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強固な支配は捜査員を犬として服従させる

2019.04.19.Fri.21:00
人間の男を商品に作り変え、歪んだ性嗜好を持つ富豪達に売り飛ばす非道な組織。そんな組織を壊滅へと追い込み、商品とされている男達を救い出すために捜査員の男は組織の調査を行い、悪事の証拠を集めていた。
その面影はもう、どこにも無い。組織の上客である富豪から金を積まれた知人の裏切りによって捕らえられた捜査員の男はその身に無慈悲な改造を施され、惨めな姿へと変えられてしまった。
捜査員は目の前に憎い組織の男と、知人に金を積んだ富豪の男がいても殴りかかることさえ出来ない。無防備にさらけ出された乳首と男根に憎い男達の視線が突き刺さっても、その視線から身体を覆い隠すことさえ叶わない。肉体の自由を奪い命令の服従を強制する赤い首輪を巻き付けられた捜査員は、白い犬の足を模したグローブとブーツを嵌められた手足を命令によって操作され、本物の犬のようにチンチンのポーズを取らされたまま肉体を固められてしまっている。
どんなに力を込めても手足はピクリとも動かせない。目の前の二人に怒りの言葉を放ちたくても、捜査員の口は閉じたまま開けず唸り声を上げることさえ許されない。それどころか、捜査員は二人を睨み付けることさえ思い通りに行えない。肉体の支配権を握られた捜査員は勝手な言葉を口にする二人の会話に屈辱を掻き立てられ、打つ手が何一つとして無いという絶望の事実を改めて認識させられるしか無いのだ。

「○○様、捕らえた捜査員にはご要望通りに改造を施しました。お気に召しましたか?」
「あぁ、納得の出来だよ。触り甲斐のある淫猥に肥大した乳首に、勃起しっぱなしの常に発情した性器。そして、言葉が発せなくても、表情が変わらなくても伝わってくる反抗心。流石の技術だ」
「お褒め頂きありがとうございます」

捕らわれてから毎日淫らに責め立てられ男の物とは思えないほどに膨らんだ乳首を指先で弄られ、細胞組織の損傷を起こさずに絶えず勃起した状態でいられるよう作り変えられた男根を手の平で撫で上げられ、男根から分泌された先走りに濡れた手で顎を掴まれ顔を残忍な笑みで覗き込まれた捜査員は、恐怖を募らせながらも自分の身体を好き勝手に触る富豪の男への罵倒を胸に浮かべ湧き上がる怒りのままにそれらを叫んだ。
もちろん、心の中で叫んでも男は痛くも痒くも無い。むしろ、叫ぶ度に瞳で揺れる怒りの炎は男の加虐心を余計に掻き立てさせ、男に最後の仕上げを行わせる原動力となってしまった。

「とても気に入ったから、購入させてもらうよ。耳と尻尾を出してくれるかい?」
「かしこまりました、○○様」

富豪の男の言葉を受けて、組織の男は素早く言われた物を用意し、富豪の視線を受けて床にそれらを載せた盆を置いた。
盆の上に乗っている物を可能な限りに動かした捜査員の目に見えたのは、手足のグローブと同じ白い毛が生えた犬の耳の飾りと球が幾つも連なった物体と一体化している犬の尻尾の飾りで。富豪の男は耳の飾りを手に取るとそれを捜査員の眼前に見せ付けながら、飾りの意味を説明した。あまりにも残酷な効果を有する器具の説明を、嬉しそうな笑顔を浮かべながら行った。

「これはね、捜査員さんを本物のワンちゃんのように従順に変えてくれる機械だよ。一度取り付けたら、肌と同化してもう外せないし、取り付けた人物の指示に逆らえなくなるんだ。今付けてる首輪をより高性能にした物だね」

言いながら、男は何の躊躇いも無く犬の耳の飾りを捜査員の頭部に押し付けた。首輪で支配されている身体は、より強固な支配をもたらす器具の装着を拒めない。頭部の皮膚と飾りの根元が吸い付き合い繋がっていく感覚に襲われても捜査員は頭部を振り乱すことはおろか悲鳴さえ上げられず、耳の飾りはあっという間に捜査員の頭部へと取り付けられてしまった。

「ふふっ、よく似合っているよ。じゃあ、今度はこの尻尾をお尻に入れるから、こっちにお尻を突き出してね」

言われるがままに動いてしまう肉体に再度絶望を抱き、連日の改造のせいで常に疼き異物を飲み込んでいない状態に違和感を抱くようにされてしまった尻穴を富豪の男の眼前ではしたなくヒクつかせながら羞恥に震える捜査員。そんな捜査員に、富豪は尻尾の説明を行う。耳の飾りより無慈悲な説明だ。

「この尻尾には、すでに私の遺伝子のデータが入っていてね。この尻尾を入れられてる時間が長ければ長いほど、捜査員さんは私の性器を入れられた時に受ける快楽が大きくなっていくんだ。私の性器以外ではどうやっても絶頂出来ないけど、私のを入れられたら一突きごとに絶頂する淫乱な身体になれるんだよ。嬉しいでしょう?」

嬉しくなんてない。その言葉は尻穴へと進入する尻尾が生む刺激で掻き消され、気持ち良いの感情に塗り潰されてしまった。
認めたくないのに、尻穴を満たされると気持ち良い。心は確かに拒否をしているのに、それ以上の安心感がとめどなく湧き上がってしまう。
外せない耳で肉体を完全に掌握され、尻尾で富豪の男根への崇拝と疲弊しきれぬ充足感を施された捜査員の心は様々な思いで揉みくちゃにされている。
その揉みくちゃにされている捜査員に、富豪の男は買い手として、主として最初の命令を下した。

「さ、私の家に行って、早速たっぷり可愛がってあげようね。車まですぐ近くだから、私の後について可愛く鳴きながら自分で歩くんだよ? 分かったね、ワンちゃん」
「……わんっ」

自分の口から放たれる鳴き声に打ちひしがれる捜査員は、富豪の命令を受け入れて四つん這いで裸体を動かし、富豪に頭を下げる組織の男に見送られながらわんわんと鳴きつつ、富豪が所有する車まで自ら歩かされるのだった。






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