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正義は捕らわれ理性を焦がされゆく

2013.12.12.Thu.08:00
「ふうぅっ…んぐぅぅっ!」

窓の無い地下室。どんなに叫んでも誰にも届かない空間で、男は苦しげに呻いていた。
男の口は今、硬く丸めた布が押し込まれ、その上に吐き出せないようガムテープで栓をされ。そして更に上に、鼻と口を覆う布の猿轡をされた。

過剰に口を塞がれ、呼吸さえもままならない状況で、男は逃れようと必死にもがいたが余計に呼吸が苦しくなるだけだ。

「んぅ、むぅぅ」

眉をしかめて、身体を動かしても、男の自由を奪う縄は緩みもしない。柱を背にした形で男は腕を柱の裏に回してきつく縄で縛り上げられた。加えて上半身と首に巻かれた縄が柱へと結わえ付けられ、男は暴れても縄を軋ませるくらいしか出来ない。
せめて足が使えたら何か違ったのかも知れないが、男を捕らえた男達に抜かりは無かった。

足にもしっかりと縄が巻かれている。それも、足を大きく開かせた状態を固定させるようにさせる、拘束の為に作られた金属の棒に。

「うぅっ、むぐぅっ!」

何とかして足を閉じようとしても、縛られた足では棒に付けられた鉤の部分を越える事が出来ず、虚しく足首を金属にぶつけるだけとなる。そのせいで、下着を剥ぎ取られた男の股間は空気に晒され、責め苦で変化を遂げたペニスも隠せない。
男のペニスは、触られてもいないのに完全に勃起し、絶え間無く先走りを垂れ流していた。
流れ出した透明な淫液はぽたぽたと床に滴り、淫らな水溜まりを形作っていく。羞恥心を煽られるその光景をとめたいと願っても、拘束された手では叶わず、淫液の分泌を抑えられない。
それは全て、男を捕らえ、拘束し、残酷な性拷問を与えている男達のせいだ。

「どうだい? 愉しんでるかい?」
「むぐっ!」

ニヤニヤと笑いながら、数人の男が身悶えている男がいる部屋に訪れる。その憎い存在に向かって、縛られた男は必死に睨み付けた。

「そんなに怖い眼すんなよ、捜査員さん。面白いモン持って来たんだからさ」

言って、男は自身の組織に忍び込んでいた捜査員の前に持ち込んだ機械を置く。捜査員の目を疑わせる程、非情な機械を。

「このカメラでアンタの姿を撮って、そいつをDVDにして売るって面白そうだろ?」

あまりに屈辱で、果てしない絶望を叩き込まれ、捜査員は強気に振る舞う事を忘れふるふると首を左右に振った。
だが、男達はそれを無視し、腕時計を見る。

「3、2、1」
「んぅぅぅぅっ!?」
「おー、ピッタリに出たな、催淫ガス」

気の抜けた声の中、捜査員は半狂乱で首を暴れさせる。しかし、猿轡の下にある鼻の穴に直接繋がれた細いチューブは外せず、そこから注入が始まった欲情を促す無慈悲な気体を拒めない。
このガスによって捜査員は無理矢理に発情させられ、性刺激を求めさせられ。なのに望む刺激は全く与えられずに何時間も放置をされていた。

「じゃあ、また後で来てやるよ。どんだけ壊れてるか愉しみにしてるぜ」
「ふぅぅ! んむぅぅぅぅんっ!!」

プライドを放り投げて去りゆく背中に許しを請うが、男達は振り返りもせず。
全身を襲う疼きに耐えている捜査員を置いて、部屋を後にしてしまった。

「ふぐ、うっ、ふぅぅぅっ」

幾ら助けを求めても誰も来ない。幾らもがいても、身体が熱く虚しく火照るのを防げない。
はしたない欲望に理性を蝕まれる捜査員はもはや来ないと分かり切っている助けを求め、気が狂いそうな疼きで、淫液を溢れさせるしか無かった。





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