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壊れた施設で男達は淫獣へと変えられる

2019.06.29.Sat.21:00
死刑制度が廃止されたその時代では凶悪犯でも理不尽に命を奪い取られることは無く、人生の最後まで罪を償うことが可能となっている。制度の廃止を求めた者達は自分達の望みが叶ったことを喜び、実際の囚人達を扱う現場を顧みること無く解散した。死刑を廃止したために増え続ける囚人に苦慮する刑務所の苦労など、彼らは見向きもしない。そんな人物達であるが故に、廃止された死刑制度の代わりに一部の囚人達に対してより無情な対処が行われていることなど、気付きもしなかった。
更生が見込めず、また身寄りも無い。それでいて好事家が欲しがる整った容姿をしている囚人の男達は人知れず山奥に建てられた特別な刑務所へと移動させられ、そこで新たな役割を果たすための訓練を与えられていた。
それは、人としての尊厳を取り上げ、下された命令に躊躇いなく従うための訓練。人間としてでは無く愛玩されるペットとしての振る舞いを心と身体に覚え込ませる、淫らで屈辱的な訓練だ。
その刑務所へと入れられた日から、囚人達はそれまで着ていた囚人服とは全く違う、様々な動物を模した拘束具を兼ねるラバースーツと飾りを装着させられた。両手両足に折り畳んだ状態を強制させて伸ばすことと指を使うことを禁じる首から下をピッチリと覆うラバースーツは背中のチャックにしっかりと南京錠が掛けられており、どんなに力を込めても自力では決して脱げない。顔をめちゃくちゃに振ってみても、男根に似せた形状の張型を噛ませて口を塞ぐペニスギャグと動物の耳の形をした飾りを頭部へと固定する細い黒革のベルトは外れるどころか緩みすらしない。
無理矢理に折り畳まされた手足では立ち上がれず、肘と膝で身体を支えた体勢では走ることも上手くいかない。喉奥までを埋め尽くす張型で塞がれた口は言葉を発せず、舌を噛み切って屈辱から逃れることも許されない。あらゆる選択肢を潰された、哀れな囚人達。そんな囚人達に取れる行動は、もはや一つしか無い。それは、従うこと。囚人達は一切の反抗を示さずにラバースーツの上から性の弱点を嬲られ、ラバースーツに生えた尻尾と一体化しているイボ付きの張型で柔らかな腸壁を常にほじくられ、悪事を働いた自分だけでなく人であった頃の自分を跡形も無く失いながら、全ての指示を受け入れその通りに動くことしか出来はしないのだ。

だが、刑務所に着たばかりの囚人はそんなことなど知る由も無い。この刑務所がいかに無慈悲な場所かを知らない故に反抗の態度を失わず、媚薬を混ぜた食事を摂らせる際に口枷を外されれば舌を噛む力も無い状態で口汚い罵倒を放つ諦めを知らぬ囚人はいる。
もちろん、刑務所側もそれは想定済みだ。そして、そういった囚人の心を折り、屈服を早めるためのプログラムも複数用意されている。反抗を見せる囚人の様子を観察し、一番相応しい物が選ばれる陥落を促すプログラム。その中から今回採用されたのは、すでに身動きを大きく封じられているラバースーツに包まれた肉体を更に拘束し、悶えることすらもままならない状態で絶頂には至れないもどかしい快楽を注ぎながら、無様に喘ぎ鳴く姿を他の囚人達に見せるという物だった。
プライドが非常に高いために何時までも動物の姿を強いるラバースーツに強い拒絶を示し、加えて羞恥に対しても敏感であるために快楽を否定して怒りの叫びを上げていた囚人は今、的確に選ばれた屈辱と恥辱のプログラムによって心をすり減らされ苦悶と絶望を絶え間無く植え付けられていた。

「う、うぅ……んぐ、うぅ」

床の上に仰向けで寝かされ、左右の手足と胸部に腹部、更には頭部をベルトを使って床へと縫い付けられた囚人は頭部に取り付けられた忌々しい犬の耳を揺らすことさえ不可能にされてしまっている。これでは、移動なんて出来はしない。ラバースーツの股間部分に内蔵されている薄いパッドと尻尾と繋がっている張型が生み出す微弱な振動で苛まれている男根と尻穴を緩い快楽から逃がすことは出来ず、絶頂へと導くことも出来ない。
快楽を拒んでいるのに、絶頂したい欲望が次から次へと湧き上がる。イきたくないと思っているのに、思考は射精への渇望で隙間無く満たされている。認めたくない淫らな自分、拒みたい快楽を欲しがっている情けない自分、その無様な自らの姿を自分を取り囲む形で配置された堕ちきった囚人達に観察されながら、抗い続けていた囚人は徐々に心を甘い欲望に蝕まれ、快楽の否定を諦めざるを得ない状況へと追い込まれていく。

「んふっ、んぅぅんっ! むぅぅぅんっ!」
「んもっ、あぉっ! むぉぉぉぉぉーんっ!!」
「ふぅ、うふぅぅ……!」

言葉での説明が無くても、自分を囲んで見つめている囚人達は射精にはたどり着けない快楽で弄ばれている自分と違い、休み無い射精を強いられているのだろう。白く霞む頭でぼんやりとそう考えながら、囚人は目を動かして自分を囲んでいる囚人達を見回した。
全員、本物の獣のように淫猥な鳴き声を上げながら心地よさそうに快楽を貪っている。焦らしに焦らされている自分を眺めて興奮を募らせながら、甘い悦びに溺れている。
自分も、快楽を貪りたい。甘い悦びに溺れたい。今すぐ、同じように射精を迎えて気持ち良くなりたい。

「んぐ、むぅ、むぐぅぅぅぅんっ……!」

溢れ出た欲望に屈し、無意識に腰を振ってより激しい快楽をねだり始めた囚人を見つめながら様々な模様のラバーに覆われ耳を付けられて人であることを捨てた猫や狼や虎や兎は負けじと自分も腰を振って快楽に身を委ね、順調に人としての自分への執着を忘れていく囚人と嬉しそうに絶頂を繰り返す囚人達を少し離れた位置で眺める看守達は、予定通りに進行しているプログラムに満足げな笑みを浮かべつつ、淫猥な獣達に劣情を抱いて自身の男根を膨らませていた。
一つの制度が壊れたことで生まれた壊れた施設内には今日も、淫獣へと堕ちた者と堕ち行く者が上げる鳴き声が響き渡り、看守を名乗る歪んだ者達の目と耳をこれ以上無く愉しませていた。






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