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ヒーロー達は家族を守るために舌を動かす

2020.09.20.Sun.21:00
どんなに力を込めて暴れても、男と青年は裸体の自由を取り戻せない。背にした壁の中に足首から先と肘から先を飲み込まれ柔らかなクッションで緩み無く絞め付けられた二人の裸体は、腕を背中側に限界まで持ち上げさせられた膝立ちの体勢からどうやっても抜け出せない。
手足の動きを封じられ、何処にも逃げられなくされた二人は言葉を奪う棒状の口枷を毟り取りたくても毟り取れぬまま、あらゆる行動を制限された無様な裸体を無感情な機械達がもたらす望まぬ快楽によっていたぶられ、意に染まぬ絶頂を何度も何度も強いられていた。

「んぅぅっ! むっ、ぐぅ……うぶぅぅっ!」
「んっ、もぉぉっ! ふぅ、ふぐっ、あむぅぅぅっ!!」

左右の乳首をきつく挟み込むクリップ型のローターが生み出す振動。二本の男根をすっぽりと覆う形で被せられたカプセル型の器具の内側で絶え間無い回転を繰り返す柔らかな毛のブラシが味わわせてくる、過敏な男根を丹念に磨かれる苦悶の悦楽。そして、尻穴の奥深くまでを埋め尽くした状態から離れないよう固定され、乱暴な首振りで腸内の肉を甘く容赦無く殴り付けてくる極太のアナルバイブが叩き込む雌の悦び。それらに責め立てられ、わずかな休みすらも与えられずに射精へと追い立てられている男と青年はもはや、隣にいるもう一人に痴態を晒すことに対する羞恥も忘れてよがり鳴き、堪えることも叶わずに絶頂に次ぐ絶頂へと上り詰めさせられている。
だが、二人の心はまだ屈していない。淫らな責めに翻弄され、惨めにイき狂わされても男と青年は誇りと正義を強く保って反抗の態度を貫いている。数時間ぶりに自分達を放置していった男達が部屋に戻ってきても、男と青年は淫獄からの解放を求める縋る視線ではなく恥辱の仕打ちに憤る視線を男達に向けて鋭く睨み付けた。その怒りの瞳を見つめて嘲り混じりに笑いながら男達が硬く勃起した男根を取り出し、数時間前に要求した奉仕を行えと促すように取り出した男根を眼前に突き付けながら口枷を外しても、男と青年は目の前の男根に歯を立てる力さえも削り落とされた事実を胸で悔しがりながら、舌足らずな口調で男達に再度拒絶を示した。

「言った……はず、りゃ……んぅ、くぅぅんっ! 貴様らの、思い、通りにはぁ……あぁぁ! はぁ、はっ……なりゃ、んと……っ!」
「おかひ、たいなら、好きなだけ俺達のくひを、おかひぇ……うぅ、んあぁぁ! だっ、だが、絶対に……んぅぅっ! あくぅぅ! ぜっひゃ、いにぃ……奉仕なんへ、しにゃいかりゃ、な、あ、あぁぁぁーっ!!」

もう何十度目かも分からない絶頂へと無様に至りながら、甲高い嬌声を交えつつ舌での奉仕に対する抗いを口にした男と青年。そんな二人の様子を眺めながら興奮を改めて募らせ男根を更に膨張させた男達は、気丈な二人を陥落させる切札である情報を残酷に微笑みながら放ち始める。

「さすが、誇り高きヒーローさん。気持ち良く苛めてあげたくらいじゃ、二人共堕ちないね」
「それとも、他のヒーローさんだったらもう堕ちてるのかな? やっぱり家族が隣にいると、長く耐えられる物なのかな?」
「な……っ!?」
「え……っ?」

それぞれ別のチームに所属しながら、ヒーローとして悪と戦っている。仲間にも伝えていないその事実を憎むべき悪の組織の男達から指摘された親子は、喘ぎすらも発せないほどの驚愕を抱き、戦慄した。そうして戦慄する哀れな親子のヒーローに男達は笑みの黒さを深めつつ、一歩前に進んで男根を二人の口に近付けさせながら、抗いを突き崩す非道な言葉を捕らえた二人に浴びせかけた。

「せっかく俺達の精液便所にするためにヒーローさん達を捕まえたのになぁ。これじゃ、他の精液便所を捕まえてこないといけないなぁ」
「ちょうど、ヒーローさん達の両隣に二人分のスペースがあるしねぇ。このまま俺達にへの奉仕を嫌がるんだったら、新しく二人を捕まえてきた方が良いかもねぇ……二人を」

このまま逆らい続けたら、ヒーローではない家族まで辱めを受ける羽目になる。それを察した親子は、これ以上無い屈辱に震えながら観念して口を大きく開き、零れ落ちる涙の量を増やしつつ目の前の男根を口に含み、拒んでいた奉仕を行い始めた。
妻と、娘を守るには。母と、妹を守るには。自分達が誇りを捨て憎き悪の性処理道具となるしかない。そう考えながら、親子は家族に被害を及ぼさせないために窄めた口で男根を扱き、舌を自暴自棄気味に動かして男根を舐め回し出した。
そんな二人を醜悪な表情で見下ろし、拷問に近い快楽責めで長時間嬲られても家族の情報を出すまで陥落しなかった気高いヒーローの親子に男根をしゃぶらせていることへの優越感に浸っている男達は、二人の淫らな弱点に取り付けた機械達の駆動を引き上げ悦楽の量を増やしながら、親子の頭部を掴んで欲望のままに腰を振りつつ追い打ちの言葉をぶつけた。

「そうそう、その調子だよ。その調子で頑張ってれば、他の精液便所は必要ないからね」
「これから毎日、この建物にいる全員で一日中使ってやるよ。勝手に壊れたりしたら代わりの精液便所を連れてきちまうからな? 壊れないように耐え続けて、俺達をしっかりすっきりさせるんだぞ? 分かったな?」
「んぶっ、おむっ、ぶぅ、んぶぅぅ!」
「あぶっ、ぼ、おぅっ、むぐっ、あむぅぅっ!!」

強まった悦楽に目を剥き、壁に手足を埋め込まれた裸体を痙攣させながら。口内を男根で蹂躙され、喉肉をつつかれる苦しさにえづきながら。捕らわれの身となり性欲の捌け口に変えられたヒーローの親子は家族を守るためにと舌を必死で動かしつつ、男達の問いかけに対する肯定の唸りを暴れ回る男根に塞がれた口で痛々しく無様に放ち、残忍な男達に愉悦の感情を抱かせていた。






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