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罠に嵌められ捜査員達は地獄へと歩かされる

2019.05.05.Sun.22:00
大きな仕事を終えた後に言い渡された長めの休暇。それを利用して三人の捜査員は車を使って小さな旅行へと出掛けていた。運転しているのは、三人の中で一番若い捜査員。目的地は、その後輩が良いところだと言って勧めてきた山中の温泉宿だ。
忙しなく動いていた時は疲れを感じる余裕も無かったが、大仕事が済んだ今は身体中に疲れを感じている。その疲れを癒やせる温泉を、これから愉しめる。年単位で訪れた久しぶりの長い休暇を、雄大な自然と心地良い温泉を味わいながら過ごせる。もうすぐ訪れる至福の時に期待を寄せている捜査員達は、後輩が運転する車に揺られながら年甲斐も無く胸をそわそわとさせていた。
そんな捜査員達を待ち構えていたのは、外壁に植物が這い、窓が幾つも割れている一目で元と分かる温泉宿と、宿の前に停まった車を素早く取り囲んだ男達から向けられた銃口で。武器を向けている男達は車の中で表情を強ばらせた捜査員達に対して警戒を抱きつつ、声を張り上げて命令を出した。

「さっさと出てきな、捜査員さん達。命が惜しかったら抵抗なんてするなよ」

ただの脅しではない。命令を出した男だけで無く、銃口をこちらに向けている男達は全員が引き金を引く覚悟を持っており、油断も一切見えない。待ち伏せされていた事実に焦りと危機を募らせながら、後部座席にいる二人の捜査員はこの状況を打破する手段を探して思考を巡らせる。
だが、その思考は待ち伏せ以上の衝撃を二人に与える予想外の事態によって途切れた。三人で無事に場を切り抜ける方法を模索していた二人に対して、運転席にいた後輩が言葉を放ったのだ。愉快そうな笑みと銃口を向けながら、信頼し可愛がっていた後輩が命令の言葉を放ったのだ。

「大人しく言うこと聞いて車から出ましょうよ、先輩。この数相手じゃ拳銃無しでも勝てやしないんですから、諦めて早く下りてくださいね?」

後輩も、敵。運転席にいる後輩が敵となった今、車を使って男達に体当たりを仕掛けるという処分必至の荒技も取れない。車を動かせない以上、後輩の言う通り自分達は数で大きく勝る男達の前に出ざるを得ない。その絶望の事実を呆けた頭で理解した捜査員達は屈辱に表情を歪ませながら車から降りた。そんな捜査員達に、男達は次の指示を飛ばす。

「車の前まで移動して、ボンネットに両手を付けろ! 勝手に手を離したり、こちらを蹴り付けようとしたら……分かるな?」

命を握られている状況では、従う以外の選択肢などない。捜査員達は命令通りに歩き、ボンネットに手を付く。二人の手がボンネットに置かれた直後、数人の男達が二人に歩み寄り身体検査を始めた。無遠慮に身体を触り、武器を持っていないかを確認する男達。そんな男達に、先程構えていた銃を座席に置き自らも車を降りた後輩の男は醜悪な笑顔を浮かべながら身体検査を手伝うための言葉を発する。

「こっちの人は、左の内ポケットに拳銃をよく入れてますよ。こっちの人はその逆で右の方です。あと、こっちの人は以前ズボンのベルトに挟み込む形で折りたたみ式の警棒を携帯しているのを見ましたね」

後輩の助言を受けた男達は、手際よくそれらの武器を言われた場所から奪い取り二人を丸腰にした。抗いの術を没収され、悔しさを胸に湧き上がらせる捜査員達はとうとう耐えきれず、自分達の敵として振る舞う後輩に怒りを込めた言葉をぶつけた。

「裏切り者……絶対に、後悔させてやるからな……っ!」
「俺達が三人でここに来たことは上も知っているんだ。お前、ただでは済まないぞ……」

自分達を騙し、組織を裏切った憎い男を鋭く睨み付けながら放たれる捜査員達の怒気。しかし、怒気をぶつけられた側である男は、より表情を醜く歪ませると笑い混じりに言葉を返す。

