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青年は絶頂を繰り返しながら大好きな男根を夢中で嗅ぐ

2020.08.10.Mon.21:20
二の腕を胴体へと遊び無く結び付ける縄の食い込みが、苦しい。背中で重ねさせられた肘から先を縛っている縄が味わわせてくる圧迫が、苦しい。足首と太ももを縄で短く繋がれ折り畳んだまま伸ばすことを禁じられた足に走る軋みが、苦しい。縄で尻穴から抜け落ちないよう固定されたバイブがもたらす腸壁への甘い殴り付けと、その殴り付けに抗えずに休み無い射精を強いられている男根が、苦しい。そして何より、それらの苦悶に対しての文句を放てないよう黒のガムテープで口を塞がれ、赤のボクサーパンツごしに硬く勃起している男根へと顔面を押し付けられている状況が、苦しい。
しかし、青年は確かな苦悶を感じさせられながらも、とてもそうは思えない程に瞳を蕩けさせ嬉しさを込めて縄に絡め取られたうつ伏せの裸体をベッドの上でくねらせている。腹部とベッドに挟まれた男根がじくじくと痛むくらいに尻穴のみでの絶頂へと押し上げられ、唯一の呼吸孔である鼻を男根が放つ淫臭で犯されているというのに、青年は嫌がる素振りを欠片も見せること無く尻穴を襲う悦楽を積極的に汲み取って自らの絶頂を促し、幸せ色の唸りを漏らしながら夢中で男根の香りを吸い込んでいる。
手足と、言葉の自由。抵抗の術を全て奪い取られた状況に怯えるどころかそれをむしろ悦び、注がれる苦悶で更に悦びを加速させていく淫らな青年。そんな青年を作り出し右手を使って青年の顔を自身の股へと押し付けている男は、苛烈にいたぶられながら幸福の反応を示す愛しい痴態に目を細めつつ、青年の目からは見えない位置である自身の背後に置いておいたバイブのリモコンに左手を伸ばすと、宣言すらせずにダイヤルを限界まで右に回した。男はバイブの駆動を最大に強め、尻穴を嬲る甘い快楽の波をより激しい物へと引き上げて、すでに絶頂に次ぐ絶頂へと達している青年を更なる絶頂地獄に叩き堕としたのだ。

「んぅーんっ! んぐっ、むぐぅ! んふぅぅぅんっ!!」

突然膨れ上がった悦楽に、青年は目を剥きながら縛られた裸体を痙攣させ、あっという間にイき狂い始めた。男の思い通りに扱われている事実にこれ以上無い至福を募らせ、増幅した淫らな苦悶全てを幸せに変換している青年は、数秒ごとに訪れる絶頂に甘い悲鳴を放ちながら自らの意思で顔を大好きな男の股間へと押し付け、乱れた鼻呼吸を男根の香りで埋め尽くして自身の興奮と発情を増幅させていく。
性拷問と呼んでも良いくらいの苦しみに苛まれながらも思考を嬉しいで満たし、度重なる絶え間無い絶頂と息苦しさに意識を朦朧とさせながらも尻穴で暴れるバイブを一生懸命に締め付け愛しい男の淫猥な匂いを貪る。その淫乱その物な可愛らしい姿を笑顔で見つめ、頭部を押さえていた手で汗ばんだ髪を優しく撫でた男は、青年に向かって穏やかな声音で淫蕩なご褒美を提示し青年の欲情をまた膨張させた。

「その調子で、頑張って気持ち良くなりなさい。○○が精液を出せない状態になるか、上手に気絶出来たら、ご褒美にバイブじゃなくて私のオチ○チンでお尻をズボズボ掻き回してあげるからね」
「んぅ! むぐぅぅんっ!」

欲しい。ご主人様のおチ○ポが欲しい。
遠のいていた意識を魅力的なご褒美の提示でわずかに覚醒させた青年は、それまで以上にバイブをぎゅうと締め付け、男の下着が鼻息を遮れない程に顔を密着させて男根を一心不乱に嗅ぎ、縄に縛められた裸体をよじらせベッドに触れている男根に追加の快楽を送り込んで自らを追い詰め出す。

「んむっ、ふむ、んぐ、むふぅぅ!」

自分の男根を得るためならどんなことでもする。そうなるよう躾けた自分だけの青年の鼻息を逞しく張り詰めた自身の男根で味わいながら、男は調教の成果と青年への愛情を実感しつつ、提示したご褒美を与えられる時を、欲望のままに男根で愛しい青年を独占出来る瞬間の訪れを、心の底から待ち侘びていた。






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