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堕ちぬ青年は新たな役目を与えられる

2020.01.09.Thu.21:00
「全く……ヒーローさんには驚きだよ。朝昼晩の食事に媚薬を混ぜられて、僕達に射精も許されずに毎日いたぶられているっていうのにこうして誇りと理性を保ってるなんてねぇ。普通の相手ならとっくの昔に泣きながらイかさせてくださいっておねだりしてくる上に、一人にしてたら狂ったように床オナしてる頃だよ? いやはやヒーローさんには本当びっくりだ」

戦うための力を生み出すヒーロースーツを剥ぎ取られた裸体に隷属の証である黒い首輪と、首輪の後部と手首の枷を繋ぐ短い鎖を与えられた青年を見下ろしながら、悪に属する男が呆れと感心を混ぜた笑顔を浮かべて言う。それを聞いた青年は媚薬によってもたらされた淫らな火照りで潤んだ瞳に精一杯の反抗を込めて自分を見下ろす男を強く睨み、手首と首を繋がれ無理矢理淫猥に高められた肉体を苦しげによじらせながら荒い呼吸混じりに言葉を返す。

「言った、だろ……っ!何を、されても……お前らの思い通りになんて、ならない……お前ら、悪の言いなりになんて、絶対に、ならないって……っ!」

どんなに嬲られようと、苦しみを与えられようと、悪には屈しない。発情に苛まれようと、射精欲を募らされようと、悪が望む痴態など見せてやらない。
その意思を強く保ち、その意思を支えにして青年は連日加えられる恥辱を耐え続けている。いつか来る救いの時を信じて、悪への陥落を強靱な精神で拒む誇り高き青年。そんな青年の鋭い視線と言葉を浴びている男は困ったように笑い、わざとらしく残念の口調を作って言った。

「そうだねぇ、絶対に負けない屈しないって言って、その通りに耐え続けてきたね。もっと早くに壊れて、あっさり負けちゃってれば総帥もこんな決定をしなくて済んだっていうのにね」
「な……に……?」

それはどういう意味だ。それを上手く動かせない口で青年が尋ねるよりも先に、男がポケットに入れていた左手でリモコンを操作し、青年を監禁している部屋の扉を開けた。
そうして開かれた扉の向こうから現れたのは、青年が今まで打ち倒してきた怪人達だった。悪の組織が好んで使用していた獣人型を中心とした怪人達が、ゲスな笑みを見せながら逃れられぬ青年へと近付いてくる。衣服を一切纏わず、硬く張り詰めた人ならざる男根を見せ付けるように揺らしながら距離を詰めてくる怪人達に困惑と驚愕を抱き表情を強ばらせる青年に、男が残酷に告げる。

「総帥は幾らいたぶっても堕ちない君に業を煮やして、君を怪人達の性処理道具にすると決定したよ。おめでとう、今日から君は即戦力候補から肉便器だ。僕達に力を貸すことも無いし、これからずっとおかしくなるくらいにイかせてもらえるよ。良かったね、ヒーロー君」
「う、うそ……やだ、嫌っ……!」

男の脇を通り過ぎた怪人達が、床に転がっている青年に強烈な雄の香りを放つ男根を迫らせる。ある者は舌での奉仕をさせようと口に男根を寄せ、ある者は自分を打ち負かした憎い青年ヒーローに淫臭をこびり付けてやろうと腹部に男根を擦り付け、またある者は青年の足を掴んで開かせ正義のヒーローを無様に犯し抜いてやろうと無防備な尻穴に男根を押し当てた。

「や、やめて……! 助けてぇぇっ! やだ、嫌、許してぇぇぇっ!!」

全身に触れる男根に恐怖を掻き立てられ、ただただ淫欲を増幅されるだけの日々から容赦無く淫欲を叩き付けられる物扱いの日々へと送られる事実に戦慄した青年は、気丈な態度を完全に忘れ先程まで睨んでいた男に向かって許しを請うた。
だが、男は青年に許しを与えない。男は自らが仕える総帥の指示に従って怪人達に肉欲の捌け口として青年を与え、指示通りに青年と怪人を残して部屋を後にするだけだ。

「それじゃ、元気でね、ヒーロー君。これから君の世話はその子達が担当するけど、気が向いたらまた遊びに来てあげるからね」
「ひっ、やぁぁっ! 助けてっ! 何でも言うこと聞きますっ! だから、だか……んむぅぅぅっ!」
「じゃーね、バイバイ」

本格的に怪人達に襲われ、口だけでなくありとあらゆる箇所を男根で蹂躙され始めた青年の悲痛な絶叫を耳にしながら男は部屋を後にし、青年ヒーローを怪人達の玩具として与えたことを報告するために総帥の元へと歩いて行く。
閉ざされた扉の内側では、絶え間無く突き付けられる男根に揉みくちゃにされ上と下の口を好き勝手に使われながら自らの男根を弄ばれて為す術無く絶頂を繰り返す青年の淫らな悲鳴が精液の匂いが漂う部屋に響き渡って怪人達の興奮を加速させ、青年を犯す腰振りをより残酷な物へと変化させていた。






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