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捜査員は自らも知らぬ弱点を指先で嬲られる

2020.03.09.Mon.21:00
薄暗い地下空間に、靴音が響く。その靴音の主である男は空間の中央に位置する円形の柱の前まで移動すると下の方に視線を向け、無様な姿を晒している男に向かって命令を下した。

「捜査員さん、立ちなさい」
「う、むぅっ……!」

自分に対して発せられた声を聞き、捜査員と呼ばれた男は黒い棒状の枷を噛まされた口から唸りを漏らしつつ、素直に命令に従って立ち上がり始めた。
視界と言葉を奪われ、手足の自由を取り上げられた裸体で抗っても意味は何一つとしてないからだ。

「ふ、うぐっ……む、んむっ」

口枷の隙間から飲み込みきれない涎と呻きを零し、黒革の目隠しの下で顔をしかめながら捜査員は裸体を起こそうと力を込める。
だが、背にした柱を頭部と左右の手首で挟んだ状態から離れられないよう黒革で作られた手枷同士を短い鎖で繋がれ、足首にも同じ枷での拘束を与えられた身体では立ち上がりたくても上手く立ち上がれない。悪戦苦闘し、丸出しの男根に自身の唾液を垂らしながら自由を奪われた裸体を動かす捜査員と、捜査員の姿を無言で観察する男。その状況が何分ほど続いた頃だろう。捜査員はようやく裸体を立ち上がらせ、男の眼前に無防備で惨めな自身を晒すことに成功した。

「はい、よく出来たね。捜査員さんの可愛らしい乳首と、立派な性器がよく見える良い格好だ」
「うぅ、む、んぐっ」

恥辱を煽る男の言葉に反応して、捜査員が胸に悔しさと反抗心を募らせる。しかし、捜査員は生まれたそれらの感情を必死で抑え、男の機嫌を損ねないように努めている。
一切の抵抗を禁じられた今は、憎い男に対して従順になるのが一番だ。きっと助けが来てくれる、それまでは耐え続けるのが最良の選択だ。そう自分に言い聞かせながら、捜査員は逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体を震わせている。
そんな捜査員に残酷な男は嬉しそうに言った。救いを信じ辱めを受け入れて命令に従った捜査員へと放たれた男の言葉は、無慈悲な仕置きの宣言だった。

「でも、時間を掛けすぎだよ。命令されてから十分近く経ってようやく立つ悪い子には、きついお仕置きが必要だねぇ」
「っ、ぐぅぅっ!?」

命令を守ったというのに、罰を与えられる。守っても守らなくても、男は罰を与える気だったのだろう。それを察し、絶望に襲われながら身悶える捜査員との距離を詰めた男は、拘束具を鳴らしながら無意味にもがく哀れな捜査員の裸体を至近距離で堪能すると、どこにも逃れられない裸体に容赦の無い罰を注ぎ始めた。

「んふっ!? ふぶっ、むふぐぅぅっ! うぅ、うぶふっ、むぎゅぅぅっ!!」
「おやおや? まずは手始めにって思ったんだけど、捜査員さんは随分と脇が弱いんだね」
「むぶっ、ぶひゅぅぅぅっ!」

守る物の無い脇を、男の指先が左右同時にくすぐる。たったそれだけなのに捜査員は堪らないくすぐったさを感じ、痴態を見せまいという意思さえ持てぬままくぐもった声で笑い悶えさせられてしまう。
他人に比べて毛が非情に薄い。その程度にしか認識していなかった脇を巧みにくすぐられ、自分でも知らなかった過敏な弱点を嬲るこそばゆさに我を忘れて悶え苦しむ捜査員を眺めて、男が愉しげに目を細める。その目は、いたぶり甲斐のある獲物を見付けた冷酷な獣のそれだ。予想を大きく超える愉快な反応を脇だけで見せている捜査員に黒い笑みを浮かべ、舌なめずりをした男は早くも呼吸困難に陥っている捜査員に残忍な言葉を浴びせた。

「それじゃ、せっかくだから今日のお仕置きはずっと脇を苛めてあげようね。声が涸れても、酸欠になって意識が朦朧としても、休み無くくすぐって苦しめてあげる。早く良い子になれるようたっぷり笑わせて、反省させてあげるからね、捜査員さん?」
「むぎゅ、ぶひゅぐぅぅっ! あぶ、ぼもっ、まぶぁぁぁっ!!」

嫌だもやめてくれも笑いに飲み込まれて紡げず、気絶すらも叶わないくすぐり地獄に苛まれる捜査員の悲痛な笑い声は味方のいない空間に哀しく響いて非情な男の興奮を加速させ、脇を嬲る責めの苛烈さをじわじわと引き上げていくのだった。






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