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男は陥落のおねだりを無情な唇で遮られる

2020.08.15.Sat.21:00
男にはもう、拘束からの脱出を望んで裸体を暴れさせる気力も残っていない。長時間に渡る残酷な責め苦によって憔悴させられた男は手首の枷と天井の金具を繋ぐ鎖を鳴らすことさえせず、責めに悶絶する裸体は滑稽に痙攣しながら立ち続けることで精一杯の状態となっている。
そして男にはもう、己の奥底から湧き上がるはしたない欲望を抑え込む理性も残されてはいない。左右の乳首と男根、加えて尻穴にあてがわれた小さな淫具が生み出す非常に緩い刺激でじわじわと炙られ、決して絶頂に至れぬまま射精欲のみを際限無く肥大化させられた男は枷に自由を奪われ黒のギャグボールによって言葉を封じられた屈辱と怒りに染まっていた顔を絶頂への渇望に塗り替えられ、より激しい快楽を欲して情けなく裸体をくねらせる無様な状態へと陥っている。
もはや男に、抗いを示す力は無い。正義の意思は跡形も無く溶け落ち、思考は淫欲に埋め尽くされている。それを確信した男は惨めに悶え苦しむ男を中継しているモニターの前から立ち上がると、醜悪な笑みを浮かべながら捕らえた男をもどかしい快楽と共に放置した地下室へと赴いた。非道な男は手中に収めた男の崩壊を決定的な物とし、自らの手で淫猥なとどめを刺すために捕らえた男の元へと数時間ぶりに足を運んだのだ。

「んむぅぅっ!? ふぅ、んふぅぅっ!」

地下室の扉が開かれる音を耳にし、音の方向に自分を置き去りにした男の姿を確認した男は、限界以上に射精欲を溜め込まされパンパンに膨張した男根を腰を突き出して自己主張しながら無我夢中でおねだりを込めた唸りを地下室中に反響させた。
ほんの数時間前に殺意と怒気を全身から放っていた者とは思えない一生懸命なおねだりを愉しみつつ嬉しそうに目を細めた男は浮かべていた笑みの黒さを引き上げると、なりふり構わずに快楽を求める男の口に手を伸ばし言葉を奪っているギャグボールを下にずらしてやりながら、男に向かって問いかけた。

「刑事さん。イきたいかい? 乳首と、チ○コと、ケツマ○コの玩具を強くして、情けなく射精をさせて欲しいかい?」
「ぷあっ、あぁぁ……!」

自由を取り戻した口から溜まっていた唾液を溢れさせ、荒い呼吸を繰り返しながら刑事と呼ばれた男が胸に悦びを募らせる。
この問いに肯定を示せば、射精をさせて貰える。左右の乳首を挟み込んでいるクリップ型のローターと、男根の根元と亀頭近くに巻き付けられたベルト型のローターと、空気を送り込んだことで膨張させられ尻穴の浅い部分を大きく拡張しているバルーンプラグの振動を強められ、待ち望んだ絶頂へと押し上げてもらえる。
残酷な男の見立て通りに屈服しきっていた男は刑事としての誇りのみならず人としての尊厳も完全に失い、射精を提示されて心の底から嬉しいの感情を抱いた。その嬉しいに従って、刑事であった男は何の躊躇いも無く震える口で言葉を紡ぎ始める。それが自身の陥落を示すと気付けぬまま、男は幸せそうに男根を脈打たせつつ射精をねだる宣言を放ち出す。

「欲しい、れしゅぅっ……おにぇがい、しまひゅぅっ! おもひゃを、つよくひて……しゃせー、をっ」

何もかもをかなぐり捨て射精を希求する男。そんな男を至近距離で観察していた男は、息も絶え絶えになりながらおねだりを発する男の不意を突いて自身の顔を寄せ、言葉を紡いでいた刑事の口を自身の唇で塞いでしまった。

「んむっ!? んっ、んふ、はむ、むぅぅんっ」

突然の口付けに、男が目を見開いて困惑する。その困惑を存分に味わいながら、男は刑事の口内へと舌を侵入させ、焦らしに焦らされ唾液でとろとろに蕩けた口の中を好き勝手に蹂躙し始めた。

「んぅ、んくっ、あむ、んちゅ、ふぅぅっ」

もちろん、その蹂躙を拒む力など疲弊しきった男には無い。憎んでいた悪から深い口付けを与えられている刑事は、自身の舌を絡め取り歯列をくすぐるように撫でる男の舌に翻弄されるばかりで、舌がもたらす口内への快楽に為す術無く翻弄されるしかない。
息苦しさを感じながらも同時に心地良さを感じ、乳首と男根と尻穴への悦楽で嬲られている裸体に口内への悦楽も追加された刑事は、逃れられない汗塗れの裸体を可愛らしくくねらせながら酸欠と甘い悦びで呼吸を更に乱していく。
そんな口付けが長く甘く続き、刑事の意識が朦朧とし出す頃、男はようやく唇を離した。そして男は呼吸を整えようとしている男に、意地の悪い表情を見せ付けながら咎めるように言った。

「して欲しいことがあるなら、ちゃんと最後まで言わなきゃ駄目だろ刑事さん? ほら、最初っからもう一回言ってみな」
「そ、しょんな……っ! イかしぇへ、くらひゃいぃっ! おもひゃ、強くひて、射精をっ、んむぅぅぅ……っ!」

再度唇を用いて言葉を遮られた刑事は口付けが生む悦びに身をよじりながら絶望し、男は再び潜り込ませた舌で一生懸命に言葉を発していた刑事の舌を捕まえて絡み付かせながら残忍に微笑み、イかせてもらえない苦悶と呼吸を制限される苦悶に弄ばれつつ快楽に身を震わせる刑事を思う存分焦らして堪能し、射精のことしか考えられない淫乱になるようじっくりと追い詰めていくのだった。






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