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気まぐれな指は悶絶する男から呼吸を取り上げる

2020.05.19.Tue.21:00
金具で四本の脚を床へと固定された赤い一人掛けのソファーは、押しても引いてもビクともしない。上に乗せられた男がめちゃくちゃに身をよじっても、決して横転には至らない。
背もたれの上を通る形で頭部の後ろに回された手首の枷と床に打ち付けられた金具を鎖と南京錠で繋がれ、肘掛けに膝を乗せられた足に取り付けられた足首の枷と床の金具を手と同じように鎖と南京錠で結合され身動きを封じられた身体をじたばたともがかせ脱出を試みても、床に接合されたソファーと手足を床に結合する拘束は無駄なもがきに対して何の変化も見せず、無様な男は衣類を奪われた裸体を情けなくくねらせることしか出来ない。
淫らな弱点にあてがわれた機械達に休み無い責めを叩き込まれ望まぬ快楽に嬲り倒されても、行動の自由を奪い取られた男は黒革の目隠しの下で眉根を寄せ口に栓を施す黒色の粘着テープごしにくぐもった悲鳴を上げながら、為す術無く絶頂に次ぐ絶頂を迎えさせられるしかないのだ。

「んんっ! む、ぐぅぅっ! ふ、んむぅっ! ぶぅぅぅぅーっ!!」

言葉にならない絶叫を発し、ソファーの上で足を開かされた惨めな裸体をガクガクと痙攣させながら、男がまた絶頂へと追い立てられた。
もはや何十回目かも分からない絶頂に達した男は、何も吐き出せなくなった男根を哀しく脈打たせながら汗と淫液に濡れた裸体を苦しげに仰け反らせ、手足を拘束する枷と鎖を甲高く鳴らした。そんな限界を超えた絶頂の最中にも疲れの概念を持たない機械達は容赦無く駆動を続けて男を次の絶頂へと追い詰めていく。
真っ赤に充血し淫猥に肥大させられた左右の乳首を挟み込んでいる機械の震動が、壊れた蛇口のようにとめどなく透明な蜜を垂れ流している男根の根元と中腹と亀頭のすぐ下に巻き付けられた三本のベルトが生み出す震動が、左右の太ももに巻かれたベルトから伸びた縄によって解れきった尻穴から抜け落ちないように固定された極太のアナルバイブが行う乱暴な首振りが、気持ち良い。堪えることすら叶わない絶頂の波をすでに絶頂している裸体へと流し込まれ、どうすることも出来ずにイき続けさせられる。そんな男の元へと歩み寄り、無言で背後に立った男は滑稽によがり狂う男の悶絶を目と耳で味わいながら残忍に微笑み、その悶絶を更に滑稽な物とするために右手を動かし、男に追加の責めを与えた。
男の右手は、度重なる絶頂で息も絶え絶えとなっている男の鼻を親指と人差し指で摘まみ、呼吸を不可能にさせてしまったのだ。

「んぐ……!? も、お、ごぉ……!!」

突然に訪れた息苦しさに目隠しの下で目を見開き、閉ざされた口をテープの下で必死にもごもごと動かしながら、男は奪われた呼吸を取り戻そうと裸体をくねらせ半狂乱で頭部を振り乱す。もちろん、そんなことをしても呼吸は取り戻せない。厳重に身動きを封じられた男が裸体をどんなに暴れさせても、非情な男はその無意味な行動を堪能しながら逃げようとする顔を執拗に追って鼻を塞ぎ続けるだけだ。

「っも、う……! ふぐ、んっ……!」

酸素を求めて痙攣し、絶え間無く責め立ててくる機械に屈して迎えた絶頂にも痙攣しながら、男はじょじょに無駄な足掻きすらも行えなくなっていく。
その様子をたっぷりと観察し、捕らえた男の苦悶を存分に愉しんだ男は頃合いを見計らって指を鼻から離し、男に再度の呼吸を許してやった。

「んふぅっ!? ふっ、んっ、むぅぅぅ……っ!」

死すら覚悟する程の息苦しさから解放され、呼吸を許可された男は鼻をプスプスと鳴らしながら無我夢中で酸素を吸入する。そうして一生懸命に酸素を貪る男を見つめ、浮かべた笑みの黒さを深めた男は自身が望んだ男の滑稽な姿に満足げな頷きを行いながら、また何も言わずに右手を動かして男の鼻を摘まんだ。

「むうぅ!? ふ、ぶむ、う、ぐぶぅ……!!」

再び呼吸を封じられ、恐怖に怯えながら機械の責めによって訪れた絶頂に裸体を跳ねさせる男を細めた目で観察する男はその後も気まぐれに呼吸を制限しては許すを繰り返し、息苦しさと共に絶頂という甘く淫らな苦しみに苛まれる男を失神すら認めずに、自身の気が済むまで弄び続けていた。






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