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希望が潰えペット達は快楽に溺れる

2020.02.28.Fri.21:00
人間の男を商品に作り変えて高値で売り飛ばす非道な組織。その組織に拉致された捜査員達に繋がる手掛かりを探し回っていた仲間達は山奥に存在する屋敷に捕らわれた捜査員達が連行された可能性を知り、その屋敷へと赴いた。
だが、その屋敷に捕らわれた捜査員は誰一人としていなかった。それどころか、彼らに繋がる情報すら手に入らなかった。いたのは屋敷の主である白衣の男と、その男が飼育している数頭のペットだけ。仲間を救い出すことを望んで屋敷に来た捜査員達が手にしたのは無駄足を踏んだという事実と、無関係の男に多大な迷惑をかけたという不名誉な結果だけだ。

「お願いですから、二度と邪魔しに来ないでくださいね? 無意味な仕事をしても国から給料を貰える貴方達と違って、僕は常に研究を重ねて新しい成果を出し続けないと生活が成り立たないんですから」

不機嫌な表情で皮肉を零されても、捜査員達は何も言い返せない。落胆し肩を落とす捜査員達は自分を睨み付ける白衣の男の視線を浴びながら、来た時に使った車で何の情報も持ち帰らずに本部へと戻ることしか出来ない。
右手で追い払う仕草を行いながら、重い雰囲気を纏って去って行く車達を鋭く射抜く白衣の男。その白衣の男と屋敷を数回振り向いて恨めしげに見つめながら、屋敷が見えない場所まで遠ざかっていく捜査員達。車の音が消え、山奥の屋敷にはいつも通りの静けさが戻った。これで、気兼ねなく研究を再開出来る。そう判断した白衣の男は荒々しく扉を閉めて鍵を掛けると、リビングで待たせていたペット達の元へと歩み寄った。
自身の苛立ちをペットを愛でて鎮めるためでも、家の中を探し回る捜査員の動きに怯えていたペット達を落ち着かせるためでも無い。白衣の男は研究の成果を再確認するためにペット達に近付いたのだ。

「昔のお友達がいっぱい来て嬉しかったね、皆。でも、今の皆はもう捜査員でも人間でもなくて言うことを聞くだけのペットだから、お友達とはもう一緒にいられないんだよ? これからは、それもちゃんと覚えていこうね」
「わぉ、あぉぉんっ」
「ひゃ、きゃぅぅっ」

全裸に首輪のみを身に着け、硬く勃起した丸出しの男根をふるふると揺らしながら、白衣の男に声を掛けられたペット達が笑いながら鳴き声を上げる。あらゆる行動を制限して命令への反抗を封じた上で絶え間無い発情を強いり、あらかじめ設定した人間以外には装着者をペットとしか認識出来なくさせる残酷な首輪を嵌められた捜査員達が、絶望色に染まった瞳で自分を隷属させる男を見上げながら嬉しそうに緩んだ声で鳴かされた。
ようやく来てくれた仲間は、裸体に首輪を巻いた自分達を見ても全く気付いてくれなかった。幾度と無く仕事と食事を共にした親友の衣服に縋り付いても、恥を承知で無様にわんわんと鳴きながら四つん這いの体勢で仲間の方に向けて丸出しの男根を振り回して自己主張しても、それは部外者に敵意と警戒を示すペットの行動としか受け取っては貰えなかった。
もう、どうやっても助からない。心の底から打ちひしがれた捜査員達は屈辱の感情すらも忘れ、反抗を抱くことすらせずにただただ白衣の男を見つめている。
その自分を見つめるペット達の瞳に今朝までには無かった崩壊の色を感じ取った白衣の男は、口の端を緩く吊り上げると壊れ始めた気丈な精神を淫らに蝕むための命令を下した。それは、これまでの日々にも与えていた命令。希望を持っていた時とその希望が潰えた今では全く別の効果を有する、快楽を求め合わせる命令だ。

「よし、それじゃ改めて皆がペットだって自覚出来るように、まずはいつも通りにお互いを気持ち良くしなさい。わんわん鳴いて、我慢せずに絶頂を繰り返して、自分が人間じゃなくなったことを理解するんだよ?」
「わんっ、わぅぅんっ」
「きゃぅんっ、はぁ、はむぅんっ」

同じ屋敷で男に飼われている他のペットと舌を絡ませ合う口付けに耽り、他のペットの乳首や男根を舐めしゃぶり溢れ出た体液を啜りながら、お互いの尻穴を意に反して犯し合う哀れなペット達。そんなペット達は、待ち望んだ救いが絶たれ無慈悲にくり抜かれた心に甘い快楽で生まれる幸福を溜め込んでいき、白衣の男の目論見通りにペットへと、自ら人間を捨て淫欲を貪り主に尽くすだけの従順なペットへと堕落していく。

「そうそう、その調子だよ。それじゃ僕はまた研究に戻るから、皆で仲良く交尾をしてるんだよ。良いね?」
「ひゃぅぅんっ! わぉぉぉぉーんっ!!」
「きゃぅ、んきゃ……くぅんっ、ひゃぉぉぉぉぉんっ!!」

行かないで。助けて。立ち去ろうとする男に向かって心で叫んでいた言葉を思い浮かべることすらせずに淫らな獣となって交尾に勤しむペット達の鳴き声は人里離れた屋敷の中に次第に艶を増しながら甘く響き渡り、非道な組織のための技術を生み続ける男の耳を悦ばせ研究への意欲を掻き立てる淫猥な音楽として愉しまれるのだった。






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