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淫らに呆けた青年達はステージ上で視姦される

2020.06.13.Sat.21:00
人質を利用した卑劣な罠に嵌められ、捕らわれの身に堕とされた一日前の青年達だったら、自身が置かれた状況に怒りを募らせ反抗を示していただろう。剥ぎ取られたヒーロースーツの代わりに縄の拘束を着せられ一人掛けのソファーへと縫い付けられた五人の青年は言葉を封じる球状の口枷に歯を立てながら鋭く唸り、ステージ上に五人仲良く並べられた自分達を観察する敵の組織の男達に正義の意思を込めた視線を返していただろう。
しかし、一日掛けて加えられた残酷な責めによって心と身体を憔悴させられた今の五人に、そんな気力はもはや残されてはいない。
口を塞ぐ球に繋がれた細いチューブを通して媚薬を無理矢理に摂取させられ、点滴の容量で首の血管からも媚薬を投与された青年達はもう反抗はおろか暴れることさえも叶わず、それ以前に今の自分達がどれだけ無様かを認識する思考能力すらも無い。
背中で重ねさせられた肘から先を縛られ、ソファーの背もたれへと括り付けられた上半身をよじることもせず。足首と太ももを短く繋がれ左右の膝を背もたれの後ろに通された縄で遊び無く結わえられ閉じることも下ろすことも禁じられた足をもがかせることもせず。憎むべき悪の組織の男達の視線が丸出しの恥部に注がれている事実も把握出来ぬまま口枷ごしに甘く乱れた呼吸を繰り返し、媚薬に嬲られた意識を朦朧とさせている青年ヒーロー達の姿はこれ以上無く惨め極まりない物だ。
勃起しきった男根を震わせながら時折切なげに身をくねらせる青年達と、目障りだったヒーロー達が晒す滑稽な痴態を食い入るように眺め優越感と興奮を募らせる悪の組織の男達。そんな時間がどれほど過ぎた頃だろう。ステージに並べられた五人の無防備な恥部の真下に位置する床の扉が不意に開き、そこから一人一台、合計五台の機械が現れた。
その機械を目にして、会場がざわめく。男達が今から始まる最高のショーへの期待に震え、無意識に感嘆の声を漏らす。
男達が発した声が会場に淡く響き、それが消え去るのとほぼ同時に五台の機械は駆動を開始した。
箱形の機械から伸びた無数の細いアームが、うねうねと蠢きながら逃れる術も余力も思考も無い青年達へと迫っていく。先端に小さな刷毛が取り付けられたアーム達は、媚薬の効果でパンパンに腫れ上がっている男根と、媚薬がもたらしている疼きを少しでも逃がすかのようにヒクヒクと収縮を繰り返している尻穴へと距離を詰めていく。

あのアームの毛で男根と尻穴を責め立てられたら、ヒーロー達はさぞかし間抜けな悲鳴を上げて悶え苦しんでくれるのだろう。文字通り手も足も出せない裸体を滑稽に跳ねさせ、遠くからでもよく分かる痙攣を見せながらイきまくるのだろう。
もうすぐ訪れるヒーロー達への淫らな拷問に生唾を飲み込み、より一層ステージに集中させられる男達の視線を浴びながら、自らの淫猥な危機を理解出来ずにいる五人は股ぐらで動くアーム達を助けても許しても抱かずに、まるで他人事のように潤んだ瞳で呆然と見つめていた。






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