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置き去り少年達は屈服を迎える

2019.05.24.Fri.21:00
三十分経ったら戻ってくる。その言葉を残して去って行った男に、少年達は怒りの感情を募らせていた。男が閉じた扉を睨み付け、裸体に施された縄を軋ませ口に施された白布の猿轡ごしに鋭い唸り声を発しながら、二人は床の上でのたうち回りじたばたともがいていた。
そんな反抗の面影は、もはやどこにもない。身動きと言葉を封じられた姿でサウナに置き去りにされた二人の少年は完全に怒りと悔しさの感情を忘れ、宣言通り三十分後に男が戻ってきたのを見るやいなや二人は自身の汗でびしょびしょに濡れた猿轡の下から許しを請う悲痛な唸りを上げ、憎しみを抱いていたはずの男に助けを求めていた。

「んぅーっ! むふっ……むぐぅぅんっ……!」
「うぶ、むぶぅっ……ふぅ、ふむぅぅぅ……っ」

背中で伸ばしたまま手首と二の腕を縄で縛られ、左右の足首と太ももを縄で括られ、更に手首と足首の縄を別の縄で遊び無く結合され緩い海老反りの体勢を強いられた哀れな汗塗れの裸体をよじらせながら、サウナによる熱の責めに嬲られた二人の少年は汗でびしょびしょに濡れた赤ら顔を自分達を見下ろす男に向けて慈悲を必死にねだる。
その無様な二人の様子に男は醜悪な笑みを浮かべ、男根を露出させられている状況に羞恥を抱く気力すらも失った惨めな少年達の姿に興奮と優越感を募らせながら、哀願の呻きを漏らしている二人の顔の近くにしゃがみ込み、愉快な声音で二人に話しかけた。

「三十分放置されただけで、二人とも随分と苦しそうだねぇ? おまけに一生懸命敵の俺に助けを求めちゃって、とてもとてもヒーローだとは思えないくらいに情けない姿になっちゃってるねぇ?」

男の口から自分達の立場であるヒーローを口にされた少年達の目に、一瞬正義の光が戻る。だが、その光は本当に一瞬だけで、二人はヒーローとしての誇りを取り戻せぬまま自分達を捕らえた組織の幹部である男に対して苦悶からの解放を欲する唸りを再び寄せ始めた。

「んー! んぅ、むぐぅぅんっ」
「ふー……! うぶ、ぶむぁぁぁっ……!!」

たった三十分。縄で自由を奪われ猿轡でしゃべることと口呼吸を制限された状況でサウナに置き去りにされ逃げ場の無い暑さに容赦無く苛まれ続けた二人の少年ヒーローの心は、たったの三十分で屈服を迎えた。
暑い、息苦しい。汗に濡れた縄が手足に食い込むのが痛い。水が飲みたい。猿轡に染み込んだ汗をすすっても潤せない喉を水で潤したい。永遠とも思える三十分の間それらの苦しみに追い詰められていた少年達はもう、屈辱など感じられない。この状況から逃れるためなら、何でもする。どんな命令にでも服従する。
完全に陥落し、逆らう意思を無くした二人の懇願の視線とくぐもった声を聞いた男はヒーローであった少年達の崩壊を確信して目を細めると、助けての意思表示を繰り返す二人に笑いながら言い放った。

「もうすぐ、お前らが着てたスーツの改造が終わるからな。終わったら縄解いてそれ着せて、嫌ってくらいに媚薬入りの水を飲ませながら改造スーツでイき狂わせてやるよ。そうしたら、暑いのから離れられるな。良かったな、ヒーロー君達」
「うぐ、ぶ、むぅぅ……!!」
「あぅ、む、んぐぅぅ、ふぅぅ……っ!?」

自身のスーツが今まさに改造されている事実。この暑さの責めの終わりは別の地獄の始まりという事実。醜悪な笑みを見せる男から聞かされた残酷な事実達に絶望し、表情を凍り付かせる少年達を堪能する男は、早くも次の責めに悶絶する二人の姿を想像して笑みの黒さを濃く深く変化させていた。






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