「やだなぁ、確かに僕は捜査員として貴方達の組織にいましたけど、仲間になったつもりなんてこれっぽっちも無いですよ。それに……この旅行に関しての報告の書類、上に提出したのは何処の誰でしたっけ?」

男が口にした内容を聞いた捜査員達は、文字通り絶句した。反撃と思っていた言葉は、後輩であった男には何の痛みも無かったのだから当然だろう。最初から、敵だった。加えて、期待していた他の捜査員からの助けもすぐには望めそうにない。それらの絶望に殴り付けられ呆然としている二人を見て目を細めた男は、身体検査を入念に行っている男達に指示を出した。

「君達、もう必要ないですよ。私から見て右側の捜査員から順に、手はず通りの拘束を与えてください」
「はっ!」

男の言葉を受けた男達は、素早く銀のガムテープを用意すると片方の捜査員の手を背中に回させ、ガムテープを使って左右の手首から先を緩み無く括り包み込んでいく。

「く、うぅ、あぁぁっ! やめ、うぅぅっ! んむぅぅぅっ!!」

あっという間に手をテープに覆われてしまった捜査員は乱暴に身体を半回転させられ、騒いでいた口にもテープを貼られていく。それと同時に、もう片方の捜査員にも手の拘束が施され始める。もちろん、そっちの捜査員も銃に囲まれていては拘束を拒めない。二人の捜査員は満足に抵抗も許されぬまま、手と口をテープで制限されてしまった。

「んー! んむっ……むぅぅぅ!」
「ふーっ! うぶ、ぶむっ、んぐぅぅ!」

塞がれた口で唸り、手を解放しようとテープに力を込める捜査員達。そんな捜査員達を横目で眺めながら、男は男達に新たな指示を出す。捜査員達に恥辱を味わわせる指示だ。

「わざわざ身体検査してもらった後に言うのも申し訳ないですが、二人の服を切り裂いてもらえますか? そうした方が、僕だけでなく貴方達も愉しめると思うので」
「はっ、かしこまりました」
「んむぅぅぅっ!? ぶっ、ふぶぅぅぅ!」
「んーぅっ! んぐ、むぐぅぅぅぅ!!」

男の指示を受けた男達はそれぞれがナイフを取り出し、何の躊躇いも無くそのナイフで捜査員達の衣服を布きれへと変えていく。
少しずつ少しずつ裸体にされていくことに捜査員達は拒絶の意思を示すが、誰もそれを聞き入れてはくれない。二人が身に着けていた衣服は間を置かずして原型を無くし、二人の捜査員は自由を奪うテープと靴のみを纏った姿にされてしまった。

「ふふっ、良い格好ですよ。捕まった捜査員の貴方達にお似合いの無様な格好です」
「うぅ、うむぅぅ」
「ふっ、ふぐっ、むぅんっ」

ふざけるなの感情を乗せて叫びたいけれど、この姿で叫んでも惨めさが加速するだけ。それを理解している捜査員達は逞しく鍛え上げられた裸体を羞恥に震わせながら、悲痛な唸りを漏らすことしか出来ない。
手を使えず、口も使えない。丸出しにさせられた男根と尻穴を隠すことも叶わない。みっともない状態に捜査員達を追いやった元後輩の男は完全に自分の手に堕ちた二人を眺めて興奮を膨らませ背筋を震わせると、男達に向かって言った。

「それじゃあ、この二人は例の地下室に運んでおいてください。尋問の下準備として、薬を投与しておくのも忘れないようにお願いしますね」

男は言い終えると、一人で先に寂れた温泉宿の方へと歩いて行く。その後に続いて、二人の捜査員は逃走を封じるために周囲を男達に囲まれながら宿の方へと歩かされていく。

「むー! むぐ、んむぅぅ、うふっ!」
「うぐ、むぅ、んー! んふぅぅ……」

銃口で背中を小突かれ、丸出しの男根をぶらぶらと動かしながら強いられる歩行。その歩行に捜査員として、人間としての尊厳を無慈悲に叩きのめされながら、捜査員達は手を縛られているせいで上手く歩けない裸体を為す術無く地獄が待つ建物の方へと移動させられていくのだった。






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