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吊るされた正義は一人きりで痛め付けられる

2019.09.12.Thu.21:00
左右の手首を縛られ、二の腕を縛られ、胴体へと遊び無く結わえ付けられた青年の腕は背中で伸ばしたままの状態を強いられ、振り回すことすら叶わないよう動きを大きく制限されてしまっている。左右の足首を縛られ、太ももを縛られ、足首の縄と腕の縄を後から足された別の縄で結合された青年の足は後ろに曲げたまま伸ばしたくても伸ばせず、立ち上がることはおろか床を這っての移動さえも不可能にされてしまっている。
だが、青年を捕らえた男はここに更なる縄拘束を加えた。すでに手も足も出せなくなっている哀れな青年に男は口を塞ぐ黒色の強力なテープと裸体を床に打ち付けられた金具達へと縫い付ける十数本の縄を与え、青年に言葉すら発せないよう、うつ伏せの体勢から離れることすらも出来ないよう厳重に自由を奪い取ってしまったのだ。
手足を完全に封じられ、言葉を取り上げられ、裸体を床に繋がれてしまった青年はもはや自力では決して解けない縄を諦め悪く軋ませながら、焦りと怒りの滲んだ唸りを発することしか出来ない。あらゆる行動を禁じられ、捕らわれの身に堕とされた無様な青年はこれ以上無い屈辱を味わいながら、逃れられない事実を一分一秒ごとに嫌でも思い知らされるしかないのだ。

「んぅっ……んむ、むぐぅぅっ! ふぅ、ふぶっ……ぶむぅぅぅっ!」

一人きりの薄暗い地下室にくぐもった叫びと縄が鳴る音を響かせながら、無意味な足掻きを繰り返す青年。体力を消耗させ、鼻からプスプスと荒い息を漏らしつつ、絶望的な状況をどうにか変えたい一心でもがき続けた惨めな青年。しかし、青年の願いは通じず、置き去りにされた時とほぼ変わらぬ状態のまま青年は最悪の時を迎えてしまった。
自分を拉致し、縄と口のテープを与えて何時間も放置した男が、部下達を引き連れて地下室へと戻ってくる時を、青年は迎えてしまったのだ。

「ただいま、捜査員さん。何も出来ない情けない姿で置き去りにされた気分はどうだい? 愉しんで貰えたかな?」

自身が暴いた青年の正体を口にしながら、男は青年の汗ばんだ髪を右手で鷲掴みにして顔を無理矢理に持ち上げさせた。
髪が強く引っ張られ、青年の頭部に鋭い痛みが走る。その痛みに、青年の顔が思わず歪む。けれど、青年はすぐに歪んだ表情を反抗の表情へと変え、男を強く睨み付けた。縛り上げられ、抵抗を取り上げられていても捜査員としての誇りと正義は失ってはいない。それを示すように青年は強気な態度を見せ、男に向かって怒りの視線と唸りをぶつけた。

「ふぅっ! んむぅぅぅっ!!」

何も出来ない。何をされても抗えない。そんな立場に有りながら気丈な反抗を見せる青年に、男は醜悪な笑みを返す。そして、男はその醜悪な笑みを浮かべたまま、髪を掴んでいた右手を離しつつ優しげな口調で青年に言った。

「おやおや、まだ物足りないのかい? なら、もっと愉しんで貰えるよう、捜査員さんにサービスしてあげないとね」

言いながら、男が一歩後ろへと下がる。それと同時に、男が連れていた部下達が青年捜査員を取り囲み、青年の裸体と床の金具を繋いでいた縄を解き始めた。

「んっ、んぅ? んむ、むぐぅっ!」

一体何をしようとしているのか全く分からない。一つ確かに分かるのは自分にとって良くない何かが行われようとしていることだけ。
男達の意図が見えず、青年は困惑と怯えの滲んだ唸りを上げながら、床の金具との結合が解かれほんの少しだけ自由を取り戻した裸体をじたばたとよじらせた。そのみっともない動きを鼻で笑い飛ばしながら、男が地下室の端へと移動し、壁に存在する操作盤を右の人差し指で操作した。その操作に反応して、地下室に仕掛けられていた機械が動き出す。天井に固定されていた金属製のフックがゆっくりと下ろされ、捕らえられた青年捜査員へと近付いていく。

「むぶぅぅっ!? んーっ、んぅぅぅーっ!!」

真上から聞こえてくる機械の駆動音に気付き、首を限界まで後ろに回して徐々に下りてくる太い鎖で吊るされたフックを目にした青年は男達が何をしようとしているかをようやく把握し、拒絶の絶叫を上げながら裸体を暴れさせた。もちろん、暴れても逃れられはしない。過剰なまでの縄拘束を施された青年捜査員が暴れてもそれは男の部下達の手を煩わせることすら出来ない。
身悶える青年を無視し、さっきまで床の金具に結んでいた縄をフックへと結び付け、男の部下達は青年の裸体とフックを繋いだ。それを見た男は先程見せた物よりも醜悪な笑顔を浮かべると、人差し指で再度操作盤を弄った。
操作盤から送られた指示によってフックを吊るす鎖が巻き取られていく。巻き取られた鎖はフックを上へと運んでいき、フックと縄で結ばれた青年捜査員の裸体も少しずつ少しずつ上へと運ばれ、やがて青年は宙吊りの状態となった。
手足を拘束された裸体が、ぶらんと宙で揺れる。床と腹部に挟まれていた丸出しの男根がぷるんと宙で震え、青年に改めて自身の姿の惨めさを思い知らせる。

「良い格好だよ、捜査員さん。今日はその格好のまま一晩中放置してあげるから、存分に堪能して、今の自分がどれだけ無様かをよく考えるんだよ。良いね?」
「んぅぅっ!? むー! むぐぅぅぅぅーっ!!」

男が放った言葉に反応して、部下達が地下室の扉へと集まる。それに続いて男も扉へと移動し、部下が開けた扉を通りながら青年捜査員に愉快さを隠しもしない口調で冷酷に言い放つ。

「じゃあ捜査員さん、また明日来るからね。それまで良い子に吊るされながら待ってるんだよ」
「むぅぅーっ! んぶ、むぶぅぅぅっ!」

また長時間置き去りにされる。それも今度は露出させた男根を揺らしながらという恥辱の状況で置き去りにされる。
青年はなりふり構わずに唸り、宙吊りの裸体をくねらせながら男達に向かって怒りを込めた制止をぶつけたが効果は無く、青年捜査員はたった一人きりの地下室で一晩宙吊りにされ、正義に満ちた心をじわじわと痛め付けられ男が望む屈服の方へと追い詰められていくのだった。






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