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男は幾層もの麻袋の中で淫獄に苦しめられる

2020.02.20.Thu.21:00
身に着けていた衣服を奪われた肉体を麻袋へと詰め込まれ、その麻袋の上から雁字搦めに縄を施された男は全身をきつく絞め付けられ麻袋からの脱出を困難にされた。そして、更にその上から別の麻袋を被せられ同じように縄を雁字搦めに与えられた男は、脱出をより困難にされてしまった。だが、男を捕らえた者達はすでに身じろぎすらままならない男にもう一段、もう一段と麻袋と縄を追加し、何層にも重ねた麻袋と縄の拘束で男の自由を完全に封じ込めてしまった。
仮に、背中で交差させた左右の手首を縛り、左右を揃えさせた足首を遊び無く括っている縄が無かったとしても、男はもはや自力では厳重すぎる拘束から抜け出せない。正確な数さえ分からなくなるほどの麻袋と縄に身動きを制限された哀れな男は、地下室の床に敷かれた柔らかな薄桃色のマットの上で袋詰めの裸体を無様にもがかせながら、自分を捕らえた者達が取り付けていった無慈悲な機械が生み出す責めに悶え苦しむしか無い。
あらゆる自由を押し潰された男は、麻袋と縄に押さえ付けられ力んでも尻穴から吐き出せないように固定されたアナルバイブに腸壁を抉られる刺激に屈して、閉じ込められた狭い空間の中で淫らな体液を放出するしか無いのだ。

「あぁ、あひっ、はぁ、んぁ、あぅぅっ!」

荒々しい首振りを繰り返すバイブが、望まぬ絶頂を何十回と迎えさせられて過敏になった男の体内を容赦無く掻き毟り、次の絶頂へと無理矢理に追い詰めていく。絶頂を拒みたくても、男に拒む術は無い。縛られた手ではすぐ近くにあるはずのバイブに触れられず、仮に触れられたとしても執拗に重ねられた麻袋と縄に圧迫されているバイブは引っ張っても抜けはしない。
尻穴を奥深くまで貫き、好き勝手に暴れ回る淫らな機械。その機械をどうにかしたいと願っても男はどうにも出来ず、暗闇の中で四方八方から絞め付けられている裸体を痙攣させ、自らが分泌した汗と淫液の匂いが充満した袋内の空気を吸いながら、為す術無く絶頂に次ぐ絶頂に至っていた。

「や、あぁ……イ、ぐぅっ……イく、イかさ、れぅぅっ……!」

舌の回らない口で苦しげに喘ぎ、無意識に腸壁を窄ませて動き回るバイブをきつく絞めながら、男がまた絶頂させられた。吐き出す精液を失った男根が闇の中で痛々しく震え、透明な先走りをとろりと零す。その先走りは尻穴から掻き出された腸液と汗の匂いに混じり、男が押し込まれた袋の中をより残酷で淫蕩な空気で満たしていく。
その空気を吸入し、自身が撒き散らした淫臭を嗅ぎながら、男は心からこの淫獄の終わりを願った。自分を捕らえた者達への怒りを忘れ、誇りを何もかも投げ出し、男は淫らな拷問からの救いを欲する。すると、まるでそれに応えるかのようにそれまで休み無く動き続けていたバイブがその駆動をとめた。電池が切れ、動力を失ったのだ。

「は、ひ、んぁぁ……!」

突然に途切れた快楽に戸惑い、呆けていた男は憔悴した思考でバイブが停止したことを把握し安堵色の呻きを漏らした。
これで、休める。イかされずに済む。抵抗と逃走を禁じられた事実と尻穴にバイブが突き刺さったままという状況は変わっていない。けれど男は甘い地獄の終わりを悦び、苦悶が著しく弱まったことを本心から嬉しがっている。
しかし、そんな悦びも長くは続かなかった。麻袋と縄と絶頂地獄を残して男を置き去りにし、無言で戻り情けなく鳴いて悶絶しながら袋を内側から変形させる男の様子を堪能していた非情な男達が、駆動をやめたバイブの代わりに責め苦を男に注ぎ始めたからだ。
素早く距離を詰めた男達は、左半身を下にして小刻みに震えていた袋入りの男を手でマットの方へと押さえ付け、男からわずかな身じろぎすらも取り上げた。そして、男達のリーダーにあたる無慈悲な男は無駄な足掻きさえ不可能にされた男の姿を細めた目で味わいながら袋ごしにバイブを右手で掴んで動かし、感度の高まりきった腸内をめちゃくちゃにほじくり回しだした。
あっという間に袋の上から裸体を押さえられ、バイブを動かされた男は何が起こったかも理解出来ぬまま、甲高い悲鳴を発してまたイきまくり始める。単調な回転ではなく特に過敏な前立腺を中心に嬲る的確な責めに男は悶え苦しみ、生物とは思えない激しい痙攣を見せて射精を伴わない絶頂を断続的に迎え始める。

「ひぁぁぁぁーっ!? あひっ、んひぃぃぃぃっ!! おほっ、ひぉぉぉ! あー!! うぁぁぁぁーっ!!」

許しを請う言葉さえ紡げず、再開した淫獄に絶望する余裕さえ無くし、淫らな声で獣のように鳴き喚きながらイき狂う袋詰めの男。その男の痴態を目と耳で愉しみ惨めさに嘲りを込めた笑みを零す残忍な男達は男の鳴き声に崩壊の色が混ざり始めても決して慈悲を与えず、袋から染み出してきた淫臭を何十倍もの濃度で嗅ぎながら絶頂に達し続けている男の乱れきった表情を想像しながら興奮を募らせ、捕らえた男を淫らに狂わせている事実に優越感と征服感を加速させていくのだった。






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