痴態は蓋の上で悠然と観察される
2020.08.20.Thu.21:00
分厚い強化ガラスで作られた蓋の上に私と部下達が乗ったことに気付いても、無様にも捕らわれの身となった特殊部隊の男達は何の行動も起こせない。大人数人の体重が掛かったくらいではビクともしない透明な蓋ごしに私達が嘲りを込めた視線を浴びせ愉快色に染まった笑みを浮かべても、特殊部隊達は言葉を奪われた口で悔しげに唸り自由を取り上げられた裸体を仲良く無意味によじらせながら、床をくり抜く形で作られた四角い空間の中から私達を睨み返すくらいの反抗しか見せられない。
敵である私達が仕掛けた罠によって一網打尽にされ、没収された衣服と道具の代わりに拘束を加えられた哀れな特殊部隊達はもはや、閉じ込められた床下の空間へと流し込まれる媚薬混じりの気体によって発情を強いられた裸体を惨めにのたうち回らせながら無駄な足掻きを試みる様子を晒し、心の底から憎んでいた私達の目と耳を為す術無く愉しませるしか無いのだ。
「あぁっ、おぉ! うあ、おぉぉ……っ!!」
「あー……あ、かはっ、うああぁっ!」
怒りを乗せて私達を見上げながら輪状の金属を用いた開口具を装着された閉じられない口で喚かれても、私達は痛くも痒くも無い。握り拳の状態を強制し指を使うことを禁じる黒い鍵付きの手袋を嵌められ背中で重ねさせられた肘から先を黒革の拘束具できつく締め付けられた腕をもがかせ、同じ拘束具で左右の膝から足首までを遊び無く括られた足で苛立ちを示すように床を叩きながら暴れられても、私達は媚薬の効果で勃起した特殊部隊達の男根がみっともなく揺れ動く光景を堪能しながら必死の格闘とは裏腹に何一つとして変わらない状況を無言で笑い飛ばすだけだ。
特殊部隊達がどんなことをしようとも、監禁された絶望の事実は覆せない。無理矢理に引き起こされた淫らな欲望に蝕まれていない正義の心から来る抗いを見せながら試行錯誤を繰り返しても、それは私達の高揚と興奮を余計に刺激するのみに終わってしまう。
逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を拘束で無力化され、その無力化された裸体を淫薬で発情へと押し上げられながら情けなく悶えさせている。そんな無様極まりない姿を晒し、一分一秒ごとに屈辱と恥辱を増幅させられている特殊部隊達を観察しながら、私は湧き上がる欲望のままに部下達に指示を出した。
「私は今から、時間が許すまで特殊部隊さん達がいやらしく悶え苦しむ所を堪能することにするよ。だから、ソファーとテーブル、それと飲み物と軽食を用意してくれ。思う存分、ゆったりとくつろぎながら……壊れていく特殊部隊さん達を味わえるようにね」
「かしこまりました」
部下達は、一礼すると私に背を向け要求した物を準備するために特殊部隊達を閉じ込めた空間を仕切る蓋から離れていく。
その離れていく足音を聞きつつ、自覚出来る程に残忍な表情を浮かべ一層強い熱を乗せた視線で特殊部隊達の淫猥な悶絶を眺め始めた私は、諦め悪くこちらに攻撃的な目を寄せながら拘束に力を込める特殊部隊達に向かって小声で呟いた。
「さて、その目はどれくらい持つかな? 一体何時まで……正義を保っていられるかな?」
「うぁぁぁっ! あっ、あぁぁ!!」
「あぉぉ! はぁ、はっ……おぁっ、あー!」
私の呟きも聞こえず、これから始まる崩壊するまで終わらない淫獄も知らない特殊部隊達は、まだ鋭さを保てている声で私へと怒気を滑稽にぶつけていた。
