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青年は教え込まれた技で主に奉仕を行う

2020.08.19.Wed.21:00
隷属の証である黒い首輪の後部に位置する金具と、手首に巻き付けられた黒革の枷の金具を短い鎖で結合された青年の腕は頭部の後ろまで手を持ち上げさせられた状態から離れられないよう動きを制限されてしまった。加えて、足首と太ももを黒革のベルトできつく括られた青年の足は伸ばすことを禁じられ、歩く以前に立ち上がることさえも出来ないよう自由を取り上げられてしまった。
両手と両足。それらに拘束を施された青年はもはや、抵抗も逃走も叶わない。衣類を剥ぎ取られた裸体を覆い隠したくても隠せず、視界を閉ざす黒革の目隠しを外したくても外せない哀れな青年。だが、青年の身動きと視界を封じ、地下室に置き去りにした男はすでに手も足も出せない青年に更なる拘束を与えた。それは、青年を正座で乗せた四角く黒いマットの中央から伸びた鎖の先にある小さな革ベルトによる拘束。無防備にさらけ出された青年の男根とマットを遊び無く繋ぎ、暴れることすらも不可能にさせる無慈悲その物な拘束だ。
睾丸を括り出す形で巻き付けられた小さなベルトにはしっかりと南京錠が取り付けられており、腰をくねらせたくらいでは緩みすらしない。激しく身をよじらせてそのベルトを振り払おうとしたら短い鎖がビンと張り、ベルトが絞り出された睾丸へと容赦無く食い込み、青年は苛烈な痛みに鳴き叫ばされてしまう。
故に青年は、ただじっと大人しくしていることしか出来なかった。目隠しの下で不安げに眉根を寄せ、地下室に反響するだけの声も発さずに荒く乱れた呼吸を繰り返し、自力では決して抜け出せない拘束達の感触によって引き起こされた抑えきれぬ興奮を解消することも許されずに青年は勃起しきった男根を揺らし疼く尻穴をはしたなく収縮させながら、自分を拘束して地下室に放置した愛しい存在の帰りをひたすらに待ち侘び続けるしか無かった。
際限無く強まっていく自らの淫猥な欲望に炙られる苦悶に苛まれながら、青年は耐えに耐えた。淫らに火照りほんのりと汗が浮いた裸体をもどかしげにマットの上で踊らせながら、青年は至福の瞬間の到来を心から求め続けた。
そうして永遠とも思える残酷な焦らしを必死に堪えた青年の耳に、ようやくその音が聞こえた。地下室の扉が開く音、そして聞き慣れた足音。それに気付き、目隠しをされていてもはっきりと分かる嬉しさに満ちた笑みを浮かべた青年は自分に迫る男の方に顔を上げ、蕩けきった声で一生懸命におねだりを口にした。

「ご主人、しゃまぁっ! お願い、しますぅっ……もぉ、我慢出来ません……気持ち良く、してくらしゃい……淫乱な俺を、イかせてくださいぃっ!」

時折舌足らずになりながら紡がれる、快楽を欲しがる懇願。自身の淫欲で感度を引き上げられた裸体を可愛くくねらせながら放たれる、心の底からの哀願。放置を始めてからまだ一時間しか経過していなかったというのにすっかり発情した淫らな青年を優しく見下ろし、自分好みに育ったことを褒めるように汗ばんだ頭を撫でた飼い主の男は、撫でられた心地良さにまた表情を蕩けさせた青年を微笑んで愉しむと名残惜しげに手を離し、愛しい青年を甘く悦ばせるための準備を始めた。
首輪と手枷を繋ぐ鎖を、男が手早く外す。代わりに、男は左右の手枷の金具に縄を通し、その縄をあらかじめ結んでおいた器具を無防備な青年の尻穴へと運んでいく。
その器具は、釣り針に似た形状をした太く醜悪なアナルフック。数え切れない程のイボを表面に生やし、尻穴に埋まる側の先端が亀頭を模した造形となっている凶悪な淫具。それを青年の尻穴にあてがった男は、躊躇い無く器具を持つ手に力を込め欲しがりな穴をみちみちに埋め尽くしていく。普通の者であれば入れることすらままならない大きな淫具を容易に飲み込めるくらいに緩みきった青年の穴を奥まで征服し、男は青年が力んでも淫具が抜け落ちないよう淫具と手枷を結ぶ縄を短く絞め常に尻穴が淫具に蹂躙される状況を作り出していく。

「あぁっ、んぁぁんっ! ご主人様ぁっ、ありらとう、ございましゅぅっ! おひり、おくまれずぶずぶってぇっ! きもひぃ、ずっと欲しかったから気持ち良いでしゅぅぅぅっ!!」

もうすぐ、尻穴に淫具が固定される。その事実を幸福と認識して喘ぎ混じりの感謝を叫ぶ青年の声を味わいながら縄を絞めた男は、柔らかな腸壁の深いところまで淫具が嵌まり込んでいることを目視で確認するとズボンのチャックを下ろし青年の痴態で張り詰めた自身の男根を取り出しながら立ち上がり、青年に指示を出した。

「さ、○○。一人きりで我慢したご褒美だよ。自分で手を動かしてお尻を掻き回しながら、私のおチ○チンをしゃぶらせてあげる。上手に出来たら玩具じゃなくて私のおチ○チンでお尻をほじほじしてあげるからね? 頑張るんだよ?」
「ふぁい、ご主人ひゃまっ……俺、頑張りますぅっ」

告げられた指示に従って青年が手を動かし、手枷と繋がったアナルフックを動かして自らの腸内をぐりぐりと擦る。擦りながら青年は唇をつついていた主の男根を大きく開けた口で根元までくわえ込み、目隠しの下で瞳を充足に潤ませ望み通りに動かせない裸体を夢中で前後に動かしつつ、大好きな主の男根への奉仕に耽り出した。

「んむっ、んふっ、あむっ、んちゅ、むぅんっ」

一心不乱に窄めた口で男根を扱き、教え込んだ技を駆使して舌で男根を刺激する青年。わずかな休みも挟まずに手を使い疼きに疼いていた尻穴をぐちゅぐちゅと掻き回す淫蕩な青年。そんな青年の様子を思わず無言で観察しながら男は青年への愛情と独占欲を一段と強め、淫乱な青年の飼い主となれたことへの幸せを抱きつつ、心から愛している青年を決して誰にも渡さないという思いを新たに募らせていた。






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