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男は復讐のために淫らな商品を購入する

2020.05.02.Sat.21:00
上等な衣服に身を包んだ男が、店内に陳列された品々を眺めながらゆっくりと歩いている。
今日はどんな商品があるのだろうか、自分の好みに合う物は置かれているだろうか。胸にわずかな高揚を抱きながら、商品一つ一つを品定めする男。そんな男の足が、一つの商品の前で完全にとまった。男は机に置かれた一品を食い入るように見つめ、顔を近付けて堪能する。その様子に気付いた店の男は鑑賞を邪魔する余計な足音を立てないよう意識しながら素早く男の元へと歩み寄り、頃合いを見計らって男に話し掛けた。

「お客様、こちらの商品に興味がおありですかい?」

笑いながらの問いかけを向けられた男は、一旦商品から顔を離すと自身よりも小柄な店の男を見下ろしながら問いを返す。

「あぁ、この商品にとても魅力を感じているよ。この商品の元になった者の顔を確認したいんだが……それは可能かい?」
「えぇ、もちろん可能でございます。少し、前を失礼」

言いながら、店の男が客の男と商品の間に割って入る。そして商品に手を伸ばした店の男は、客の男が愉しんでいた箱形の商品の上部に手を伸ばし、蓋を開けるように持ち上げて一部を取り外した。
そうして取り外された部品の下に見えたのは、魔力で作られた板に映し出される苦悶に歪んだ青年の顔で。その顔を見た客の男は、思わず驚きと感嘆が混じった声を上げた。

「おや、この商品は彼だったのか。まさかこんな形で再会出来るとはねぇ」
「お客様、もしかしてお知り合いですかい?」

店の男の言葉に、客が愉快色の笑みを浮かべながら答える。

「あぁ、彼は昔、私の部下の取り引きを邪魔してめちゃくちゃにしてくれたんだよ。幸い私に繋がる情報は上手く隠蔽出来たから良かったものの危うく投獄されるところだったからねぇ……見付けたら、たっぷりとお礼をしてあげようと思ってたんだよ」

愉快な笑みに残酷な黒さを混ぜながら呟いた男は、先程外した部品を持って近くに立っている店の男に悪魔のような表情を向けて購入宣言を行った。

「こんな良い物に出会えるなんてね……今日は来て良かったよ。この商品と、責め具一式を購入させてもらおう。この無様な青年の顔を滑稽に歪ませて、剥き出しの性器を死んだ方が遥かに幸せだと思う程にいたぶれる道具達を、君の判断で揃えてくれ」
「はい、かしこまりました。ではご用意致しますので、それまで存分にお愉しみください」

店の男は持ったままだった部品を購入が決まった商品の横に置くと、小さく数回頭を下げてその場を離れ客の男の要望に合わせた責め具を用意し始めた。

「さぁ、君は今日から私の物だよ。これから毎日たっぷりと苛めて、あの時のお礼をしてあげるからね」

男の残酷な囁きを聞けず、背筋を凍らせる無慈悲な微笑みを見ることも叶わない哀れな青年は魔力製の板に淫らに蕩けた悶絶の百面相を晒しながら、その板のすぐ下で硬く張り詰めている丸出しの男根を哀しく脈打たせていた。



残酷な魔術で裸体を椅子の形状で固められた男の呻きや、小型化された裸体を媚薬スライムと同じ瓶の中に閉じ込められた青年の悲鳴が響き渡る店内で、男は他の商品には一切目もくれず裸体の大部分を箱に閉じ込められた憎い青年の商品のみを観察し、箱の魔術で望まぬ発情を強いられた青年の乱れた顔と惨めに勃起させられた男根を目で味わい、今日から始まる淫らな復讐の日々に心を躍らせていた。






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