拘束と戦う力も無くし、ぐったりと左半身を下にして床に転がり無意識に腰を揺する男。私に怒気を飛ばしていたのが嘘のように、切羽詰まった声で慈悲を求める哀願の唸りを放つ男。湧き上がる淫欲を堪えきれなくなり、私に鑑賞されていることも忘れて張り詰めた男根を床に擦り付け至福の表情を見せる男。閉じられなくされた口から伸ばした舌を絡め合い、床ではなく仲間同士で男根を摩擦し合う淫蕩な自慰に耽る男。
真下で繰り広げられる様々な崩壊の過程を、私は準備させたソファーに悠然と腰掛け好みの紅茶と茶菓子を嗜みながら、何も言わず細めた目で眺め続けていた。
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「あぁっ、おぉ! うあ、おぉぉ……っ!!」
「あー……あ、かはっ、うああぁっ!」
怒りを乗せて私達を見上げながら輪状の金属を用いた開口具を装着された閉じられない口で喚かれても、私達は痛くも痒くも無い。握り拳の状態を強制し指を使うことを禁じる黒い鍵付きの手袋を嵌められ背中で重ねさせられた肘から先を黒革の拘束具できつく締め付けられた腕をもがかせ、同じ拘束具で左右の膝から足首までを遊び無く括られた足で苛立ちを示すように床を叩きながら暴れられても、私達は媚薬の効果で勃起した特殊部隊達の男根がみっともなく揺れ動く光景を堪能しながら必死の格闘とは裏腹に何一つとして変わらない状況を無言で笑い飛ばすだけだ。
特殊部隊達がどんなことをしようとも、監禁された絶望の事実は覆せない。無理矢理に引き起こされた淫らな欲望に蝕まれていない正義の心から来る抗いを見せながら試行錯誤を繰り返しても、それは私達の高揚と興奮を余計に刺激するのみに終わってしまう。
逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を拘束で無力化され、その無力化された裸体を淫薬で発情へと押し上げられながら情けなく悶えさせている。そんな無様極まりない姿を晒し、一分一秒ごとに屈辱と恥辱を増幅させられている特殊部隊達を観察しながら、私は湧き上がる欲望のままに部下達に指示を出した。
「私は今から、時間が許すまで特殊部隊さん達がいやらしく悶え苦しむ所を堪能することにするよ。だから、ソファーとテーブル、それと飲み物と軽食を用意してくれ。思う存分、ゆったりとくつろぎながら……壊れていく特殊部隊さん達を味わえるようにね」
「かしこまりました」
部下達は、一礼すると私に背を向け要求した物を準備するために特殊部隊達を閉じ込めた空間を仕切る蓋から離れていく。
その離れていく足音を聞きつつ、自覚出来る程に残忍な表情を浮かべ一層強い熱を乗せた視線で特殊部隊達の淫猥な悶絶を眺め始めた私は、諦め悪くこちらに攻撃的な目を寄せながら拘束に力を込める特殊部隊達に向かって小声で呟いた。
「さて、その目はどれくらい持つかな? 一体何時まで……正義を保っていられるかな?」
「うぁぁぁっ! あっ、あぁぁ!!」
「あぉぉ! はぁ、はっ……おぁっ、あー!」
私の呟きも聞こえず、これから始まる崩壊するまで終わらない淫獄も知らない特殊部隊達は、まだ鋭さを保てている声で私へと怒気を滑稽にぶつけていた。
拘束と戦う力も無くし、ぐったりと左半身を下にして床に転がり無意識に腰を揺する男。私に怒気を飛ばしていたのが嘘のように、切羽詰まった声で慈悲を求める哀願の唸りを放つ男。湧き上がる淫欲を堪えきれなくなり、私に鑑賞されていることも忘れて張り詰めた男根を床に擦り付け至福の表情を見せる男。閉じられなくされた口から伸ばした舌を絡め合い、床ではなく仲間同士で男根を摩擦し合う淫蕩な自慰に耽る男。
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