愛される男は淫らな嬉しいを饒舌に叫ぶ
2020.05.10.Sun.21:00
会社帰りに地元のスーパーで大量に食材を買い込み帰宅した男は、玄関にビニール袋を置きながら革靴を脱ぎスーツをハンガーに掛けて消臭剤を振りかけていく。そんな男の元に、部屋の奥から無言で男が歩み寄る。それは、スーツをまとい髪型などもきっちりと整えた男に比べて身なりも服装も乱れただらしない男だ。
「お帰り……」
そう言うと、男は置かれていた袋を左右の手に一つずつ持ち、足元で布がだぶついている青色のジャージを引き摺りながら部屋の奥へと戻っていく。
その様子に対し、服を着替えている男は袋を全部持って行ってくれとは言わない。服装の乱れを指摘したりもしない。在宅で仕事をしている男の方が稼ぎが多く家賃や食費などをほぼ負担している上に、なんと言ってもそのだらしないところも含めて全てを愛しく思っているからだ。
面倒くさそうにしつつも家事は手伝ってくれるし言われずとも室内用の服をいつも玄関に用意しておいてくれる。どんなに仕事が忙しくても、帰宅の音にちゃんと気付いて出迎えてくれる。そんな些細な事象に改めて幸福を募らせながらスーツの処理を終え楽な服装となった男は、残されていた袋を持ってキッチンに入りつつ冷蔵庫に中身を入れ終え空となったビニール袋を畳んでいる男に向かって言葉を掛けた。
「遅くなってすみません。すぐに夕食作りますからね」
告げながら男はビニール袋をテーブルに置き、椅子の背もたれに掛けてあったエプロンに右手を伸ばす。その伸ばされた右手に、丈の長いジャージを強引に纏っている男の左手が重ねられた。
小さく驚いて、男は重ねられた手から腕を伝って愛しい男の顔を見る。すると、見つめられた男は前髪に隠れた顔を羞恥で赤く染めながら、か細い声で言った。
「先に……したい」
何がと聞き返さずとも、男は言葉の意味を理解した。そうして言葉を理解した男は、自分が運んできた袋の中身に早めに冷蔵庫へと入れる必要がある物が入っていないことを記憶を頼りに確認すると右手を浮かせてくるりと捻らせ重ねられていた愛しい男の左手を優しく握ると、積極的とは真逆にある男から放たれたおねだりに応えて一気に距離を詰めた。
「ふふっ、最近お互い忙しくてご無沙汰でしたもんね。もちろん、良いですよ。ご飯の前にいっぱい、愛し合いましょうね、○○さん」
「んっ、む、ふっ……」
自分より小柄な男を抱き締めながら、男は上から噛み付くようなキスを降らせる。そのキスに一生懸命に応じ、流し込まれる唾液を飲み干しながらたどたどしく舌を絡め返す男の心地良さげな表情を前髪ごしに愉しみながら、男は更に口付けを深くしつつ愛しい男を丁寧かつ器用にリビングの絨毯へと運んでいった。
「あっ、んぁっ……も、お願い……お尻、欲しい……舌じゃなくて、おチ○ポ、欲しい……」
ジャージと下着を全て脱がせた男に裸体を手と膝で支え無防備な尻を高く掲げる体勢を取らせた男は、何時眺めても可愛らしい窄まった穴に舌を這わせていた。淫らな鳴き声と穴の収縮が愛おしい、一際強い男の匂いが堪らない、永遠に舐めしゃぶり続けられると思いながら夢中で舌を動かしていた男は、堪えきれずに発せられた懇願を耳にして舌を離した。
「もう、切ないのぉ……ちょうだい、○○のチ○ポ……ちょぉらい……」
平素に比べて増えた口数で紡がれる交尾の要求。主の心情を表わすかのようにヒクンヒクンと震える唾液と腸液に塗れた尻穴。愛した相手の本能をさらけ出した欲求を聞き、男根を求めて必死に収縮する穴の様子を目にした男は、穏やかな表情に獣をのぞかせながらズボンのファスナーを下ろし、限界まで張り詰めていた自らの男根を取り出した。
