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快感責めは箱の中で

2013.07.30.Tue.00:23
真っ白な壁の地下室。防音がされていて、絶対に中の音が外に聞こえないようになっている部屋。
その中で、一人の男の声が響いていた。

「あぁっ…も、やめて。ここから出してぇ…!」

必死に叫ぶが、今この地下室に別の人間はいない。
分かってはいても、男は助けを求めずにいられない。男はその身体に、淫らな仕掛けを施されているからだ。

着せられた上半身の拘束具は男の肌をほとんど隠しておらず、後ろ手に捻り上げた手を固定し、抵抗を奪っている。
足首と膝には二本の足を一本に束ねる為の革のベルトを付けられ、男は足を開く事すらも出来ない。

こうして動きを封じられた状態で、男の性感帯は淫具によって容赦無く責め立てられている。
拘束具と一体になった両乳首のローターは、男がどんなにもがいても、床にローターを擦り付けても外せず、逆に乳首に更なる刺激を与えるだけ。
股間には、男の身体に合わせて作られた特製の貞操帯が付けられていた。

男のペニスの位置、アナルの位置、それどころか男のアナルの奥の前立腺の位置まで計算されて作られた貞操帯。
モーターの付いたラバーがペニスを隙間無くすっぽりと覆い、アナルに入ったバイブは男が少し身じろぎするだけでも敏感な場所にその身が食い込むような形をしていた。そんな男にとっては悪魔のような貞操帯は、鍵でがっちりと固定されている。

もはや拷問とも言える恥辱。しかし、男へ与えられた辱めはこれで終わらない。

「んぁ…出たい。箱から、出して…」

男は地下室に閉じ込められた上、透明な箱の中に閉じ込められていた。
箱は天井部分に南京錠が複数付けられていて、拘束された身体で体当たりしたくらいじゃビクともしない。
また、空気穴は呼吸するには十分な大きさをしていたが、箱に溜まった熱と、男が出した汗や精液などの匂いが逃げ切るにはあまりに小さい。
始めの内は箱の隅にあった清浄な空気を選ぶ事が出来たが、今や男は何処に逃げても淫らさが混じった空気を吸う状態になっている。

「助けへ…誰か……っ!」

舌を突き出し、箱の床に膝を曲げて横たわる男。その顔は赤く上気し、涙と涎と汗でぐちゃぐちゃ。
股間も同じようにぐちゃぐちゃに汚れていたが、ラバーから溢れ出した精液も混ざっているので、よりいやらしく濡れていた。
声は喘ぎ過ぎて枯れ、身体は間断無くイき続ける。壊れ始めた男に、無情な機械音が聞こえた。

カシャッ

「あぁ……撮らないれ、こんな、写真…」

男が入れられた透明な箱を取り囲むように設置されたカメラが、ランダムでシャッターを切る。
何処のフラッシュが光るか。男は怯えて恐れつつも、箱の中からじゃどうしようもない。

男の前のカメラが、チカッと光る。それは、撮影前の予備動作。

「んぁぁ…だめ、らめぇぇ…!」

数瞬後に訪れるその時に絶望する。だが同時に、男は破滅的な興奮も覚えていた。
そして…体液で全身を濡らし、身動きの取れない箱の中の男に、シャッターが切られた。

「あっ、あぁぁぁっ…!」

写真を撮られたと同時に、男は絶頂を極め、射精した。ペニスを包むラバーから、モーターで振動しつつ精液がまた零れた。

「あぁんっ…も、イけないのに。また…気持ちよくなりゅ…」

いつ終わるとも知れない。快感の責め苦。それに悦び、身体を痙攣させる男の声が…箱の中で、虚しく反響していた。






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