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男根達は小さな箱の中でいたぶられる

2020.07.12.Sun.21:00
背中で肘から先を重ねさせた腕を肩の付け根付近まですっぽりと包み込んで締め付け、腕を伸ばすことはもちろん指を使うことさえも禁じる黒革製の拘束具を装着された四人の男達は自由を大きく取り上げられている。口に噛まされた言葉と同時に舌を噛み切っての自害を封じる黒い棒状の枷を毟り取りたくても、男達は毟り取れない。左右の足首を短い鎖で繋ぐ黒革の枷を外したくても、男達は外せない。
四人は、床から伸びた四角い柱の先に取り付けられている小さな箱に触れることさえも叶わない。その小さな箱に睾丸ごと飲み込まれ、窮屈な空間に閉じ込められている自分と仲間達の男根を解放したいと願っても、手足と口を制限された無様な男達は苦しそうに圧迫し合っている四つの男根を箱ごしに虚しく見つめることしか出来はしないのだ。
ありとあらゆる形で行動を制され、特に過敏な弱点を情けなく箱に閉じ込められた男達はさぞかし屈辱を感じていることだろう。兵士としての誇りを傷付けられ、男としての尊厳を痛め付けられ、敵国の捕虜の立場へと堕とされた事実を嫌という程に思い知らされながら、これ以上無い辱めに苛まれていることだろう。
だが、今私の目の前にいる男達は、その屈辱を微塵も感じさせずに反抗的な視線をこちらに返している。箱に詰め込まれた男根達の解放を欲しての唸りを向けることなどせず、座ることさえも不可能にされた裸体を情けなくもがかせることもせず、四人の男は敵国の幹部である私に無言で怒りを浴びせ、静かな殺意を向けていた。

「ふー……ふぅー……っ!」
「うぅ……ふぅ……!」

枷の隙間からだらしなく唾液を零し荒い呼吸を繰り返しながら、四人は言葉が無くともよく分かる絶対に許さないの意思表示を仲良く行っている。もちろん、そんな意思を寄せられても私は痛くも痒くも無い。手も足も出せず、怒りを乗せた言葉さえ紡げず、裸体を隠すことはおろか仲間の物と共に箱へと入れられた自身の男根を助けることも出来ない惨めな姿を晒しながら怒りを一生懸命に示されても、それは滑稽以外の何物でもない。
敵国に連れ攫われた捕虜達が幾ら気丈な態度を取ってみても、それは笑いを誘い、私のような歪んだ者の欲望を刺激する結果しか生めないのだ。

実に活きが良い。今回の捕虜達は長く耐えて、私に愉快な悶絶を鑑賞させてくれそうだ。

自覚しつつも抑えられないいびつな悦びに打ち震えながら、私はどこにも逃げられない捕虜の裸体の間を通って、四つの男根を入れた箱に右手を伸ばしていく。四つの男根を括り出し隙間無く絞め付けている箱の機構に緩みが無いことを目視で確認しつつ、私は右手に乗せたカードキーを四人に見せ付けつつ、そのカードキーを箱の上部に存在する小さな読み取り部分へと近付けていく。

「うぐぅっ!? んー! うぅぅ!」
「ふぅ! あぐ、んむぁぁ!!」

やめろ。隠しきれぬ怯えに震えるくぐもった唸りを聞き流しながら、私は捕虜達の恐怖を最大限まで掻き立てるためにゆっくりと右手を動かしていく。少しずつ少しずつ悲痛さを増し、強気さを失って懇願の色を強めていく哀れ極まりない四人の男の絶叫を存分に味わいながら、私は長い時間を掛けて右手を箱の真上に運び、握り込んだカードキーを箱に触れさせた。
途端、それまで静止していた箱が駆動を始め、逃げ場の無い四つの男根に苦悶を叩き込み始めた。私が捕らえた捕虜の男を弄ぶためだけに作り出した箱は、密着した男根達に容赦の無い振動を注ぎ、望まぬ快楽で責め立て始めたのだ。
無論、その振動を拒む術など捕虜達には存在しない。様々な形で身動きを封じられた捕虜達は、なりふり構わずに暴れることも許されず、私の手で箱の上に残されたカードキーを振り落とすことも出来ぬまま、苛烈に流し込まれる悦楽に追い詰められるしかない。
刺激に屈して膨張した男根同士が狭い箱内で圧迫し合う状況に痛みを募らせても、無理矢理に迎えさせられた絶頂によって放出された精液が箱内に蓄積し男根をいたぶる圧迫を更に強めてきても、捕虜達はどうすることも出来ずに痛みと快楽と休み無く襲い来る射精欲に狂わされながら裸体をみっともなく痙攣させる様子を、自分達の支配者となった私に堪能されるしか無いのだ。

「うぅーっ! んごぉぉ! ぶ、ふびゅぅぅぅーっ!!」
「あぐっ、うぎゅぁぁぁ! ふっ、ふっ、ふぐぅぅ! んもぉぉぉぉぉーっ!!」

ついさっきまで見せていた反抗を忘れ、痛みに苦しみながら責めの停止を求めて哀願の叫びを発する捕虜達を眺めつつ私は用意しておいたソファーに腰掛け、じわじわと増幅していく男根への圧迫と快楽に今までの自分を塗り潰され自らの意思で屈服と服従を選び私の新たな淫乱奴隷へと堕ちていく四人の男の淫らな悶絶という最高の娯楽を、ゆったりとくつろぎながら愉しんでいた。






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