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狐は想い続けた男と甘い甘い交尾に耽る

2020.04.29.Wed.21:00
「主様、お久しぶりなのじゃ。この地に帰ってきたということは、わしを娶りに来てくれたんじゃろ? 本当に待ち侘びたぞ、主様」

亡くなった祖父から受け継いだ田舎の家へと越してきた夜、古びた扉を叩く音に反応して玄関へと赴いた男を待っていたのは、人ならざる来客だった。
男の腰辺りまでの背丈をした狐の獣人が、表情を幸福色に染め嬉しそうに金色の尾を振りながら挨拶を行う。それに対し、男は何も言葉を発せずに固まっている。人間では無い存在がやって来たからだけでは無い。男に、その小柄な狐を知らないと言い切れない胸のつかえを感じているからだ。
奥深くに埋もれた記憶の中で、自分はこの狐を知っている気がする。だが、思い出せない。何も言葉を紡げぬまま忘れてしまった自分にもどかしさを募らせ表情を曇らせる男に、狐が幸福一色だった顔を哀しげに歪め、問いかける。

「嘘じゃろ……主様、もしかしてわしのことを……忘れてしまったのか?」

今にも泣き出しそうな程に目を潤ませながらの問いに、男の胸が痛む。だが、思い出せない物は思い出せない。男は罪悪感を抱きながら、狐に向かって正直に答えた。

「……すまない」

紡がれた謝罪を聞いた狐が目を見開き、耳を震わせ、尾を強ばらせる。狐を覚えていなくとも、狐がひどく傷ついているのが男には痛いくらいに分かった。同時に、傷ついた狐がこのまま手の届かない場所へと消えることが、言葉では言い表せない程の喪失に繋がると本能で理解させられた。
まだ記憶から狐との出来事を救い出せずにいる自分が悔しい。早くしなければと心は焦るのに、脳は深くに沈んだ思い出をどうやっても取り出せない。

「すまない、待ってくれ! 君が大事な相手だってことは思い出せているんだ! だから待ってくれ、もう少しで、きっと……!」

男は焦燥のままに叫び、頭を抱えて記憶を呼び起こそうとする。そんな男の必死さを目にした狐は意を決し、愛しい男に自分を思い出させるために身に着けていた白装束を脱ぎ、裸体を晒した。

「主様、見ておくれ。幼き日の主様に快楽を教えられ、雄から雌に変えられたはしたない身体じゃ。主様がここを離れてからも、主様を思い出しながら自分で育てた……土地神らしからぬ淫らな身体じゃ」

言いながら、狐は顔を赤らめながら足を開いて幼い男根を見せ付け、男に背中を向け尻尾を持ち上げ自身の指で毎日欠かさずに解していた穴を突き出し、男から快楽を教え込まれた思い出を口にする。
快楽、土地神、そして狐の手で渡された白装束からほのかに立ち上る匂い。それらに記憶を刺激された男は、とうとう狐を思い出し、謝罪を放ちながら体毛の中で真っ赤に充血して自己主張する乳首を指で強調している狐を抱き締めた。

「ごめん、○○……! 俺、どうして……○○のこと、本気で想ってたのに。絶対にお嫁さんにするって約束したのに……!」

幼き日と同じ口調で言い、その時とは全く違う体格と力強さで自分を抱き締める男が流す涙を左肩に感じながら、男の右肩に涙を零して狐が答える。

「大丈夫じゃよ、主様。もう何十年も経っておるんじゃ、忘れてても不思議じゃない」
「でも、俺……」
「あー、もう! 大の男が泣くんじゃない!」

数百という時を生きた狐が突然に年上の口調を取り、男を叱る。驚き、身体を跳ねさせた男の腕からするりと抜け出た狐は、後悔と申し訳無さからくる涙に濡れた男の顔に向かって嬉し涙に濡れた顔を見せながら、優しく微笑んだ。

「主様は、この地を治める土地神のわしが愛した男なんじゃぞ? しゃんとしてもらわねば困る。悪いと思っているなら、行動で示しておくれ。申し訳無いと感じておるなら、待たせた分……しっかりと愛しておくれ。わしの愛しい、わしだけの……旦那様」
「○○……っ!」

言われた言葉に従って行動で示し、全身全霊でぶつけられる男の愛を受け止めながら、狐は自身の小柄な肉体を逞しく育った男に預けていた。




「は、うぅぅんっ……旦那様の魔羅、昔よりずっと太いのじゃぁっ……!」
「○○、大丈夫? 苦しくないかい?」
「うん、大丈夫、なのじゃ……苦しいより、嬉しくて、幸せで……気持ち良い、のじゃ……っ!」
「○○、可愛い……昔と同じその蕩けた顔、本当に可愛いよ」
「あっ、あぁっ! 激しいぃっ! 旦那様の魔羅が、わしの身体を抉ってるぅぅっ! もっと、もっと、激しくしてぇっ! わしの穴が、閉じなくなるくらいにぃっ……たくさんほじって、子種を注いでっ! 旦那様ぁぁぁぁっ!」

自分よりも遥かに小さい年上の狐に覆い被さり負担を掛けないよう加減しながら一生懸命に腰を振って狐を悦ばせる男と、自分で弄っていたときとは比べ物にならない快楽を叩き込まれ太く逞しく育った愛しい相手の男根を尻穴で夢中になって舐めしゃぶる狐の甘く蕩けた交尾の声は古びた家の壁を突き抜けて周辺に響き、土地神である狐を慕う動物達に狐の恋が実った事実を知らせ、祝福の感情を抱かせていた。






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