逃れられぬ虎は全身を撫でられくすぐり回される
2019.05.25.Sat.21:00
「う……む、ぐぁ……」
意識を取り戻した虎獣人の男は、今の時刻を確認しようと近くの棚に置いてある時計を左手で取ろうとした。だが、取れない。それ以前に、左手も右手も、左足も右足も動かせない。その上口には幾ら牙を立ててもビクともしない金属製の棒枷が装着されていて言葉も発せず、太くしなやかな縞柄の尻尾は何かに絞め付けられ揺らすことすら叶わない。
動かせない身体と閉ざされた口に困惑する虎。そんな虎はぼやけていた思考がはっきりするにつれて自分の置かれている今の状況を思い出し、そして絶望した。ここは、慣れ親しんだ自分の寮の部屋ではない。敵国の施設内に存在する尋問のための部屋だ。
手足が動かせないのは、背後の壁から突き出た筒状の機械の中に二の腕から先と膝から先を飲み込まれ薄桃色をした柔らかなクッションで緩み無く絞め付けられているから。尻尾を揺らすことも許されないのは背後の壁に打ち付けられた黒革のベルトを装着され、壁から離れることすら出来ないよう厳重に縫い付けられているから。口を金属製の枷で塞がれているのは言葉を封じるだけで無く舌を噛んでの自害を防ぐためであり、衣服を剥ぎ取った姿で拘束されているのは裸体を弄ぶ形での無慈悲な尋問を自分に加えるためだ。
今いる場所が敵に囲まれた空間だということを思い出し、今まで加えられた辱めを想起して恐怖を募らせ虎は拘束から逃れようと裸体をもがかせる。もちろん、そんなことをしても過剰に施された拘束はビクともしない。手足を飲み込む壁の機械は虎がどんなに力を込めても手足を決して離さず、尻尾を縫い付けるベルト達は必死にくねる虎の尻尾を嘲笑うように軋む音を立てるのみ。顔をめちゃくちゃに振っても口枷は外れず、虎の足掻きは膝立ちの体勢で固定された裸体の自由はおろか口の自由も取り戻せない。
虎のその無意味な行動はただただ、手足の関節への痛みを生み、自身が目を覚ましたことを部屋に取り付けられたセンサーに伝えるだけ。虎は危機と拘束から抜け出せないばかりか、今日の辱めをより早く、自ら引き寄せてしまったのだ。
「うぅっ!? むぁっ、あぉぉぉっ!」
丸出しの男根に真下に位置する床が四角く開き、そこから先端に筆を取り付けられたアームが数え切れない程に溢れ出る。その同じ穴は虎の右前、左前に位置する壁にも数カ所開き、同じように筆付きのアームが蠢きながら這い出てきた。
筆を目にした虎は怯え色に染まった唸りを上げて一層激しく身をよじらせるが、拘束はやはり解けない。筆の付いた無数のアームがじわじわと無防備な裸体に迫ってきても、あのアームがこれからどんな苦悶を注いでくるかを知っていても、逃れられない虎は為す術無く裸体への接触を筆に許し、無慈悲な責め苦に嬲り倒されるしかない。
感度を高め発情を引き起こす薬品を毛に含ませた筆で男根全体を丹念に撫で回され、それ以外の部分を筆で苛烈にくすぐり回されても、肉体を制限され抵抗を禁じられた虎は男根を襲う望まぬ快楽に責め立てられながら全身をいたぶる刺激に悶絶させられるしかない。虎は絶頂に次ぐ絶頂を強いられ断続的な射精を迎えさせられながら、くすぐり責めに屈して無理矢理に声を上げさせられ、甘い悲鳴と笑い声が混じった悲痛な絶叫を助けの来ない敵国の施設の一室に反響させることしか出来はしないのだ。
「うびゅあぁぁぁっ! うぶっ、ふぶっ、あぉ! むがぁっ! あふ、ふひゅぅぅっ! んむぅぅぅぅぅーっ!!」
口枷の隙間から唾液とくぐもった鳴き声を零し、見開いた目から涙を流しながら無遠慮な筆に這い回られている裸体をガクガクと痙攣させる哀れな虎を作り出した敵国の男達は毎日これだけ苦しめられているのに未だ情報を白状しようとしない強情な虎に呆れと感心の感情を抱きながら、狭い部屋の壁に繋がれ執拗に追いかけてくる筆が生み出す快楽とくすぐったさによがり狂う虎の痴態を別室からモニターで観察し、口枷を外して情報を吐くよう促す頃合いを談笑や飲み物を楽しみながら伺っていた。
