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弟は兄を地下室で可愛がる

2019.02.22.Fri.21:00
「あ、おぉぉぉっ! うぁ、お、あぉぉぉっ!!」

四つの金具を右端と左端の上下に噛ませ、口を開かせた状態で固定する器具を装着された青年が言葉にならない悲鳴を発しながら、自分を責め立てる存在に許しを求めた。だが、青年を弄ぶ青年は悲痛な哀願を聞いても許しを与えない。それどころか、弄ぶ側の青年は自分に抗えない青年が言葉を奪われた口から苦悶の叫びを上げれば上げるほど興奮を加速させ、嬉しそうな声音で青年の淫猥な様子を指摘しながら責めを強めてくるのだ。

「兄さん、またイっちゃいそう? 良いよ、イっちゃっても。僕に苛められながら、また気持ち良く射精させられちゃおうね」

そう言いながら、弟は兄の男根に押し当てているマッサージ器に似た器具を操作し、男根をいたぶる振動を限界まで引き上げた。

「あがぁぁぁっ!? ひ、がぁぁ! あぉぉぉぉぉっ!!」

絶頂寸前だった男根を容赦無く震わされた兄は、目を見開いて顔を振り乱しながら肉体を暴れさせて男根を嬲る器具から逃れようとする。しかし、どんなに暴れても兄は器具から、弟から逃れられない。両手両足に折り畳んだ状態を強制する、首から下を男根と尻穴だけは全く隠さずに包み込む形状をした黒のラバースーツを着せられ、壁により掛かっている弟に腰を後ろから抱き締められている身体をもがかせても、それは抵抗らしい抵抗にはならない。助けを求めてなりふり構わずに甘い絶叫を放っても、それは防音が施された地下室内に反響するのみで外には届かない。
必死に暴れても、めちゃくちゃに騒いでも、救いには一切繋がらず。ただただ弟を悦ばせ、愉しませるだけ。
弟に捕らわれ、一方的な快楽で翻弄される兄はもはや、弟の思い通りによがり狂わされ、望まぬ射精へと追い立てられるしか無い。
幸福感に満ちた弟の歪んだ愛情の言葉を聞きながら、兄は為す術無く絶頂を繰り返すことしか出来ないのだ。

「気持ち良く苦しんでる兄さん、可愛い。もっと見せて、もっともっと情けない悲鳴を上げて、悶え鳴いている兄さんを僕に見せてよ」

弟の異常な言葉に反応を見せる余裕も無く、兄は絶頂を迎えさせられた。弟が欲する情けない自分の姿を晒しながら、弟が聞きたがっている淫猥に蕩けた無様な悲鳴を放ちながら、兄は今日数回目の射精へと達した。

「おがっ、あぉぉぉぉぉっ!! ほごっ、おほっ、えぉぉぉぉっ!!」

閉じられない口から唾液と淫らな鳴き声が溢れ、四肢を拘束された肉体がラバースーツを耳障りに鳴らしながらガクガクと痙攣し、器具に絶え間無く振動させられている男根から放出された白の薄い精液が器具を弟の手と共に汚していく。
耳に心地良い兄の悲鳴と、兄の可愛らしい身悶え。それを存分に堪能し、黒い欲望を更に膨らませた弟は背筋を震わせつつ、うっとりとした口調で残酷に囁いた。

「あぁ、兄さん、可愛い、可愛いよ。もっと苛めたい、もっともっと可愛い兄さんを僕に教えさせて……良いよね?」

尋ねてはいるが、弟は兄の答えなど聞かずに絶頂したばかりの兄の身体をまた責め立て始めた。振動を続けていた器具の丸みを帯びた先端を兄の男根の特に過敏な亀頭へと押し当て、兄の腹部を抱き寄せていた左手を上に移動させて尖りきっていた兄の左乳首をラバーごしにくにくにと捏ね回し、弟は兄をまた絶頂へと誘っていく。達したばかりで感度の高まっている肉体を更なる悦楽で追い詰められた兄は当然堪えることも叶わず、弟の欲望のまま絶頂へと上り詰めさせられていく。

「おっ、あぉぉぉぉっ!! ほっ、はぉっ! ほごっ、おごぉぉぉっ!!」
「兄さん、好き。大好きだよ。これから一生可愛がってあげる。毎日毎日、たくさんイかせてあげるからね?」

獣のように喘ぎ鳴く兄の甘い絶叫と、笑顔で口にされる弟の歪な愛の囁き。それらは助けも邪魔も訪れない地下室を淫蕩に満たし、兄の崩壊と弟の欲情を際限無く促し続けていた。






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