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宙に固められ男は地獄へと叩き堕とされる

2020.02.03.Mon.21:00
二の腕から先と、太ももから先を内側に柔らかな薄桃色のクッションをあてがった筒状の機械の中へと飲み込まれ、頭部にヘルメット型の機械を被せられた状態で男は眠りから覚めた。
自分に不意打ちを仕掛けて昏倒させた者達に捕らえられた男は両手両足の自由を取り上げられ、視界と言葉を封じられた惨めな姿で意識を取り戻したのだ。
X字に引き延ばされた肉体に幾ら力を込めてもクッションで緩み無く絞め付けられた手足は機械の中から抜け出せず、気を失っている間に衣服を剥ぎ取られた男の裸体は空中で磔にされたような格好から離れたくても離れられない。必死に頭部を振り乱してみても被せられたヘルメットは外せず、男は暗闇しか見えない上にヘルメット内部に突き出た張型を噛まされているせいで意味のある言葉も発せない。

「むぅっ! うぅぅぅ! ふぅ、んぐっ、むぅ! うぐぅぅぅ!!」

喉奥までを満たす張型に塞がれた口で唸り、裸体をよじらせ丸出しの男根をめちゃくちゃに振り乱しながら拘束からの脱出を試みる。そんな無様な男を笑って眺めながら、男は小さく呟いた。

「ようやくお目覚めだね。待ちくたびれたよ」
「ふぅっ! んむぅぅぅっ!」

小さい音量で紡がれた男の声は、焦り色の唸りを上げて身悶える男には聞こえていない。故に男は、自分を捕らえた組織の幹部にあたる男が自分の裸体を観察し、非道な責め苦を注ごうとしている事実に全く気付けない。
物理的な意味でも、精神的な意味でも責めを拒めず構えることも叶わない哀れな男。その男が動く度に跳ね回る男根を目で追いかけ瞳に宿る残忍さを引き上げた男は、目の前で繰り広げられる男のもがきをより情けなくさせるために自身が腰掛けているソファーの上に置いておいたリモコンを何の躊躇いも無く指で弄り出す。
男の右親指が丸く大きな青いボタンを押すと、男の頭部を覆うヘルメットに搭載された機構が駆動を始めた。続いて男の人差し指が先程のボタンの隣にあるダイヤルを右に回すと、宙に固定された男の手足を飲み込んでいる機械の側面の扉が何カ所か開き、内部から現れた細く数の多いアームが自身の先端に取り付けられている筆に似せた毛の束を逃れられない男の裸体へと迫らせていく。

「むぅぅぅーっ!? んぐっ、あぶぅぅぅっ!!」

ヘルメットの中に漂い始めた空気が漏れるような音と甘ったるい香りに怯え、男は一層激しく裸体を暴れさせる。
だが、やはり男は逃げられない。口を塞がれた男の唯一の呼吸孔である鼻を嬲り出した媚薬混じりの気体を男は為す術無く吸入させられるしか無く、その媚薬によって感度を容赦無く高められていく裸体を休み無くくすぐり回し望まぬ快楽と笑いを強制的に味わわせる毛の付いたアーム達からも男は距離を置けない。
男は自分を苦しめて愉しむことしか考えていない男の思惑通りに媚薬で発情状態へと追いやられ、抗えぬ裸体をくすぐられて笑いながらイき狂う様を無慈悲な男の前で晒すことしか出来はしないのだ。

「早く逃げないと、どんどん気持ち良くなって、どんどん笑わされて、おかしくなるまで射精させられちゃうよ? ほらほら、もうすぐアームが身体に触れちゃうよー?」
「ふーぅっ! んぐっ! ぶぅ、むぶぅぅっ!!」

吸わされた媚薬の効果で体積を増した男根をさっきまでより激しく振り回しながら、男はヘルメットの向こうに憎い男がいることはもちろん残酷なくすぐり責めを自分に施す無数のアームが近付いていることなど知る由も無いまま、地獄の入り口に過ぎない強制発情の苦しみから解放してくれとの思いを込めて誰にも聞き入れて貰えない哀願を放ち、自分を堪能する男の心を悦ばせてしまっていた。






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