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意識を取り戻した虎獣人の男は、今の時刻を確認しようと近くの棚に置いてある時計を左手で取ろうとした。だが、取れない。それ以前に、左手も右手も、左足も右足も動かせない。その上口には幾ら牙を立ててもビクともしない金属製の棒枷が装着されていて言葉も発せず、太くしなやかな縞柄の尻尾は何かに絞め付けられ揺らすことすら叶わない。
動かせない身体と閉ざされた口に困惑する虎。そんな虎はぼやけていた思考がはっきりするにつれて自分の置かれている今の状況を思い出し、そして絶望した。ここは、慣れ親しんだ自分の寮の部屋ではない。敵国の施設内に存在する尋問のための部屋だ。
手足が動かせないのは、背後の壁から突き出た筒状の機械の中に二の腕から先と膝から先を飲み込まれ薄桃色をした柔らかなクッションで緩み無く絞め付けられているから。尻尾を揺らすことも許されないのは背後の壁に打ち付けられた黒革のベルトを装着され、壁から離れることすら出来ないよう厳重に縫い付けられているから。口を金属製の枷で塞がれているのは言葉を封じるだけで無く舌を噛んでの自害を防ぐためであり、衣服を剥ぎ取った姿で拘束されているのは裸体を弄ぶ形での無慈悲な尋問を自分に加えるためだ。
今いる場所が敵に囲まれた空間だということを思い出し、今まで加えられた辱めを想起して恐怖を募らせ虎は拘束から逃れようと裸体をもがかせる。もちろん、そんなことをしても過剰に施された拘束はビクともしない。手足を飲み込む壁の機械は虎がどんなに力を込めても手足を決して離さず、尻尾を縫い付けるベルト達は必死にくねる虎の尻尾を嘲笑うように軋む音を立てるのみ。顔をめちゃくちゃに振っても口枷は外れず、虎の足掻きは膝立ちの体勢で固定された裸体の自由はおろか口の自由も取り戻せない。
虎のその無意味な行動はただただ、手足の関節への痛みを生み、自身が目を覚ましたことを部屋に取り付けられたセンサーに伝えるだけ。虎は危機と拘束から抜け出せないばかりか、今日の辱めをより早く、自ら引き寄せてしまったのだ。
「うぅっ!? むぁっ、あぉぉぉっ!」
丸出しの男根に真下に位置する床が四角く開き、そこから先端に筆を取り付けられたアームが数え切れない程に溢れ出る。その同じ穴は虎の右前、左前に位置する壁にも数カ所開き、同じように筆付きのアームが蠢きながら這い出てきた。
筆を目にした虎は怯え色に染まった唸りを上げて一層激しく身をよじらせるが、拘束はやはり解けない。筆の付いた無数のアームがじわじわと無防備な裸体に迫ってきても、あのアームがこれからどんな苦悶を注いでくるかを知っていても、逃れられない虎は為す術無く裸体への接触を筆に許し、無慈悲な責め苦に嬲り倒されるしかない。
感度を高め発情を引き起こす薬品を毛に含ませた筆で男根全体を丹念に撫で回され、それ以外の部分を筆で苛烈にくすぐり回されても、肉体を制限され抵抗を禁じられた虎は男根を襲う望まぬ快楽に責め立てられながら全身をいたぶる刺激に悶絶させられるしかない。虎は絶頂に次ぐ絶頂を強いられ断続的な射精を迎えさせられながら、くすぐり責めに屈して無理矢理に声を上げさせられ、甘い悲鳴と笑い声が混じった悲痛な絶叫を助けの来ない敵国の施設の一室に反響させることしか出来はしないのだ。
「うびゅあぁぁぁっ! うぶっ、ふぶっ、あぉ! むがぁっ! あふ、ふひゅぅぅっ! んむぅぅぅぅぅーっ!!」
口枷の隙間から唾液とくぐもった鳴き声を零し、見開いた目から涙を流しながら無遠慮な筆に這い回られている裸体をガクガクと痙攣させる哀れな虎を作り出した敵国の男達は毎日これだけ苦しめられているのに未だ情報を白状しようとしない強情な虎に呆れと感心の感情を抱きながら、狭い部屋の壁に繋がれ執拗に追いかけてくる筆が生み出す快楽とくすぐったさによがり狂う虎の痴態を別室からモニターで観察し、口枷を外して情報を吐くよう促す頃合いを談笑や飲み物を楽しみながら伺っていた。
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