堕ちた二匹は無様さを競い合う
2019.10.27.Sun.21:00
「よぉ、久方ぶりだなぁ狼の」
「虎の……! お前さんどこをほっつき歩いておったんじゃ!?」
屋敷の自室にふらりと現れ、当然のように腰を下ろした虎妖怪の男に狼妖怪の男は驚きを込めて言い、虎の返事を待たずに言葉を続ける。
「お前さんの配下がお前さんを捜し回って、いがみ合ってる儂らに頭まで下げて来ていたんじゃぞ!? 虎の、お前配下にあんな恥をかかせて心配までさせて、今の今まで何をしておったんじゃ!?」
「いや、すまん。ちょいと野暮用でな。詫びの印として、上等な酒を持ってきたから少し付き合ってくれ」
「酒盛りなぞ後で出来るじゃろう! それより早く帰って配下の奴らに……」
虎妖怪が、狼妖怪の言葉を遮って畳の上に右手で瓢箪を置く。それを目にした狼妖怪は、虎に対して抱いていた失望と怒りを一瞬にして掻き消され、最優先事項を酒盛りへと上書きされてしまった。
それも、一切の自覚も無いままに、だ。
「まぁ、少しくらいなら付き合ってやらんことも無い。せっかくの詫びの意思を無下にするのは無粋だしの」
「狼のなら、そう言ってくれると思っておったぞ。どんな野暮用だったかの話もしながら、酒を愉しもうじゃないか」
虎が妖力で取り出した二つの杯に瓢箪から酒を注ぐ光景を眺めながら、狼は自分達の気を揉ませておきながら変わりない様子で酒盛りを行おうとする虎に呆れと安堵を募らせている。
目の前の虎が二度と戻れはしないくらいに変貌している事実と、自らにもその変貌がもたらされようとしている事実に全く気付かぬまま、狼は杯を虎から受け取り並々と注がれた酒を飲み干していった。
「それで、お前さんは……んむっ、この逞しい魔羅に身も心も屈服して、は、ぷっ……妖怪でありながら人間の肉奴隷に躾けられたというわけじゃな」
「そういうことだ。このしゃぶり甲斐のある……んちゅ、ふぷっ、妖怪顔負けの魔羅の虜になって……ご主人様に調教してもらっていたんだよ……んむっ、ふぁぁ」
纏っていた着流しを全て脱ぎ捨て、人に飼われている犬が行うようなお座りの体勢を自らの意思で取った虎と狼は、自分達の目の前に立っている裸体の青年の男根に夢中で舌を這わせている。
その姿に、大妖怪の面影は残されていない。妖術を扱う青年が仕掛けた術に嵌まって服従を刻み込まれる前の雄々しさは虎にはもはや無く、虎の手引きで同じ術を掛けられる前にあった理性は狼から消し去られた。それだけでも、二人は青年には逆らえない存在となっている。その上、二人は青年が調合した妖怪専用の強力な媚薬を酒に混ぜて飲まされてしまった。淫欲に逆らえず否定も許されない状態で淫欲を加速させられた二人は、ただの獣だ。
自身の分厚く長い舌を使って眼前でいきり立つ男根を舐め回し、にじみ出た透明な先走りを我先にと舌先で奪い合い、目を蕩つかせながら甘露のように飲み干す二匹の淫獣。そんな淫獣を作り出し、大妖怪達を自分の奴隷へと変えた青年は従順な二匹の頭を優しく撫でながら問いかけた。
「そろそろ、入れて欲しいかい?」
「はいぃっ、入れて欲しい、でふぅっ……んっ、むぁ……いつもみたいにお尻ずぼずぼして、おかしくなるまで気持ち良くして欲しいですぅっ」
「儂も、魔羅を、入れて欲しい……どうか、儂の処女を……はふっ、はぁっ……このご主人ひゃまの極太魔羅に、もらって欲しい、のじゃぁっ……!」
捨てる誇りも失った状態で紡がれる一生懸命な男根のおねだり。それを目と耳で味わった青年は、二人に命令を下した。
これ以上無く残酷で、青年に陥落しきった二人にとってはこれ以上無いご褒美である命令だ。
「なら、僕にお尻の穴を見せて、手で広げながら服従宣言をするんだ。より無様な宣言を出来た方に先に入れてあげるから、頑張るんだよ?」
青年の命令を把握するやいなや、二人は舌を男根から離し何の躊躇いも無く青年に向かって尻を突き出し、言われた通りに手で尻肉を開き、尻穴がより見えやすくなるよう尻尾を持ち上げ足を開きながら服従宣言をした。男根欲しさに無様さを競い合う服従宣言だ。
「俺、はぁ……ご主人様の魔羅を気持ち良くするためだけに生まれた淫乱虎妖怪ですぅっ。自分の山や、自分を慕う配下を捨てて……ご主人様にご奉仕することを選ぶどうしようも無い肉奴隷ですっ……!」
「儂は、今日会ったばかりの人間をご主人様と認めて何もかもを捧げる淫乱狼妖怪じゃ。誇りも、尊厳も忘れて処女の尻穴をはしたなく震わせて魔羅を欲しがる、生まれついてのご主人様専用精液袋なのじゃ……っ!」
先を越されたくない。そう考えながら言葉を発し、自己主張のために腰をくねらせ青年に見せ付けた尻穴に力を込めてヒクヒクと収縮させる虎と狼に征服感と愛情を募らせ顔を黒く笑ませる青年は、欲しがりな二つの穴を男根の先端で交互につつき焦らされる二人の切なげな反応を堪能しながら、どちらの穴を先に男根でほじくり回してやろうかと迷いながら自分の手に堕とした二匹の発情を高めていくのだった。
