堕ちゆく虎は残酷な狼に観察される
2020.09.04.Fri.21:30
首から下を隙間無く包み込む黒いラバー製の拘束服によって、男の逞しい肉体は自由を完全に奪われ無様に床で転がること以外出来ない状態へと追いやられてしまった。
拘束服の表面に取り付けられている数個の金具同士を結合することによって動きを封じられた男の腕は、背中で伸ばしたまま曲げることも許されない。同じように金具を繋ぐことで動きを取り上げられた男の足は、左右を密着させられわずかに離すことさえも叶わない。
それだけでも絶望的だというのに、男の肉体を閉じ込めた拘束服は男の手と足を厚く重ねたラバーで覆って締め付け、指はおろか爪すらも使用不可能な状況を作り出してしまった。
手も足も思い通りには動かせない。手足の指を使って拘束を解こうと試みることもままならない。精々取れる行動は、床の上でのたうち回りながら拘束服に開けられた穴から外部に出された太くしなやかな縞柄の尾を使って頑丈な拘束を無意味に撫でるくらいしか無い。
だが、そんな無様な格好に変えられながらも、虎獣人の男は気丈な態度を保ち自分を見下ろす狼獣人の男を睨み付けていた。絶対に許さないという鋭い思いを込めた、正義の眼差しで悪である狼を射抜いていた。
しかし、虎の強気な態度はただただ醜悪な狼の心を悦ばせるだけに終わってしまった。あらゆる抵抗を奪われた惨めな虎が見せる反抗の意思。その意思を残酷な笑顔を浮かべながら堪能した狼は、上半身を落として床に転がる虎の顔に自身の顔を近付けつつ、愉快色の声で虎の屈辱を煽った。
「良いねぇ良いねぇ。情けなくとっ捕まったってのにそんな目が出来るなんて、流石正義の特殊部隊様だ。これじゃ、幾ら尋問してもお仲間や本部の情報は得られなさそうだねぇ」
頭に思い浮かべた答えを口にしたら、余計に目の前の狼を愉しませる結果になる。それを理解しつつも、虎は更なる怒りを乗せて狼に言葉を放った。仲間の情報を口にするという屈服などを決して迎えないという自分自身の決意を補強するために、虎は狼に返事を行った。
「当たり前だ。どんなに痛め付けられようとも、俺はお前らの望む情報など口にはしない。例え命を奪われようとも、お前らは有意義な情報など得られないと考えておけ」
仲間への裏切りよりも死を選ぶ気高き精神。悪を憎み正義を貫く折れそうにない心。その眩しいくらいの虎の思いを聞き、陥落を拒絶する表情を目にして尖った口を残忍に歪ませた狼は、愉快さをより引き上げた粘つくような口調で虎に言った。
「本当、良いねぇ。実に壊し甲斐があるよ、特殊部隊様。せいぜいその反抗的な態度を長持ちさせて、じっくりたっぷり俺を愉しませてくれよぉ……?」
邪悪その物な顔で笑う狼に戦慄した虎が、思わず表情を歪ませ尾をビクンと跳ねさせる。その抑えきれなかった虎の可愛い反応を味わいながら、狼は虎の肉体を閉じ込めている拘束服に内蔵された非道な機構を左の胸ポケットに忍ばせていたリモコンを衣服の上から操作することで起動させた。
「待てっ!? 貴様何を……」
胸ポケットを不自然に触った狼の思惑を、虎が問いただす暇も無かった。
虎の肉体の大部分を覆い尽くし手足の動きを封じる拘束服の残酷な機構によって嬲られ出した虎は、問いの継続も不可能なくらいに強烈な発情に襲われ、とめどなく湧き上がる淫欲に鳴き叫ばされ始めたのだ。
「んひっ!? あぁぁぁっ!? えひっ、ぎぃぃっ!?」
「どうだ、効くだろぉ? チ○コも乳首も早速、拘束服越しに分かるくらいビンビンにさせちゃって……みっともないったらないねぇ」
「だま、りぇぇっ! 今しゅぐ、とめりょ、とめろぉぉっ!」