「それじゃあ……入れますよ、○○さん。僕のチ○ポで、たくさん……気持ち良くなってくださいね」
「あぁ、うぁぁんっ……! 入った、チ○ポ、入ってきたのぉっ……!」
解れきった穴は一息で男根を受け入れ、歓迎の証として男根に熱烈な締め付けと絡み付きを施していく。
その淫らな歓迎を悦び、愛しい男と繋がっている状況に幸福を抱きながら腰を振る男は、荒い呼吸混じりに男へと問いかけた。
「どうです? 気持ち良いですか、○○さん」
それは、わずかばかりの悪戯心から発せられた問いかけ。愛しい無気力な男が恥じらいながら快楽を肯定する姿を見たいが為の質問。しかし、それに対しての返答は男の予想とは違う、よりいじらしい物だった。
「気持ち、いっ、けど……後ろから、やらのぉ……前向いて、したい。○○の顔、見ながら、気持ち良くなりたいぃっ……!」
願望を耳にした男は、興奮に背筋を震わせ男根を更に膨張させた。その膨張の勢いのままに男は愛しい男の左足を掴んで持ち上げ、繋がったまま男を仰向けに、願望通り顔を見ながら行為に耽られる状況を用意した。
「あん、あぁっ! これぇ、これが良いのぉっ! ○○の気持ち良い顔見ながら、気持ち良くなるの、しゅきぃ……しあわへぇっ!」
「○○さん、○○さんっ! 僕もたくさん気持ち良い顔見せますから……○○さんの気持ち良い顔も、たっぷり見せてくださいね……」
「うんっ、見せるぅっ……らいしゅきな、○○に、エッチな顔見せるぅっ!」
夕食作りのための体力を残すことを頭から完全に忘却し本能の望むままに腰を振って快楽を貪る男と、無口で覇気の感じられない普段が嘘のように饒舌となって淫らな嬉しいの感情が込められた叫びを放つ男は、共に淫欲に溺れながら体力が尽きるまで愛し合い、お互いの汗と淫液に塗れただらしない姿で仲良く眠りに就くのだった。
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「お帰り……」
そう言うと、男は置かれていた袋を左右の手に一つずつ持ち、足元で布がだぶついている青色のジャージを引き摺りながら部屋の奥へと戻っていく。
その様子に対し、服を着替えている男は袋を全部持って行ってくれとは言わない。服装の乱れを指摘したりもしない。在宅で仕事をしている男の方が稼ぎが多く家賃や食費などをほぼ負担している上に、なんと言ってもそのだらしないところも含めて全てを愛しく思っているからだ。
面倒くさそうにしつつも家事は手伝ってくれるし言われずとも室内用の服をいつも玄関に用意しておいてくれる。どんなに仕事が忙しくても、帰宅の音にちゃんと気付いて出迎えてくれる。そんな些細な事象に改めて幸福を募らせながらスーツの処理を終え楽な服装となった男は、残されていた袋を持ってキッチンに入りつつ冷蔵庫に中身を入れ終え空となったビニール袋を畳んでいる男に向かって言葉を掛けた。
「遅くなってすみません。すぐに夕食作りますからね」
告げながら男はビニール袋をテーブルに置き、椅子の背もたれに掛けてあったエプロンに右手を伸ばす。その伸ばされた右手に、丈の長いジャージを強引に纏っている男の左手が重ねられた。
小さく驚いて、男は重ねられた手から腕を伝って愛しい男の顔を見る。すると、見つめられた男は前髪に隠れた顔を羞恥で赤く染めながら、か細い声で言った。
「先に……したい」