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屋敷の自室にふらりと現れ、当然のように腰を下ろした虎妖怪の男に狼妖怪の男は驚きを込めて言い、虎の返事を待たずに言葉を続ける。
「お前さんの配下がお前さんを捜し回って、いがみ合ってる儂らに頭まで下げて来ていたんじゃぞ!? 虎の、お前配下にあんな恥をかかせて心配までさせて、今の今まで何をしておったんじゃ!?」
「いや、すまん。ちょいと野暮用でな。詫びの印として、上等な酒を持ってきたから少し付き合ってくれ」
「酒盛りなぞ後で出来るじゃろう! それより早く帰って配下の奴らに……」
虎妖怪が、狼妖怪の言葉を遮って畳の上に右手で瓢箪を置く。それを目にした狼妖怪は、虎に対して抱いていた失望と怒りを一瞬にして掻き消され、最優先事項を酒盛りへと上書きされてしまった。
それも、一切の自覚も無いままに、だ。
「まぁ、少しくらいなら付き合ってやらんことも無い。せっかくの詫びの意思を無下にするのは無粋だしの」
「狼のなら、そう言ってくれると思っておったぞ。どんな野暮用だったかの話もしながら、酒を愉しもうじゃないか」
虎が妖力で取り出した二つの杯に瓢箪から酒を注ぐ光景を眺めながら、狼は自分達の気を揉ませておきながら変わりない様子で酒盛りを行おうとする虎に呆れと安堵を募らせている。
目の前の虎が二度と戻れはしないくらいに変貌している事実と、自らにもその変貌がもたらされようとしている事実に全く気付かぬまま、狼は杯を虎から受け取り並々と注がれた酒を飲み干していった。
「それで、お前さんは……んむっ、この逞しい魔羅に身も心も屈服して、は、ぷっ……妖怪でありながら人間の肉奴隷に躾けられたというわけじゃな」
「そういうことだ。このしゃぶり甲斐のある……んちゅ、ふぷっ、妖怪顔負けの魔羅の虜になって……ご主人様に調教してもらっていたんだよ……んむっ、ふぁぁ」
纏っていた着流しを全て脱ぎ捨て、人に飼われている犬が行うようなお座りの体勢を自らの意思で取った虎と狼は、自分達の目の前に立っている裸体の青年の男根に夢中で舌を這わせている。
その姿に、大妖怪の面影は残されていない。妖術を扱う青年が仕掛けた術に嵌まって服従を刻み込まれる前の雄々しさは虎にはもはや無く、虎の手引きで同じ術を掛けられる前にあった理性は狼から消し去られた。それだけでも、二人は青年には逆らえない存在となっている。その上、二人は青年が調合した妖怪専用の強力な媚薬を酒に混ぜて飲まされてしまった。淫欲に逆らえず否定も許されない状態で淫欲を加速させられた二人は、ただの獣だ。
自身の分厚く長い舌を使って眼前でいきり立つ男根を舐め回し、にじみ出た透明な先走りを我先にと舌先で奪い合い、目を蕩つかせながら甘露のように飲み干す二匹の淫獣。そんな淫獣を作り出し、大妖怪達を自分の奴隷へと変えた青年は従順な二匹の頭を優しく撫でながら問いかけた。
「そろそろ、入れて欲しいかい?」
「はいぃっ、入れて欲しい、でふぅっ……んっ、むぁ……いつもみたいにお尻ずぼずぼして、おかしくなるまで気持ち良くして欲しいですぅっ」
「儂も、魔羅を、入れて欲しい……どうか、儂の処女を……はふっ、はぁっ……このご主人ひゃまの極太魔羅に、もらって欲しい、のじゃぁっ……!」
捨てる誇りも失った状態で紡がれる一生懸命な男根のおねだり。それを目と耳で味わった青年は、二人に命令を下した。
これ以上無く残酷で、青年に陥落しきった二人にとってはこれ以上無いご褒美である命令だ。
「なら、僕にお尻の穴を見せて、手で広げながら服従宣言をするんだ。より無様な宣言を出来た方に先に入れてあげるから、頑張るんだよ?」
青年の命令を把握するやいなや、二人は舌を男根から離し何の躊躇いも無く青年に向かって尻を突き出し、言われた通りに手で尻肉を開き、尻穴がより見えやすくなるよう尻尾を持ち上げ足を開きながら服従宣言をした。男根欲しさに無様さを競い合う服従宣言だ。
「俺、はぁ……ご主人様の魔羅を気持ち良くするためだけに生まれた淫乱虎妖怪ですぅっ。自分の山や、自分を慕う配下を捨てて……ご主人様にご奉仕することを選ぶどうしようも無い肉奴隷ですっ……!」
「儂は、今日会ったばかりの人間をご主人様と認めて何もかもを捧げる淫乱狼妖怪じゃ。誇りも、尊厳も忘れて処女の尻穴をはしたなく震わせて魔羅を欲しがる、生まれついてのご主人様専用精液袋なのじゃ……っ!」
先を越されたくない。そう考えながら言葉を発し、自己主張のために腰をくねらせ青年に見せ付けた尻穴に力を込めてヒクヒクと収縮させる虎と狼に征服感と愛情を募らせ顔を黒く笑ませる青年は、欲しがりな二つの穴を男根の先端で交互につつき焦らされる二人の切なげな反応を堪能しながら、どちらの穴を先に男根でほじくり回してやろうかと迷いながら自分の手に堕とした二匹の発情を高めていくのだった。
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