淫らな変化を指摘する狼の言葉に屈辱を加速させられながらも、虎は舌の回らなくなった口で怒り混じりに発情を強いる機構の停止を要求する。
もちろん、狼はそれに応えない。応えないどころか狼は虎の言葉をわざと間違って受け取り、嬉々として追加の拘束を虎に与えた。
「え? 黙らせて欲しいの? 分かったよ、間違って舌噛んだら大変だしね。特殊部隊様のお望み通り、口を塞いであげような」
「うぅっ!? あぅ、うぐぅぅぅっ!!」
甘く歪んだ鳴き声を放っていた口に狼がズボンの後ろポケットから取り出した器具を噛まされた虎は驚愕の唸りを上げながら必死に新たな拘束を拒んだが意味は無く、あっという間に虎の口は太い金属の棒によって閉じることを禁じられ、言葉を紡ぐことのみならず鋭利な牙で舌を噛み切って自ら命を絶つことも出来なくされてしまった。
もう、淫猥な熱に悶え苦しめられるしか無い。自害という逃げ道さえも選べぬまま、心と身体を発情に蝕まれるしか無い。
その無慈悲な事実に気付き、虎は絶望に目を見開く。その見開かれた目が涙に潤みながら怯えに震える様を細めた目で見つめながら、狼は舌なめずりと共に虎に冷酷な宣言をした。
「舌を噛む力も無くなったら、その口枷を外してあげるからねぇ。そうしたら、屈して情報を吐くか、限界を迎えて発狂するまでずっと発情させ続けてあげるよ。白状する方でも狂っちゃう方でも、どっちになったとしても俺は愉しめるから好きな方を選んでね。俺はここで、特殊部隊様がどっちに堕ちるかをずーっと、観察しててあげるからさ」
「んーっ! ふぐぅぅぅぅーっ!!」
恐怖と、怒りと、懇願と、反抗が混ざり合ったくぐもった絶叫を部屋中に響かせながら苦しげに尾をくねらせ床の上で哀れに悶え狂う虎を作り出した狼は、今回の尋問相手はどんな結末を迎えるのだろうかと考えながら、発情に悶絶する虎の痴態を宣言通りに観察し続けていた。
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拘束服の表面に取り付けられている数個の金具同士を結合することによって動きを封じられた男の腕は、背中で伸ばしたまま曲げることも許されない。同じように金具を繋ぐことで動きを取り上げられた男の足は、左右を密着させられわずかに離すことさえも叶わない。
それだけでも絶望的だというのに、男の肉体を閉じ込めた拘束服は男の手と足を厚く重ねたラバーで覆って締め付け、指はおろか爪すらも使用不可能な状況を作り出してしまった。
手も足も思い通りには動かせない。手足の指を使って拘束を解こうと試みることもままならない。精々取れる行動は、床の上でのたうち回りながら拘束服に開けられた穴から外部に出された太くしなやかな縞柄の尾を使って頑丈な拘束を無意味に撫でるくらいしか無い。
だが、そんな無様な格好に変えられながらも、虎獣人の男は気丈な態度を保ち自分を見下ろす狼獣人の男を睨み付けていた。絶対に許さないという鋭い思いを込めた、正義の眼差しで悪である狼を射抜いていた。
しかし、虎の強気な態度はただただ醜悪な狼の心を悦ばせるだけに終わってしまった。あらゆる抵抗を奪われた惨めな虎が見せる反抗の意思。その意思を残酷な笑顔を浮かべながら堪能した狼は、上半身を落として床に転がる虎の顔に自身の顔を近付けつつ、愉快色の声で虎の屈辱を煽った。
「良いねぇ良いねぇ。情けなくとっ捕まったってのにそんな目が出来るなんて、流石正義の特殊部隊様だ。これじゃ、幾ら尋問してもお仲間や本部の情報は得られなさそうだねぇ」
頭に思い浮かべた答えを口にしたら、余計に目の前の狼を愉しませる結果になる。それを理解しつつも、虎は更なる怒りを乗せて狼に言葉を放った。仲間の情報を口にするという屈服などを決して迎えないという自分自身の決意を補強するために、虎は狼に返事を行った。
