愚かな退魔師は甘く歪に壊される
2020.04.12.Sun.21:00
「んぅーっ! んぐっ、むぎゅぅっ! ふぅ、むっ、んむぅぅぅっ!」
「札ごしに甘く鳴き喚いて、全身を情けなく震わせて……本当に愛い奴じゃのう。お主は」
背中で重ねさせられた肘から先と、左右をきっちりと揃えさせられた足首を黒色をした妖力で縛られ、同じ妖力を込めた札を口に貼り付けられたことで言葉を封じられた少年が、布団の上でくぐもった唸りを発しながら衣服を奪われた裸体をよじらせている。
どうにかして逃れたい。絶え間無く注がれる苦悶に喘ぎながら、少年は責めからの脱出を求めて必死にもがき続ける。しかし、幾らもがいても妖力で作られた拘束具は振り解けない。なりふり構わずに叫びながら布団の上でのたうち回っても、その声は助けを呼ぶことには繋がらず、意地悪な手は暴れる裸体を器用に追いかけて休み無い責めを加えてくる。
どうやっても逃げられない。その絶望の事実を改めて思い知り、打ちひしがれる少年の表情を眺めて笑みを浮かべた男は人ならざる尖った口を醜悪に歪めながら、責めを生んでいた右の手を少年から離した。
絶頂が迫っていた男根から刺激を無くし、白く濁った欲望の解放という淫らな至福をまた目の前で取り上げたのだ。
「んぐぅぅーっ!! ふっ、ふぶぅっ!! んも、むおぉぉぉーっ!」
もうすぐ、溜め込んだ欲望を吐き出せる。乱され切った思考でそう考えていた少年は、もう何十度目かも分からないお預けに目を見開きながら絶叫し、無意識に腰を振って痛々しく脈打っている幼い男根を跳ね回らせる。
そんな無様極まりない少年の姿を間近で観察し、喉奥で小さく笑った男は少年の男根から分泌された体液で汚れた右手で震える少年の腹部を撫で回しながら、愉快色に染まった声で無慈悲な言葉を紡いだ。
「どうした? 果てさせて貰えるとでも思うたか? そんな簡単に許す訳が無いじゃろう? 身の程知らずな愚かな退魔師には、妖狐に挑んだことをまだまだ後悔させてやらなければならないんじゃからのう……」
自分を退治すると息巻いてあっさりと破れた少年を嘲笑い、射精欲が引いて萎え始めた男根に妖狐の男が再び右手を這わせる。
柔らかな毛に覆われた手がまた男根を緩く握り込み、上下に扱いて快楽を流し込んでくる。このままでは、さっきのように射精寸前でそれを禁じられる苦しみを味わわされてしまう。
「んぎゅぅぅぅっ! ふ、ぶふっ、むぐぅぅんっ!」
もう、嫌だ。心の底から恐怖し、倒そうとしていた狐に涙で潤んだ目を向けながら少年が許しを請う叫びを放つ。
その恥と誇りを捨てた哀願を目にし、金色の尾を揺らめかせながら牙を露出させて舌なめずりをした狐は、数百年生きてきて初めて感じる獰猛な欲望に目を輝かせつつ少年を無情にも突き放した。
「良い恐怖じゃ。そのまま怯えながら苦しみ続けると良い。心と身体に妖狐と快楽への恐れを、儂への畏怖を、二度と消えぬほどに刻み込んで……お主の生を歪な物に変えてやろうな」
「ふぅ、ふぐぅ! んむ、も、おぉぉっ……!」
助けの来ない妖狐の領域で嬲られる少年の悲鳴は長く、虚しく響き続け、自らに刃向かった馬鹿な退魔師が壊れゆく様を愉しむ残酷な妖狐の男を悦ばせていた。
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背中で重ねさせられた肘から先と、左右をきっちりと揃えさせられた足首を黒色をした妖力で縛られ、同じ妖力を込めた札を口に貼り付けられたことで言葉を封じられた少年が、布団の上でくぐもった唸りを発しながら衣服を奪われた裸体をよじらせている。
どうにかして逃れたい。絶え間無く注がれる苦悶に喘ぎながら、少年は責めからの脱出を求めて必死にもがき続ける。しかし、幾らもがいても妖力で作られた拘束具は振り解けない。なりふり構わずに叫びながら布団の上でのたうち回っても、その声は助けを呼ぶことには繋がらず、意地悪な手は暴れる裸体を器用に追いかけて休み無い責めを加えてくる。
どうやっても逃げられない。その絶望の事実を改めて思い知り、打ちひしがれる少年の表情を眺めて笑みを浮かべた男は人ならざる尖った口を醜悪に歪めながら、責めを生んでいた右の手を少年から離した。
絶頂が迫っていた男根から刺激を無くし、白く濁った欲望の解放という淫らな至福をまた目の前で取り上げたのだ。
「んぐぅぅーっ!! ふっ、ふぶぅっ!! んも、むおぉぉぉーっ!」
もうすぐ、溜め込んだ欲望を吐き出せる。乱され切った思考でそう考えていた少年は、もう何十度目かも分からないお預けに目を見開きながら絶叫し、無意識に腰を振って痛々しく脈打っている幼い男根を跳ね回らせる。
そんな無様極まりない少年の姿を間近で観察し、喉奥で小さく笑った男は少年の男根から分泌された体液で汚れた右手で震える少年の腹部を撫で回しながら、愉快色に染まった声で無慈悲な言葉を紡いだ。
「どうした? 果てさせて貰えるとでも思うたか? そんな簡単に許す訳が無いじゃろう? 身の程知らずな愚かな退魔師には、妖狐に挑んだことをまだまだ後悔させてやらなければならないんじゃからのう……」
自分を退治すると息巻いてあっさりと破れた少年を嘲笑い、射精欲が引いて萎え始めた男根に妖狐の男が再び右手を這わせる。
柔らかな毛に覆われた手がまた男根を緩く握り込み、上下に扱いて快楽を流し込んでくる。このままでは、さっきのように射精寸前でそれを禁じられる苦しみを味わわされてしまう。
「んぎゅぅぅぅっ! ふ、ぶふっ、むぐぅぅんっ!」
もう、嫌だ。心の底から恐怖し、倒そうとしていた狐に涙で潤んだ目を向けながら少年が許しを請う叫びを放つ。
その恥と誇りを捨てた哀願を目にし、金色の尾を揺らめかせながら牙を露出させて舌なめずりをした狐は、数百年生きてきて初めて感じる獰猛な欲望に目を輝かせつつ少年を無情にも突き放した。
「良い恐怖じゃ。そのまま怯えながら苦しみ続けると良い。心と身体に妖狐と快楽への恐れを、儂への畏怖を、二度と消えぬほどに刻み込んで……お主の生を歪な物に変えてやろうな」
「ふぅ、ふぐぅ! んむ、も、おぉぉっ……!」
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