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脱走した犬は檻の中でよがり狂わされる

2019.08.03.Sat.21:00
左右の手足に犬の足に似せて作られた白い毛に覆われたグローブとブーツを纏い、首に黒い首輪を嵌め、頭部に白い犬の耳を付け尻穴から白い尻尾を垂らしている男が、夜の山の中を町の方へと向かって走っている。
ほとんど身を隠していない犬の衣装を身に着け、露出させた男根を振り乱しながら走っている男の姿は誰が見ても異常だろう。まともな姿でないことは、男自身もよく理解している。
だが、今の男にとってそんなことなどどうでも良い。人間の男を淫らな雄になるよう躾け好事家へと売り飛ばす非道な組織の本拠地から隙を見て脱走し、必死に逃げている男の頭にあるのは脱走が気付かれないうちに町へと走り、保護を求めた上で仲間への連絡を行うことのみだ。
潜入捜査をして非道な組織の悪行の証拠を掴む。その予定が崩れ淫らな調教と共に自力では外せない犬の飾りを取り付けられてしまったが、男は作り変えられた自らの肉体というこれ以上無い証拠を手に入れることが出来た。
これで、あの組織を壊滅に追いやれる。同じ場所で淫らな責めに悶え苦しめられていた他の者達も救い出せる。羞恥を抱いている暇など無い。第一段階として自分が逃げおおせるためにも、休んでいる時間など無い。男はふわふわの毛が生えたブーツの走りにくさに苦戦しながらも、ペースを一切緩めずに夜の山の中を走り続けている。
月明かりの下で一生懸命に走り、淫らな犬の衣装を着せられた裸体から汗を飛ばしながら男は山道を下りていく。
舗装された道路を走り、時にガードレールの無い急カーブを進み、男は目の前に現れた入り口から出口が見えている短いトンネルを抜けようとした。そのトンネルに脱走を阻む無慈悲な仕掛けが施されていることなど知る由も無い男は、何の疑いも無くそのトンネルへと足を踏み入れてしまった。
走る男が短いトンネルの真ん中まで辿り着いたとき、その仕掛けは作動した。センサーによって反応したトンネル内の機構は入り口と出口に用意された機械を素早く動かし、トンネルを檻へと作りかえてしまったのだ。

「そん、な……!」

上部から落ちてきた鉄格子に前方を塞がれ、慌てて引き返そうとした男は自分が入ってきた所にも同じ鉄格子が現れている光景を目の当たりにし、絶望に打ちひしがれ思わずその場に座り込んだ。
道具も無い上に指を思い通りに使えなくさせるグローブを嵌められた手では、頑丈な鉄格子をどうすることも出来ない。深く考えずとも分かる非情な事実を噛み締め、男はただ呆然と乱れた呼吸を繰り返している。
そんな男に、トンネルの機構は無慈悲に追い打ちを掛けた。それは、トンネル全体に仕掛けられた特殊な電波を生み出す装置をいっぺんに作動させ、逃げ場の無い男をその電波で容赦無く滅多打ちにする追い打ちだ。それはただの人間には何の効果も無い電波だが、男にとっては違う。外したくても外せない犬の飾りを付けられ、肉体を淫らに改造されてしまった男にとって、その電波は残酷極まりない効果を与える。
目に見えない電波に全身を嬲られ、犬の飾りの内部に存在する装置を起動させられた男は思考を埋め尽くしていた絶望の感情をあっという間に快楽で塗り潰されてしまった。それも、非道な組織の本拠地で同じ電波を使って弄ばれていた時とは比べ物にならない、心と身体をぐちゃぐちゃに掻き混ぜられるような強烈な快楽で、だ。

「んぉぉぉぉっ!? おひっ、ひぎぃぃぃっ!! あぇっ、ひゃひぃっ! んひっ、ぎひゃぁぁぁぁっ!!」

言葉にならない絶叫をトンネル内に響かせながら、男は堪えることさえままならずに絶頂へと押し上げられた。もちろん、男が絶頂しても無慈悲な電波はとまらない。組織の者達が脱走を見越して設置していたトンネルの機構は、閉じ込めた男を断続的な絶頂へと追い詰めイきっぱなしの状態へと導いていく。

「お、ほひっ、ひがっ、あぉぉぉぉっ!! あー! あっ、がぁぁっ! おひぃぃぃーっ!!」

助けても口に出来ず、快楽に翻弄されて鉄格子まで這うことも出来ない哀れな男はトンネルの中心で犬の飾りを身に着けた裸体を無様に痙攣させ、それまで受けた調教が天国だったと思える程の絶頂地獄によがり狂いながら脱走を企てたことへの後悔と嘘偽りの無い本心からの服従を胸に膨らませている。
助けの来ない夜の山のトンネルには、理性を失い淫らな雄へと陥落していく男の獣のような絶叫が虚しく、痛々しく反響し続けていた。






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