安堵を抱く暇も無い速さですでに指を使えなくされていた手の動きを更に制限された青年は、まだ駆動を続けているバイブの責めに悶絶しつつ手首同士を繋ぐ縄を解こうともがく。そうして無駄なもがきを見せる青年を残酷に嘲笑いながら、イきたいイきたいと喚いている男根を滑稽に揺らして縄との格闘を繰り返す青年を鑑賞して醜悪な笑みを浮かべながら、男達は青年に追加の縄拘束を嬉々として結わえ付けていく。もちろん、青年に拒む手段は無い。青年は為す術無く、疲れ切った汗塗れの裸体を柱へと厳重に括り付けられていく。
元々足を縛っていた縄に新たな縄を結わえられ、柱に繋がれてしまった青年の足は苦しみを味わう飛び跳ねも不可能な状態へと追いやられてしまった。手首のみならず二の腕同士も縛られ、胸部から腹部にかけてを縄で緩み無く柱に縫い付けられた青年の上半身は、男根を責め立てる解放されない射精欲を誤魔化すための身悶えも禁じられてしまった。更に、駄目押しとばかりに頭部に縄を与えられ柱に固定された青年は、めちゃくちゃに頭を振り乱して淫らな地獄を紛らわすことさえも出来なくされ、全ての逃げ道を遮られてしまった。
もう、自分は腸内を掻き毟るバイブの刺激に翻弄されるしかない。無様な射精にも至れぬまま、不完全な絶頂に狂わされるしかない。それに気付き戦慄する青年の強ばった表情を至近距離で堪能し笑みの黒さを濃くした男達は、胸ポケットに入れていたバイブのリモコンを操作してより苛烈な肛虐を青年に注ぎ込みつつ、射精を許されない可哀想な男根を意地悪く手で撫で回しながら言った。

「んじゃ、スパイ君。たっぷりと苦しみながらゆっくり休むんだぞ?」
「皆にみっともなく悶えるところを見てもらいながら、次のお仕置きに向けて体力を回復させておけよ? 分かったな?」
「みゅぅぅぅーっ!! んぐっ……ふぐぅぅっ!? むぎゅぅぅぅぅっ!!」

強まったバイブの駆動にいたぶられながら、青年スパイは背を向けて去る男達に救いを求めて絶叫を飛ばす。その絶叫の最中に自分が縛り付けられた柱が部屋の中にある物ではなく廊下にある物だと気付き、廊下を通り過ぎながら好奇の視線を向ける自分を捕らえた組織の構成員達を目にした青年は男達に向けていた哀願の叫びを辱めを嫌がる悲鳴に変化させながら縄で柱に飾られた裸体を痛々しく痙攣させ、早くも一回目の絶頂を、移動を強制されていた時よりも残忍な淫獄の入り口となる絶頂を迎え、三本のベルトに締め上げられた男根を哀しく、虚しくビクビクと跳ねさせていた。






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