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暗闇の中で男は残酷な懲罰を加えられる

2019.09.19.Thu.21:00
左右の手首と足首に黒い革製の枷を巻き付けられ、それら四つの枷全てを短い鎖と南京錠で遊び無く繋がれてしまった男は、自分を捕らえ拘束を施した男達の建物内で毎日、衣服を剥ぎ取られた裸体を淫らに辱められる生活を強いられていた。
赤い首輪から伸びたリードを引かれ、丸出しの男根と尻穴を観察されながら思い通りに動かせない手足で建物中を無理矢理に散歩させられた。餌と称して媚薬と男達が吐き出した精液を混ぜた食事を摂らされ、屈辱と共に発情を与えられた。手首と足首を密着させられた裸体の側面を下にして寝かされ、無防備な尻穴を男達の肉棒で代わる代わる犯されながら自分の尻穴を掻き回した腸液と精液塗れの肉棒を口内で清めさせられた。
ありとあらゆる恥辱に苛まれ、心と身体をいたぶられた哀れな男。だが、男は決して屈せずに責めに耐え続け、逃走の機会を伺っていた。毎夜男を閉じ込めていた檻の鍵のかけ忘れが発生する、今のような状況が訪れるのを男は淫らに苦しめられながら待ち続けていたのだ。
こんな脱走の機会は、まず二度とやっては来ないだろう。檻から這い出た以上、男に残されているのは逃げおおせる選択肢だけだ。
窮屈に繋がれた手足がどんなに疲弊しようとも、男は休まずに不自由な肉体を動かす。全身から汗が滴り落ち、呼吸の度に黒いギャグボールを噛まされた口から唸りと飲み込めない唾液が零れ落ちても、男は全く意に介さず首輪の金具を鳴らして移動を行う。

「ふぅ……ふぶ、あむ……ふぅぅ」

散歩をさせられていた時に覚えた道を通り、男は出口の方へと近付いていく。乱れた呼吸を可能な限りに抑え、急ぎながらも移動で発せられる音に注意を払いながら、男は脱出を求めて建物内を必死に進んでいく。
もうすぐ、建物の入り口だ。あと少しで外に出られる。通行人に助けを求められる。
散歩の度に遠目で見せられ、捕らえられた事実を思い知らされた入り口を通って、救いを望むことが出来る。
喜びを募らせながら、男は入り口に繋がる廊下を少しずつ少しずつ移動していく。油断をせず、音に気を付けながら男は裸体を前へ前へと運んでいく。
だが、そんな男の行動は、男を捕らえた男達にとって何もかも想定通りの物だった。
散歩の際に全く同じ道を通り入り口を見せたのは、男の入り口までの移動ルートを固定するため。檻の鍵を掛けなかったのは、わざと脱出させた上で最高の絶望を味わわせ、男の心を完全にへし折るため。
捕らえた男を手の上で弄び、無意味に音に気を付けながら移動する様子を別室で眺めながら笑い飛ばしていた男達は、廊下の中腹に男が辿り着いたのを確認すると男を映しているモニター下にある機械のボタンを押し、残酷な機構を駆動させた。男が通っている廊下の大部分の壁を動かして道を閉ざし、男の周辺を密室に変える機構だ。

「うぅっ!? むぁ、おぶぉぉぉっ!?」

突然に壁が動き、男は進路と退路、そして光を奪われた。驚愕し、困惑する男を閉じ込めた空間。そんな狭い空間に、無機質な機械の声が響いた。それは男を地獄に叩き堕とす、無慈悲な宣言の声だった。

『脱走者発見、これより懲罰を執り行います。繰り返します。脱走者発見、これより懲罰を執り行います』
「むぐぅぅっ!? あぉ、うぶ、ふぅ、ふぎゅぅぅぅっ!?」

狭い空間に、幾つもの機械の音が鳴り響き、その全てが暗闇の中で蠢きながら男の方へと迫ってくる。
何も見えないが故に恐怖を何十倍にも増幅され、懲罰という単語で更に恐怖を掻き立てられた男は、喉が破れんばかりの拒絶の唸りを放つが打つ手は何一つとしてなく、逃れられぬ男の裸体は無感情な機械達に容赦無く絡み付かれ、非情で淫猥な懲罰を施されていくのだった。



尻穴に押し込まれたフック状のアナルバイブから伸びた縄の先に繋がれているカラビナをギャグボールを固定しているベルトの金具へと取り付けられ、頭部と尻穴を結んだ縄を天井から鎖で吊るされた本物のフックで上へ上へと引っ張られた男の裸体は、強制的に拘束された手足を限界まで伸ばした四つん這いの体勢を取らされた。これだけでも苦しいのに、壁から現れたアームの先に取り付けられた何十本もの筆は男の淫らな弱点をいたぶりながら全身を絶え間無くくすぐり回し、男に望まぬ快楽と笑いの苦悶を叩き込んでいる。

「んぶふふぅぅっ! おぶ、ばぁっ、ぼ、び、ぶぶひゅぅぅっ!!」

アナルバイブとギャグボールを繋ぐ縄を容赦無く引かれ、頭部を限界まで反らされているというのに男は首にかかる負担が掻き消されるほどの甘い悦びを腸内に感じ、バイブのイボが柔らかな肉を抉り小刻みに震えながら過敏な前立腺を圧迫する度に腸壁をヒクつかせながらよがり狂ってしまう。
身体中をくすぐられ息が苦しくなるほどに笑わされながら、男は乳首や男根、バイブに塞がれている尻穴の縁を筆で撫で回される刺激に喘ぎ鳴かされ、笑いと甘い悲鳴で二重に呼吸を乱され追い詰められてしまう。
どこもかしこも苦しい。どこもかしこも気持ち良い。肉体だけでなく思考の逃げ場も無い責め苦に悶絶し、正気を失いながら暗闇の中で裸体を生き物とは思えないくらいに痙攣させ獣のような叫びを上げる男を作り出した男達は、暗視カメラで男の痴態を眺めそれを酒の肴にしながら、思惑通りに動き、心を砕く罠に自ら飛び込んだ愉快な男が跡形も無く崩れ落ちるまでの一部始終を談笑を交えつつ堪能するのだった。






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