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男は淫らな仕掛けで時を知らせる

2020.02.17.Mon.21:00
朝の八時まで一分を切った。その情報を視界に映る時計で把握した男は白布の猿轡によって覆われた顔を恐怖に歪め、一層激しく裸体をもがかせ与えられた縄の拘束から抜け出そうと足掻いた。

「ふっ……うぅ……っ! んっ、ぐむっ……むぐぅっ……!!」

口内を埋め尽くす自身の唾液で濡れた布に歯を立て、鼻と口をきつく絞め付ける白布ごしにくぐもった呻きを放ちながらじたばたと裸体をよじらせ男は縄との格闘を行う。だが、一晩もがいて解けなかった縄はやはり解けない。二の腕を胸部に括り、背中で重ねさせた肘から先を一つにまとめ、左右の足首同士と太もも同士を短く結合する厳重な縄は男の無駄な努力をせせら笑うかのように軋むだけで緩みすらせず、男の裸体は上半身の縄と部屋の天井に取り付けられたフックを繋ぐ縄の範囲で惨めにくねり立ったまま情けなく踊ることしか出来ない。
男は結局縄からの脱出に結び付く糸口すら掴めぬまま朝の八時を、自分を用いた非道なアラームが設定された時刻を迎えてしまった。
時計が、八時を示す。それと同時に部屋の床に置かれた箱形の機械が動き始め、自身から伸びたコードを通して数個の機械に命令を下した。それは、抵抗と逃走を封じられた無様な男に苦悶を叩き込む残酷な命令だ。箱形の機械とコードで繋がっている小さな機械達はそれぞれに割り振られた場所で駆動を開始し、男の淫らな弱点を容赦無くいたぶり出したのだ。

「んみゅぅぅぅぅっ!? んもっ、ぶっ、ふぶぅぅぅっ!!」

左右の乳首を刺激する位置で上半身の縄に固定されたローター、男根の裏筋を嬲るためにテープで貼り付けられた二個のローター、男が力んでも抜け落ちないよう尻の谷間に沿う形で結び付けられた腰の縄で固定されたアナルバイブ。それらの器具が生み出す激しい振動と首振りに責め立てられ望まぬ快楽に襲われ始めた男は見開いた目から涙を零しつつ塞がれた口で絶叫し、自由を奪われた裸体をガクガク、ビクビクと痙攣させて悶え苦しむ。
気持ち良くなんてなりたくないのに、淫らに躾けられ快楽に抗えなくされた男の肉体は屈辱であるはずの甘い刺激を悦び、持ち主である男の意思とは裏腹に幸福感を伴う気持ちよさを感じてしまう。乳首が、気持ち良い。男根が、気持ち良い。腸壁をめちゃくちゃに抉られ好き勝手に蹂躙されている尻穴が、堪らなく気持ち良い。暴れられぬ肉体に蓄積する一方の快楽はあっという間に男を絶頂へと追い詰め、男は一際甲高い淫らな悲鳴を猿轡に閉ざされた口で発しつつ、快楽に屈して男根から精液を迸らせた。

「ふっ、むぎゅぅぅぅぅぅぅぅーっ!!」

ローターに震わされている男根から、白く濁った精液が勢いよく放出される。だが、無感情な機械達は駆動を停止しない。機械は尖りきって真っ赤に充血した乳首を嬲り、絶頂の衝撃できゅぅと窄まっている尻穴を荒々しく掻き分けてほじくり回し、射精を迎えて過敏になっている男根を振動させて萎える暇さえ認めずに次の絶頂を要求する。

「んっ、んぅっ! むぐ、んむぐぅぅっ!!」

達したばかりの肉体を甘く無慈悲に叩きのめされた男は、快楽への恐怖を募らせながら救いを望んで必死に唸る。
けれど、男を救う存在はどこにもいない。唸りが聞こえる場所に男の味方はおらず、唯一唸りが聞こえている男は、縄で縛り立ったままの体勢を強制した男の隣に設置したベッドで眠り、淫らな機械に苦しめられる男の悲鳴と縄の音を目覚まし代わりにして起床し、苦悶の鳴き声を上げながら絶頂に至った男の様子を観察しつつ服を着替えた男は、慈悲を望む男に対して黒い笑みを見せながら冷酷な言葉を浴びせるだけだ。

「目覚ましありがとう、おかげでちゃんと起きられたよ。お礼にその玩具達はとめずに動かしておいてあげるから、俺が出掛けてる間気が済むまでイきまくってて良いからね?」
「ふぅーっ!? んむ、むぐぉぉぉっ!!」

言い終わるのに合わせて背を向け部屋の入り口へと歩き出した残酷な男に、男は驚愕と恐怖の唸りをぶつけて助けを欲する。
もちろん、男は立ち止まりなどしない。縄拘束を与えて一晩中放置し、強烈な快楽を加えて目覚ましのアラーム扱いした男は悲痛な懇願の叫びを存分に堪能しながら、笑って部屋を去って行く。

「一時間くらいしたら戻ってくるから、それまで良い子にイきまくってるんだよ? 帰ってきたら俺の手でたっぷり苛めてあげるから、愉しみにしててね?」
「むぐぅぅっ!? んもっ、あぶぅぅぅぅっ!!」

今から一時間は、機械による絶頂地獄。そこから先は、男自身による快楽責め。休憩も救いも無い淫獄の計画に打ちひしがれ、半狂乱で鳴き叫ぶ哀れな男の裸体が再度訪れた絶頂に跳ねる光景を味わいつつ男はドアを閉めて外側から鍵を掛け、自分だけの物にした男を早く弄びたい一心で足早に部屋の前を離れ家を後にした。
異常な男に捕らわれ、肉欲で躾けられる男は一人きりで絶頂を何度も何度も迎えながら、未だに残っている理性と自我を男好みに砕かれ、心と身体を従順な肉奴隷に相応しい物となるよう作り変えられていくのだった。






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