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淫欲に溺れ男は枕の上で腰を振る

2020.09.25.Fri.21:00
衣服を奪い取られた裸体に拘束を施され、ありとあらゆる行動に制限を加えられる監禁生活が始まってから何週間が経過したのだろう。自身が勤めていた会社の悪事に気付き、告発のための情報を集めている最中に社長である男の部下に捕らえられ、助けの来ない男の邸宅の地下室へと運び込まれてから、どれくらいの日にちが過ぎたのだろう。
正確な日数を数えることをやめ、自力での脱出を諦めた男は今日も、身動きの取れない裸体をベッドの上で大人しく寝転がらせていた。黒革の目隠しの下で切なげに眉根を寄せ、黒革の本体に輪状の金属が取り付けられた枷によって閉じることを禁じられた口から飲み込めない唾液を零し、背中で左右の手首と二の腕を革ベルトに縛られ手首と肘の間の部分を腹部へと括り付けられた腕が痛まないよう左側を下にした体勢でベッドに横になりながら、男は指を使えなくさせる鍵付きの黒い手袋の中で握り拳を強いられた手を暴れさせることもせずに、食事に混ぜられていた媚薬で無理矢理に勃起させられた男根と連日の辱めで雌の悦びを叩き込まれ性器へと作り変えられた尻穴を襲う疼きに為す術無く苛まれていた。

「あぁ……は、あぁっ……!」

開きっぱなしの口から荒く乱れた呼吸を繰り返しつつ、男は自由を取り上げられた裸体をもぞもぞとよじらせて湧き上がる淫欲を少しでも散らそうと試みる。だが、どうにかして意識を逸らさなければと考えれば考える程、快楽を得たいという衝動は際限無く膨らみ、男の思考を甘く残酷に蝕んでくる。
刺激を欲しがってはしたなく収縮している尻穴を、めちゃくちゃに擦りたい。限界まで張り詰め射精を求めて絶えず脈打っている男根を責め、幸福に満ちた絶頂に至りたい。

「うあぁっ! あぉ、んあおぉっ……!!」

全身を駆け巡る自らの欲望に追い詰められ、数時間耐え続けた男の心が屈服を迎えようとする。不自由な裸体を動かしてベッドに男根を夢中で擦り付け、枕にまたがって腰を振り尻穴を責め立てたい。以前にそれを行ったせいで勝手に快感を得た罰として無慈悲なお仕置きを長時間に渡って与えられたことも忘れて、男が肥大化する欲望に溺れ始める。
もう、我慢出来ない。心で悲鳴を上げ、言葉を封じられた口で切羽詰まった唸りを発した男は、己を急き立てる欲に従って自分を拉致し支配している社長に禁じられていた自慰行為に耽ろうと唯一拘束を加えられていない足を使ってベッドの上で身体を起こす。
まずは、尻穴に快楽が欲しい。男根よりも、雌にされた尻穴を苦しめる刺激への渇望を解消したい。その願いを叶えるために、男は何も見えぬ裸体を酷使し、目隠しを装着される前の記憶と伸ばした足の触覚を用いて枕を探し当てると、そのまま何の迷いも無くそれにまたがり、甘い至福をねだる心のままに腰を前後にくねらせて、柔らかな枕で疼きに疼いていた尻穴をにちゅにちゅと摩擦し始めた。

「あぉっ、んまぉぉっ! あえっ、えぅっ、あぉぉんっ!」

気持ち良い。一瞬でその感情に思考と心を埋め尽くされた男は、全てを忘れ去って身をくねらせ尻穴に注ぎ込まれる淫らな幸せに浸り出す。
会社の悪事を許すわけにはいかないと一人きりで反抗した正義感はもう、どこにも無い。捕まった状況を把握しても絶望や恐怖を一切抱かずそこから抜け出そうと裸体を足掻かせていた姿はもう、欠片も見えない。今ここにいるのは、調教で淫猥に壊された哀れな男だけ。理性を崩され、正気を削り落とされ、自分を飼育している社長がとっくに地下室に戻ってきていることも社長の手が枕をこっそりと近くに運び無様な自慰の後押しをしたことにも全く気付けないくらいに心と身体を発情で憔悴させられ、淫欲に逆らえなくなった惨めな男だけだ。

「あーっ! あぉっ、はおぉぉっ! えっ、えぅっ、えぉ、あぉぉぉっ!」

一心不乱に腰を揺らめかせ、ふかふかの枕が尻穴を揉み込む緩い刺激のみで射精へと上り詰めていく愉快な男の様子を目にして微笑みながら、残酷な社長の男は自分の足元を掬おうとした愚かな男が淫蕩によがり狂う様に優越感を募らせつつ、許可無き自慰に耽ったことを咎めるお仕置きを告げるタイミングを、もうすぐ訪れる一回目の射精の直後にするか、男が思う存分射精を繰り返しもう射精したくても出来ない状態となった時にするかと、冷酷に思案を巡らせていた。






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