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男の指は無慈悲にダイヤルを回す

2019.05.06.Mon.21:00
左右の手首を縄で括られ、肘と二の腕を縄で短く繋がれ、肘と手首の間にあたる部分を腹部へと遊び無く縄で結わえ付けられた青年の腕は背中で伸ばしたまま曲げることさえ許されず、大きく振って暴れさせることも叶わない。太もも同士とすね同士、そして足首同士を括られ、更に足首の縄と手首の縄を別の縄で結合されてしまった青年の足は伸ばすことはもちろん左右を離すことも禁じられており歩行以前に立ち上がることすら出来ない。
手足を縄で拘束された青年は、目と口を塞いでいる黒のガムテープを毟り取りたくても毟り取れない。自分を捕らえた男の手で運び込まれた地下室から逃げ出したくても逃げ出せない。男根の根元と亀頭のすぐ下に巻き付けられた黒く細い革ベルトと一体化しているローターが生み出す振動からの脱出を望んでも、あらゆる自由を取り上げられた青年はその脱出への糸口すら掴めない。
裸体に剥かれ、縄とガムテープで厳重に身動きを制限された青年はもはや地下室の床に敷かれた絨毯の上で無様な痙攣を繰り返しながら襲い来る絶頂を迎え続けるしか無い。左の太ももに触れている縄に後から別の縄で固定された男根のローターを操作するリモコン。それのダイヤルを左に回せればこの甘い地獄から抜け出せるという事実を意識しながら、青年は為す術無く射精を繰り返すことしか出来はしないのだ。

「んー……んぐ、むぅ……うふっ、ふむぅぅぅ……!」

閉ざされた口から甘さと疲弊と苦悶が混ざり合った唸りを力無く漏らしながら、青年がまた絶頂を迎え絶え間無く嬲られている男根から色の薄まった精液が垂れ流された。けれど、責めはとまらない。青年がそんな不完全な絶頂を迎えても、休むことを知らない淫具達は達したばかりの青年の男根を容赦無く震わせ、次の絶頂へと無理矢理に追い詰めていく。

「ふぅー……! うぶ、むぅ、うむぉぉぉぉっ……!」

終わりの見えない淫らな地獄。イってもイっても許されない絶頂地獄。その地獄に長時間嬲られた青年は、鼻から苦しげにプスプスと音を立てつつ慈悲を望む悲痛な鳴き声をガムテープごしに発した。
誰でも良い、助けてくれ。このイきっぱなしの状態から解放してくれ。心の中で必死に叫ぶ青年。その絶叫は誰の耳にも届かない。しかし、まるでその心の叫びに呼応するかの如く状況に変化が訪れた。男根を残酷に責め立てていたローターを動かすリモコンの電池が切れ、青年を淫らにいたぶっていた刺激が無くなったのだ。

「ん、ふぅっ……うぶ、むぶぅぅ……!」

ようやく、終わった。快楽が、とまった。拘束から離れられてない以上捕らわれていることは変わらなくとも、理性をすり潰す甘い悦びが消えたのは青年にとっては紛れもない救いで、青年は絶頂を繰り返した汗塗れの裸体を絨毯の上で小刻みに跳ねさせながらやっと訪れた休息に安堵を抱いていた。
けれど、責めの終わりに安らいでいた青年は残酷にも再び地獄へと叩き落とされた。快楽に悶え狂う青年に気付かれないよう地下室に戻り、よがり鳴く青年を観察していた男が太ももの縄に繋がれていたローターのリモコンを取り、無情な言葉を青年に浴びせながらリモコンの電池を交換し始めたからだ。

「今電池を取り替えてあげるから、少し待っててね」
「ふ、ぶむぅぅっ……!? ふー……! んむぅぅぅ……っ!!」

知らぬ間に男が戻ってきていたことに対する驚愕と、笑い混じりの声で告げられた内容に対する恐怖を込めた唸りを上げて青年は男にやめてくれ、許してくれと意思表示をするが、男は指をとめない。
男は無駄な哀願をこちらに寄せる青年の様子に興奮を加速させながらリモコンの背面に位置する蓋を開け、わざと大きく音を立てながら二本の電池をリモコンに嵌め込んでいくだけだ。

「はい、終わったよ。また足に固定してあげようね」
「うぅ……んむぅぅぅ……!」

左足の縄にまたリモコンが結わえられるのを感じながら、青年は絶望の呻きを弱々しく零す。
これからまた、地獄が始まる。イきたくないのにイかされる地獄に苦しめられる。それを把握して身を強ばらせている青年の左耳に口を寄せた男は、青年の絶望を加速させより痛々しい痴態を引き出す囁きを嬉々として注いだ。

「同じようにスイッチ入れてもつまらないだろうから、今度はさっきよりも強い最大の振動にしてあげるね。これなら一人でも退屈しないで済むし、一層イきまくれて嬉しいでしょう? 良かったね」
「む、ぐぅぅぅんっ!? うー! うぶぅぅぅぅんっ!」

まだ呼吸を整え切れていない状態で息を切らしながら行われるくぐもった声での懇願を聞き、表情を黒く歪ませた男は慈悲を欲する青年の意思を無視して電池を替える際に一番左に回していたリモコンのダイヤルを右の人差し指と親指で摘まみ、何の躊躇いも無く一気に右へと回して青年の男根に先程までの物よりも苛烈で間隔も短い絶頂地獄を味わわせ始めたのだった。






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