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綿に包まれた二匹は夢中で腰を振る

2020.08.11.Tue.21:00
内側にクッションが付いた革製の枷を手首と二の腕、足首と太ももに巻き付けられた男の裸体は自由を奪われ思い通りの行動を取れないよう拘束を施されている。手首同士と二の腕同士を枷に繋がれた短い鎖で結合された腕は、背中で伸ばしたままの状態から抜け出せない。足首同士と太もも同士を腕と同じように結わえられた足は左右を離すことさえも出来ない。行動を大きく制限された手足では口内へと詰め込まれる布と鼻と口をきつく覆う白布の猿轡も拒めず、手足と言葉を封じられた男は無抵抗の裸体を持ち上げられベッドに置かれた可愛らしいシャチのぬいぐるみの中へと腹を下にして放り込まれ、そのぬいぐるみのチャックを南京錠も用いてしっかりと閉じられ、仮に手足の拘束が解けてもどこにも逃げられない、絶望的な姿に変えられてしまった。

「んぅ、んふっ、むぐ、むふぅっ」

じたばた、もぞもぞ。一生懸命に手足をもがかせても、男はチャックに触れることすら叶わない。塞がれた口で呻きながら身悶えても、それはシャチのぬいぐるみを内側からわずかに変形させる程度の動きにしかならない。
あらゆる行動を取り上げられ、暗闇に閉じ込められている。助けを求める叫びも放てぬ状態で、ふかふかのぬいぐるみの内部に監禁されている。
その事実に堪らない興奮と悦びを募らせながら、男は自分に拘束を施し厚い綿に封じて部屋を去った存在の帰宅を待ち侘びる。
もしかしたら出掛けるというのは嘘ですぐそこで自分の情けない身悶えを愉しんでくれているかも知れない。そんな想像を膨らませながら愛しい存在から今以上の悦びをもたらされることに期待し、綿と腹部に挟まれた状況で限界まで勃起した男根をビクビクと跳ねさせながら男はじっと声を掛けられる時を待っている。
そうして待ち続けて、どれくらいが経過した頃だろう。発情しきった男が無意識に腰を揺らしシャチを愉快に踊らせ始めた頃、とうとう待ち望んだその時が訪れた。
部屋の扉が開く音が、暗闇の外から聞こえる。出掛ける際に脱いでいった銀色の狼の着ぐるみを纏う衣擦れの音が、わくわくと胸を弾ませ早く早くとねだるように身をよじらせている可愛い男の耳に届く。
その愛しさを抱かせる仕草を眺めて満面の笑みを浮かべ、うっかり買い忘れていた飲み物達を入れたコンビニの袋をベッドの近くにあるテーブルの上に置いた存在は、目の部分に小さな穴が複数開いている狼型のマスクを被ると、シャチに閉じ込められ興奮しきった男に全身で覆い被さりながら優しい声で許可を口にした。

「お待たせ、先輩。それじゃあ好きなだけ床オナして良いですよ。俺もオナる先輩でオナりますから、今日も二匹で仲良く射精しまくりましょうね?」
「んーっ、むぐぅんっ!」

年下の後輩から与えられた許可を悦び、宣言通りにシャチに入れられた自分での自慰を始めた後輩の動きに淫欲を更に加速させられながら男は今度は無意識ではなく意識して腰を揺すり、シャチを構成する綿の内側に張り詰めた男根を擦り付けての自慰に耽り始めた。

「あぁ、気持ち良いですよ、先輩。先輩も嬉しそうにビクビク震えて……このままじゃ、俺達すぐにイきまくっちゃいますね。欲望のままに腰を振って、何度も何度も射精する、本物のケダモノになっちゃいますね、先輩」
「むぅっ、んぐふぅっ!」

なりたい。大好きな後輩と一緒に、欲望に溺れたケダモノに堕ちたい。
湧き上がった願望が求めるままに無我夢中で拘束された裸体を動かし、閉じ込められた空間内に淫臭を撒き散らそうとしている愛しい先輩を狼マスクに開いた穴から見える光景と狼の着ぐるみとシャチのぬいぐるみごしに伝わる感触で味わいながら、後輩は先輩に負けない勢いで腰を振り、先輩と同じように自身を包む綿の内部に雄の体液を撒き散らすための自慰を加速させていく。
普通とは違う性交に耽り、嘘偽りの無い愛情を深め合う二匹が立てる綿と淫らな水音は、邪魔の入らない部屋の中に長く甘く響き続け、部屋に漂う淫らな香りが強まるにつれてその激しさを引き上げていくのだった。






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