何がと聞き返さずとも、男は言葉の意味を理解した。そうして言葉を理解した男は、自分が運んできた袋の中身に早めに冷蔵庫へと入れる必要がある物が入っていないことを記憶を頼りに確認すると右手を浮かせてくるりと捻らせ重ねられていた愛しい男の左手を優しく握ると、積極的とは真逆にある男から放たれたおねだりに応えて一気に距離を詰めた。
「ふふっ、最近お互い忙しくてご無沙汰でしたもんね。もちろん、良いですよ。ご飯の前にいっぱい、愛し合いましょうね、○○さん」
「んっ、む、ふっ……」
自分より小柄な男を抱き締めながら、男は上から噛み付くようなキスを降らせる。そのキスに一生懸命に応じ、流し込まれる唾液を飲み干しながらたどたどしく舌を絡め返す男の心地良さげな表情を前髪ごしに愉しみながら、男は更に口付けを深くしつつ愛しい男を丁寧かつ器用にリビングの絨毯へと運んでいった。
「あっ、んぁっ……も、お願い……お尻、欲しい……舌じゃなくて、おチ○ポ、欲しい……」
ジャージと下着を全て脱がせた男に裸体を手と膝で支え無防備な尻を高く掲げる体勢を取らせた男は、何時眺めても可愛らしい窄まった穴に舌を這わせていた。淫らな鳴き声と穴の収縮が愛おしい、一際強い男の匂いが堪らない、永遠に舐めしゃぶり続けられると思いながら夢中で舌を動かしていた男は、堪えきれずに発せられた懇願を耳にして舌を離した。
「もう、切ないのぉ……ちょうだい、○○のチ○ポ……ちょぉらい……」
平素に比べて増えた口数で紡がれる交尾の要求。主の心情を表わすかのようにヒクンヒクンと震える唾液と腸液に塗れた尻穴。愛した相手の本能をさらけ出した欲求を聞き、男根を求めて必死に収縮する穴の様子を目にした男は、穏やかな表情に獣をのぞかせながらズボンのファスナーを下ろし、限界まで張り詰めていた自らの男根を取り出した。
「それじゃあ……入れますよ、○○さん。僕のチ○ポで、たくさん……気持ち良くなってくださいね」
「あぁ、うぁぁんっ……! 入った、チ○ポ、入ってきたのぉっ……!」
解れきった穴は一息で男根を受け入れ、歓迎の証として男根に熱烈な締め付けと絡み付きを施していく。
その淫らな歓迎を悦び、愛しい男と繋がっている状況に幸福を抱きながら腰を振る男は、荒い呼吸混じりに男へと問いかけた。
「どうです? 気持ち良いですか、○○さん」
それは、わずかばかりの悪戯心から発せられた問いかけ。愛しい無気力な男が恥じらいながら快楽を肯定する姿を見たいが為の質問。しかし、それに対しての返答は男の予想とは違う、よりいじらしい物だった。
「気持ち、いっ、けど……後ろから、やらのぉ……前向いて、したい。○○の顔、見ながら、気持ち良くなりたいぃっ……!」
願望を耳にした男は、興奮に背筋を震わせ男根を更に膨張させた。その膨張の勢いのままに男は愛しい男の左足を掴んで持ち上げ、繋がったまま男を仰向けに、願望通り顔を見ながら行為に耽られる状況を用意した。
「あん、あぁっ! これぇ、これが良いのぉっ! ○○の気持ち良い顔見ながら、気持ち良くなるの、しゅきぃ……しあわへぇっ!」
「○○さん、○○さんっ! 僕もたくさん気持ち良い顔見せますから……○○さんの気持ち良い顔も、たっぷり見せてくださいね……」
「うんっ、見せるぅっ……らいしゅきな、○○に、エッチな顔見せるぅっ!」
夕食作りのための体力を残すことを頭から完全に忘却し本能の望むままに腰を振って快楽を貪る男と、無口で覇気の感じられない普段が嘘のように饒舌となって淫らな嬉しいの感情が込められた叫びを放つ男は、共に淫欲に溺れながら体力が尽きるまで愛し合い、お互いの汗と淫液に塗れただらしない姿で仲良く眠りに就くのだった。
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