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男達の痴態は娯楽として消費される

2019.08.09.Fri.21:00
「うぅ、むっ、ぐぅぅぅっ! ふぅ、むぐっ、んぐむぅぅぅっ!!」
「あぅっ、おぅぅっ! ふぅーっ! んっ、むぉぉぉっ!」

言葉にならないくぐもった唸りを上げながら、男達が裸体に力を込めて拘束からの脱出を試みている。しかし、誰一人として拘束からは抜け出せない。壁を背にして立たされた裸体を幾つもの拘束具で厳重に壁へと縫い付けられた男達は、仲良く並んで壁に繋がれた状況を変えたくても変えられないのだ。
背中で重ねさせられた肘から先と二の腕を壁に縫い付け、左右を揃えさせた足首と太ももを壁へと縫い付ける三日月状の黒い器具に自由を奪われた男達の裸体は行動を大きく制限され壁から離れることはおろか座ることさえも許されない。口に同じ形状の器具を噛まされ、それを手足と同じように壁と結合されてしまった男達は言葉を封じられ頭部を振り乱すことを禁じられた上に、舌を噛み切って自ら命を絶つことも不可能にされてしまった。
壁へと結ばれ、恥部を無防備に晒し続ける無様な男達。意味のある言葉も発せず、獣のように唸りながら頑丈な拘束具をわずかに揺らす程度の足掻きしか行えない惨め極まりない男達。そんな男達を作り出し、嫌でも屈辱を味わう状況へと追いやった者達は今日も、男達に残酷な苦悶を与えて愉しんでいる。
自分で手を出すことは一切せず、設定した時刻が訪れれば自動で起動する機械達に責め苦の全てを任せ、非情な男達は思い思いの場所でくつろぎながら逃れられない男達が情けなく怯え、悶え苦しむ様子を手元の端末を用いて堪能していた。

昨日も、一昨日も、その前の日も与えられた責めを味わいたくない。そう考えて男達は逞しく鍛え上げられた裸体を必死に暴れさせている。だが、どんなに必死になってもそれは無駄で、今日も男達は設定された時刻通りに動き出した機械達の責めに嬲られ、望まぬ悦びに狂わされていく。

「んーっ! んむぅぅぅぅぅーっ!!」

恐怖に表情を強ばらせ、拒絶の唸りを部屋中に響かせても壁や床に空いた穴から溢れ出したアームの先に固定されている筆は嫌がる男達の左右の乳首を好き勝手に撫で回し、先端に含ませた媚薬とくすぐるような責めを使って無防備な乳首を淫猥に尖らせじくじくと疼かせていく。

「んびゅぅぅぅっ! あむ、んむぁぁぁーっ!」

涙に潤んだ目を見開き、満足に動かせない顔を力無く左右に振っても乳首と同じようにして溢れ出たアームの先にある長さの違う筒状の器具達は乳首への責めで硬く膨らんでしまった男根と二つの睾丸をすっぽりと包み込み小刻みな振動と吸引を行って過敏な弱点である男根に甘い刺激を注ぎ、堪えきれずに放出された男達の精液を吸い取っていく。

「ふぅ……あぶ、あむぁぁぁ……!」

床に着いた足をガクガクと震わせ、腰を前後左右に揺らしてみても男達を縫い付ける壁から現れ尻穴を貫いていく男達一人一人に合わせて作られた特製の張型は特に過敏な急所である前立腺を的確に抉りながら表面に生えたイボで腸内を掻き毟り、男達に雌の快楽を叩き込んで絶頂へと無理矢理に追い詰めていく。

快楽に屈してはいけない。自分に言い聞かせる言葉もあっという間に跡形も無く蕩け落ち、男達は今日も自分達を捕らえた者達の目論見通りにイき狂わされ、そのイきっぷりを娯楽として愉しまれてしまう。

「んーっ! んふっ、ふぶっ、むぎゅぅぅぅぅんっ!」
「あぅっ、あおぉぉ! ふぅ、ふむっ、んぎゅっふぅぅぅぅぅーっ!!」

絶頂を我慢するという発想すら抱けぬまま断続的な射精へと追いやられる男達を眺め淫らな悲鳴を聞く者達は一切の慈悲を持たず、男達の悲鳴と機械の駆動音に満たされている部屋に近付こうともせず、書類の整理をしながら、食事を摂りながら、自室のベッドに寝転がりながら、我を忘れて快楽に翻弄される男達の痴態を飽きるまで目と耳で味わっていた。






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