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刑事達は残酷な水分を幸せそうに味わう

2019.02.10.Sun.21:00
「はっ、はぁ……あむ、んぅ……」
「ふっ、はふ、んむっ……んくっ……!」

二人の男が、裸体をお互いに密着させ合いながら舌でもう一人の肌を一生懸命に舐め回している。
それは、快楽を得るための動きではない。とめどなく襲い来る渇きを少しでも誤魔化そうとする努力の動きだ。
強化ガラスで作られた床と一体化している箱の中に二人仲良く閉じ込められ、逃げ場の無い狭い空間に床に空いた穴から熱した空気を絶え間無く流し込まれた男達は、いつしか箱からの脱出を求めることも忘れ、水分を欲してもう一人の肌を伝う汗を無我夢中になって舐め取り、すすっていた。仲間の汗を舌で救い飲み干している二人にはもはや、屈辱も躊躇いも無い。思考にあるのは喉を潤すことだけ。熱に苦しめられ、渇きに容赦無く追い詰められた二人は自分達を箱に閉じ込めて去って行った男達への怒りも湧かず、自分達が刑事という正義の存在であることも思い出せずに、ただただ目の前の苦しみを和らげたい一心で仲間の汗を口内へと運んでいた。

「んっ、あむっ……はぁ、はふぅっ」
「んぐっ、むふっ、あぁ、んあぁ……」

意識を朦朧とさせながら、到底喉の渇きを鎮められない水分を飲み続ける無様な刑事達。そんな刑事達を作り出し、別室のモニターで笑いながら観察していた非情な男達は、刑事達の理性が苦悶で破壊されきったことを確認すると、モニター前の機械を操作して刑事達を閉じ込めた箱の内部に変化をもたらした。

「ふ、あぁ?」
「ひ、はぁ……っ?」

箱の壁際に位置する床に四角い穴が空き、そこから柱が天井に向かって生えていく。その様子を刑事達は困惑と怯えの表情で眺めていたが、箱の蓋近くまで伸びきった柱が次に取った動きを見るやいなや二人は表情を悦び色に染めた。伸びた柱は上部に空いている無数の小さな穴から水を出し始めたのだ。

「んっ、あぁ、あむっ、ぷふっ」
「んぐっ、んっ、あむっ、んふあぁ」

床に手と膝を突き、仲間と一緒に舌を突き出して刑事達は柱を伝い落ちる水を嬉しそうに飲んでいく。犬のように舌を使って水を飲んでいる自分の姿がどれほど惨めかも分からず、この水が慈悲では無い悪意に満ちた物である可能性など欠片も考えず、刑事達は一心不乱に水を飲む。

あの水は、発情を促す淫薬が混じっているというのに。何も知らずに水を貪り飲む無様極まりない刑事達の様子が映し出されるモニターを醜悪な笑みを浮かべて眺める男達は、もうすぐ暑さに加えて発情の熱に嬲られることなど想像もせずに塩気の無い水分を幸せそうに味わう刑事達の更なる痴態に期待を寄せながら、笑みの残酷さを何処までも強めていた。






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ビッチが一途に目覚めたようです
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