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大きすぎる愛情で青年は絡め取られる

2020.03.11.Wed.21:00
両親が夫婦水入らずの旅行へと出掛けた翌日の朝。遅めの朝食を摂った少年は使った食器を洗い終えると、自室の隣に位置する兄の部屋へと入り朝の挨拶を行った。

「兄さん、おはよう」

扉を開けながら屈託の無い笑顔を浮かべて、少年は兄に言葉を寄せる。だが、兄からの返事は無い。まだ寝ているからではなく、兄である青年は今、少年の声に反応する余裕さえも失っているからだ。
兄から一切の反応が返ってこない。その事実に、少年が笑みを更に濃くする。その濃くなった笑みに残忍な色を滲ませながら扉を閉じた少年は兄の元へと歩み寄り、改めて朝の挨拶を口にした。
今度は、無様極まりない痴態を晒す兄を嘲笑う無慈悲な言葉を添えながら、だ。

「兄さん、おはよう。一晩中イきたくてもイけないまま玩具で苛められた気分はどう?」
「ふむぁっ……む、うふぅっ……」

先程よりも近い場所で弟に声を掛けられた兄は、タオルを用いた目隠しの下で眉根を寄せながら、赤いギャグボールを噛まされた口から唾液と共にくぐもった呻きを漏らした。その反応は、怒りでも哀願でもない。生殺しの快楽と拘束の締め付けしか刺激が無い状態で音という別の刺激を与えられたことで反射的に漏れ出た、意味を持たない呻きの反応だ。
長時間一人きりの空間でいたぶられ、心と身体をすり減らされた青年はもはや、まともに意識を保つことすら不可能な状態だ。
視界を封じるタオルの目隠しと、口を塞ぐギャグボールを外そうとして頭部を振り乱す気力は無い。二の腕を胸部に結び、背中で重ねた手首を縛り、足首と太ももを短く繋いでいる縄を解こうと暴れる思考も無い。裸体を縛り上げる縄とキャスター付きの椅子を結合している幾本もの縄から抜け出そうとしてじたばたと身悶える力も、残されていない。
椅子に乗せられ、足の縄と肘掛けを厳重に縄で繋がれ足を閉じることを禁じられた青年は、無防備にさらけ出された男根の根元と亀頭近くに巻き付けられた黒いベルトに内蔵されているローターが生み出す弱すぎる振動といういつまで経っても射精に至れない淫らな苦悶に追い詰められ、無駄な足掻きすらも出来ないくらいに憔悴させられてしまったのだ。

「は、ぶぅっ……んも、あ、ふぅぅ」

頭の中をぐちゃぐちゃに蕩けさせられ、意識を朦朧とさせながら休まずに動く男根の玩具に喘ぎ鳴く兄。そんな兄を見つめながら愉快そうに目を細め、背筋を興奮で震わせた少年は、一晩蓄積させられた射精欲に苦しみ透明な蜜をとめどなく零しながら激しく脈打っている男根を意地悪く右の人差し指と中指で弄びつつ、すでに限界を超えて苦悶している兄に残酷な宣言を行った。

「ふふっ、すっかりとろとろだね、兄さん。でも、本番はここからだよ。母さんとお義父さんが帰ってくるまで毎日いっぱい苛めてあげる。絶対に、兄さんを僕だけの物にしてあげるからね。どこにも逃げられないよう、何もかもを躾けて僕のペットに作り変えてあげる……」
「ふぅ、ふむっ、んもぉぉっ……」

血の繋がっていない、年の離れた弟。その弟に兄弟の枠を超えた大きすぎる歪んだ愛情を抱かれた兄は、絶望することすらも叶わぬまま、亀頭を緩く挟んでくにくにと揉み込む弟の指が注ぐ悦楽に喘ぎ、逆らえぬ裸体を椅子の上でくねくねとよじらせていた。






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