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青年は発情に押し潰され獣に戻る

2019.04.26.Fri.21:00
長い長い年月を経て力を蓄えても、生まれ持った種の気質には抗えない。高い妖力によって実力者としての立場を有していても狐として生まれた以上本能には逆らえず、妖狐である青年は訪れた発情期に淫欲を掻き立てられ快楽に思考を埋め尽くされる状態となってしまっている。
だが、そんな状態に陥りながらも青年は淫らな自分を正当化出来ない。修行の末に妖怪となった誇りがある以上、青年は自分が獣であることを思い知らせる発情期を肯定出来ず、自身が湧き上がる発情のままに行動しないよう自らを厳重に律していた。
発情が収まるまで決して解けないように妖力を込めた縄で自分の肉体を縛り、発情が続いている間は解除するために必要な集中力が足りない程に強力な妖怪用の結界を山中に建てられた古びた社の周りに張って発情の最中に自分がどこにも行けないような状況を作り出し、青年は淫らに高まった自分を拘束し監禁しているのだ。

「はっ、く、うくっ……ひ、はぁー……あ、はあぁ……っ!」

荒く乱れた呼吸を繰り返し、火照りきって汗塗れとなった身体を床に敷いた布団の上で小刻みに震わせながら、青年は必死に発情を堪えている。
自らの手で手首を背中で縛り、二の腕を胴体に括り、足首と太ももを縄で短く結合させた姿で何日も淫欲と戦い続けた青年の肉体は激しく身悶えたことで衣類がずれ、ほとんど肌は隠せていない。
硬く尖りきり淫猥に充血した乳首も、発情に苦しんでばさばさと絶え間無く揺れている金色の尻尾も、発情によって限界まで膨らみ何日も勃起し続けている男根も、社の小窓から差し込む月明かりに照らされ丸見えだ。しかし、そんな情けない格好になりながらも青年は胸に安堵を抱いている。何故なら、内側から休み無く生まれていた淫欲は確実に量を減らし、発情が終わりに向かって行きつつあるからだ。
もうすぐ、乳首を弄り回したくて堪らない衝動が去る。男根をめちゃくちゃに擦りたいという思考が消える。尻尾や衣服の布が触れる度に発せられていた尻穴をほじくり回して気持ち良くなりたいという渇望が失われる。青年はそれを心から悦び、頭部の耳をぴるぴると震わせながら疼く乳首や男根を涙に濡れた瞳で見つめ、早く鎮まってくれと期待の念を送っている。

淫欲を逃がすことも淫欲に耽ることも叶わない一人きりの状況に自分を閉じ込め、最後まで獣の本能には飲まれまいと我慢をしている狐妖怪の青年。そんな青年の耳に、予想外の音が聞こえた。それは、社の引き戸が開く音。自分含め妖怪には簡単には触れられず解くことも難しい強力な結界を施した社へと誰かが立ち入る音だ。

「ふ、え……?」

何が起こったか分からず、間抜けな声を漏らして青年は開いた戸の方に目を向ける。その向けた目に映ったのは、呆然と自分を見つめている若き少年の姿。それは青年と違って獣の耳と尻尾が生えていない、妖力も全く有していない人間の少年だ。
一人旅の途中野宿をするために足を踏み入れた社で、縄に自由を奪われた青年が苦しげに身をよじっていた。目の前の光景に言葉と思考を停止させていた少年はしばらくしてはっと我に返り、戸を閉め直しつつ目の前にいるのが人間ではないと気付かぬまま慌てて青年へと歩み寄った。

「ちょ……大丈夫ですか!? 今解きますから待っててください!」

まずは青年の拘束を解かなければ、そう考えて少年は青年を縛る縄に手を伸ばす。だが、縄は当然解けない。青年が注いだ妖力が込められているために、縄の結び目はどうやっても緩まない。

「あ、あれ? 何で……ごめんなさい! もう少し待って……」

何故か解けない縄に焦り、少年は謝りながら再び縄を解こうと試みる。けれど、少年の声はもう青年には届いていない。解かなくて良いと伝える思考も、青年には浮かばない。
限界を超えて膨らんだ欲望とせめぎ合い、辛くも勝利を収めようとしていた青年の理性は少年が現れ近付いたことで崩れ、どうにか抑え込んでいた本能は暴走を始めている。山道を歩いたことで汗に濡れた少年の体臭が青年を狂わせ、獣に変えていく。少年という活力溢れる性の香りが青年の淫欲を増幅させ、誇りを押し潰していく。
もう、耐えられない。目の前の少年が欲しい。目の前の少年の性を、心行くまで貪りたい。勝手に暴れ出した思いは青年の身体を大きく動かす。大きく動いた身体は縄を外そうと奮闘する少年を器用に押し倒して素早くその上にまたがり、淫猥な収縮を繰り返す尻穴をズボンの上から少年の男根に擦り付けた。

「うわぁぁっ!? きゅ、急に何を……あぅっ!? そ、そこ、はぁっ……!」

いきなり押し倒され、上にまたがられ、尻穴を男根へと擦り付けられた少年は驚きと困惑の滲んだ声を上げ、男根を襲う刺激に甘く歪んだ声を漏らす。
その声すらも、欲望を塞き止める壁を壊された青年にとっては溢れ出る欲望を加速させる材料で。青年はついさっきまで発情の終わりを悦んでいた自分を完全に忘れた態度で、腰をいやらしくくねらせつつ少年におねだりを口にした。

「少年……俺の身体、好きに弄んでくれ。はしたなく発情している俺の淫らな身体を少年のこの魔羅で苛めて、抵抗出来ない俺を好きなだけ、少年が満足するまでたっぷり快楽で責め立ててくれ……っ!」

獰猛な獣の瞳で自分を見下ろし、硬くそそり立つ男根を揺らして淫らなおねだりを行う青年を見上げる少年は、青年の頭部の耳と腰から生えるふさふさの尻尾に気付き、ようやく青年が人間でない事実を把握した。
が、もうそんなことなど今の少年にはどうでも良かった。発情しきった青年の全身からにじみ出る淫気にあてられた少年は自らも淫欲を掻き立てられ、目の前の青年を性の対象として認識している。この状況に至った詳しい理由は分からなくても、青年が本心から甘い悦びを欲しがっていることと、そんな青年を淫らに食べたいと思っている自分の欲望が膨張していくのは分かる。ならば、することは一つだけだ。お互いが欲しがっている物が一致している以上少年は青年の熟れた肉体を甘く苛み、青年は自分を甘く苛む少年の動きに過敏な反応を示して幸福色の喘ぎを漏らすだけだ。

「分かりました、じゃあ……お望み通りたくさん苛めてあげますね。エッチな狐さん」
「あぅ、あんっ! 乳首ぃ、くにくに……んひゃぁっ!? 手、きもひい、少年の手、気持ち良い……!」

否定したがっていた淫猥さを指摘し、獣であることを自覚させる少年の言葉を嬉しがりながら、青年は乳首を捏ねる左の指と男根を緩く握って扱く右の手に表情を蕩けさせて喘ぎ鳴き、もっともっとと欲しがるように縄に縛られた身体を動かして腰を振り、少年の男根に甘い刺激を加えてこれから自分を責め立てる男根の勃起を促していた。






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