「当たり前だ。どんなに痛め付けられようとも、俺はお前らの望む情報など口にはしない。例え命を奪われようとも、お前らは有意義な情報など得られないと考えておけ」
仲間への裏切りよりも死を選ぶ気高き精神。悪を憎み正義を貫く折れそうにない心。その眩しいくらいの虎の思いを聞き、陥落を拒絶する表情を目にして尖った口を残忍に歪ませた狼は、愉快さをより引き上げた粘つくような口調で虎に言った。
「本当、良いねぇ。実に壊し甲斐があるよ、特殊部隊様。せいぜいその反抗的な態度を長持ちさせて、じっくりたっぷり俺を愉しませてくれよぉ……?」
邪悪その物な顔で笑う狼に戦慄した虎が、思わず表情を歪ませ尾をビクンと跳ねさせる。その抑えきれなかった虎の可愛い反応を味わいながら、狼は虎の肉体を閉じ込めている拘束服に内蔵された非道な機構を左の胸ポケットに忍ばせていたリモコンを衣服の上から操作することで起動させた。
「待てっ!? 貴様何を……」
胸ポケットを不自然に触った狼の思惑を、虎が問いただす暇も無かった。
虎の肉体の大部分を覆い尽くし手足の動きを封じる拘束服の残酷な機構によって嬲られ出した虎は、問いの継続も不可能なくらいに強烈な発情に襲われ、とめどなく湧き上がる淫欲に鳴き叫ばされ始めたのだ。
「んひっ!? あぁぁぁっ!? えひっ、ぎぃぃっ!?」
「どうだ、効くだろぉ? チ○コも乳首も早速、拘束服越しに分かるくらいビンビンにさせちゃって……みっともないったらないねぇ」
「だま、りぇぇっ! 今しゅぐ、とめりょ、とめろぉぉっ!」
淫らな変化を指摘する狼の言葉に屈辱を加速させられながらも、虎は舌の回らなくなった口で怒り混じりに発情を強いる機構の停止を要求する。
もちろん、狼はそれに応えない。応えないどころか狼は虎の言葉をわざと間違って受け取り、嬉々として追加の拘束を虎に与えた。
「え? 黙らせて欲しいの? 分かったよ、間違って舌噛んだら大変だしね。特殊部隊様のお望み通り、口を塞いであげような」
「うぅっ!? あぅ、うぐぅぅぅっ!!」
甘く歪んだ鳴き声を放っていた口に狼がズボンの後ろポケットから取り出した器具を噛まされた虎は驚愕の唸りを上げながら必死に新たな拘束を拒んだが意味は無く、あっという間に虎の口は太い金属の棒によって閉じることを禁じられ、言葉を紡ぐことのみならず鋭利な牙で舌を噛み切って自ら命を絶つことも出来なくされてしまった。
もう、淫猥な熱に悶え苦しめられるしか無い。自害という逃げ道さえも選べぬまま、心と身体を発情に蝕まれるしか無い。
その無慈悲な事実に気付き、虎は絶望に目を見開く。その見開かれた目が涙に潤みながら怯えに震える様を細めた目で見つめながら、狼は舌なめずりと共に虎に冷酷な宣言をした。
「舌を噛む力も無くなったら、その口枷を外してあげるからねぇ。そうしたら、屈して情報を吐くか、限界を迎えて発狂するまでずっと発情させ続けてあげるよ。白状する方でも狂っちゃう方でも、どっちになったとしても俺は愉しめるから好きな方を選んでね。俺はここで、特殊部隊様がどっちに堕ちるかをずーっと、観察しててあげるからさ」
「んーっ! ふぐぅぅぅぅーっ!!」
恐怖と、怒りと、懇願と、反抗が混ざり合ったくぐもった絶叫を部屋中に響かせながら苦しげに尾をくねらせ床の上で哀れに悶え狂う虎を作り出した狼は、今回の尋問相手はどんな結末を迎えるのだろうかと考えながら、発情に悶絶する虎の痴態を宣言通りに観察し続けていた。
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