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探偵は内なる願望を見抜かれる

2018.11.14.Wed.21:00
一人旅をしていた息子が音信不通となった。そんな依頼を受け、足取りを追った探偵の青年は山奥に建てられた一軒の屋敷へとたどり着き、その屋敷の主の男と、屋敷に住み込みで働く探していた青年と出会った。両親が探している旨を伝えて驚く青年と、驚く青年に対して苦笑しつつも近い内に休みを出すから会いに行くようにと指示を出す主に事件性は無いと悟った探偵は突然の訪問を改めて詫び、主の好意に甘えてその日は屋敷に一泊することとなった。
慣れない他人の家での宿泊で思うように寝付けず、手洗い目的で部屋を出たことが、自分の人生を大きく変えることになるとは探偵は欠片も想像してはいなかった。

暗い廊下を歩く途中、主の部屋の前を通り過ぎるときに聞こえた室内からの呻きに、探偵は異変かも知れないと危惧してノックをしてからそっと扉を開けた。そうして開いた扉から見えた光景と聞こえてきた声は、縄で縛られた裸体を主に弄ばれて嬉しそうな表情を浮かべている青年の甘い鳴き声で。探偵は見てはいけない物だと頭で理解しつつも目と耳に染みつく淫猥な状況に釘付けとなってしまい、小さく扉を開いたまま主と青年の行為を盗み見し続けていた。

「んぁっ! ひ、あぁぁぁっ!! ご主人、ひゃまぁっ……乳首、きもひぃ……おひんひんも、きもぢいっ、れひゅぅぅっ!」
「こらこら、あんまり大きな声を出すと探偵さんが起きてきちゃうよ? もうちょっと抑えなさい」

手首を縛る縄を部屋の天井にある金具へと繋がれ、つま先立ちを強いられた裸体を淫らにくねらせながら青年は幸せ色の悲鳴を上げている。主はそんな青年の悲鳴を耳で愉しみながら頬を緩ませ、くねる裸体を後ろから抱き締めつつ左手で左の乳首を指先でくりくりと転がし、右手で硬く張り詰めている青年の男根を巧みな手つきで扱き上げる。
声を抑えろと言いながら快楽を注ぎ、声を上げさせようとする意地悪な主に、青年は甘えた口調で言った。

「んあぁんっ……無理、れすぅっ……! きもひ、よしゅぎへ、無理ぃっ……らいひゅきなご主人様に苛められたら、身体全部がきもひよくなっへ……エッチな声、とまんにゃいでしゅぅぅっ……!」

蕩けきった青年の言葉を聞いた主の表情が更に緩み、同じ言葉を聞いた探偵は右手を膨らんでしまった自身の男根へと伸ばす。
愛しい青年の正直な思いに興奮を煽られた主は優しい声音で咎める言葉を浴びせかけながら青年の乳首と男根をより激しく責め立て、青年の淫乱な告白に自分でも知らなかった内なる欲望に火をつけられた探偵は今自分が着ている寝間着が借りた物だということも忘れて男根を寝間着の布ごと擦り、覗き見ながらの自慰に耽り出す。

「全く……本当にエッチな子だね。勝手に屋敷に押しかけた上に初めて会ったときから私を誘惑してきて、身体を好きにして良いから住み込みで働かせてくれなんて言い出して、ご家族を心配させるくらい快楽に塗れた生活に溺れるなんて、君は本当にエッチで、悪い子だね」
「あぁぁんっ! ごめんなひゃいぃっ! エッチで、悪い子で、ごめんなさいぃっ!! 悪い子の俺に、お仕置き、くださいっ! ご主人ひゃまの手で、もっともっと躾してくらひゃいぃぃっ!!」

取れそうなほどに左乳首を引っ張られ、わずかな休憩すらも与えられずに男根を素早く擦られる青年はつま先立ちの裸体を大きく仰け反らせ、背後の主に寄りかかりながらビクビクと痙攣を繰り返している。
その様子を少しだけ開いた扉の隙間から眺めながら自慰を行う探偵は、本当に嬉しそうな顔でよがり狂う青年にうらやましさを抱きながら男根を刺激する手を無意識に強めていき、絶頂へと上り詰めていく。

「こんな悪い子には、普通のお仕置きじゃ効き目が無さそうだねぇ。何年も何年も掛けて、たっぷり心と身体に躾を刻み込んであげないといけなさそうだ」
「して、してぇっ! いっぱい、刻み込んでくださいぃぃっ!! 俺の全部をご主人様の物にして、躾をしてくらひゃいぃぃぃっ!!」
「っ……ふ、あ……っ!」

主に弄ばれている事実に悦びを感じながら青年は全く制御していない大きな絶頂の喘ぎを発し、探偵は幸福に満ちた悲鳴を上げて精液を放出する青年に嫉妬の感情を芽生えさせつつ、下着と寝間着を精液で汚した。

「ふふっ、イったね。はしたない声を上げて、可愛かったよ」
「ふ、あぁ……ご主人、ひゃまぁ……」

左手で汗ばんだ前髪を優しく掻き上げられながら、青年は主が放った可愛いの単語に疲弊した表情をほにゃりと笑わせる。
それを見ながら探偵は絶頂で脱力した肉体をぺたんと廊下に座らせ、肩で息をしながらぼんやりと空想する。

あんな風に優しく激しく責められたら、間違いなく気持ち良いんだろう。自由を取り上げられた状態で甘く嬲られたら、今感じている物など比ではない興奮と悦びが全身を駆け巡るんだろう。自分も、ああやって苛められてみたい。全てを誰かに支配され、抵抗できぬまま甘くいたぶられてみたい。
一度自覚した被虐の願望は、探偵の思考内を余すところなく埋め尽くす。とめどなく溢れる欲望に呆けている探偵。そんな探偵の耳に、主と青年の会話が届いた。

「さぁ、もっともっと躾をしてあげようね。今度は、そこの探偵さんも一緒にね」
「……え……っ?」
「うん、探偵さんも、一緒にぃ……探偵さん、俺と同じだからぁ。エッチに苛められるの、きっと好きだからぁ……っ」
「…………」

自分が見ていることに、気付かれていた。それどころか青年には、自分ですらさっきまで知らなかった内なる被虐の願望まで見抜かれていた。
縄で拘束された青年を部屋の中央に残して、主が扉へと近付いてくる。絶頂の余韻で力が入らなくなっている探偵の肉体は、主から逃げられない。それ以前に、探偵に逃げる意思は全くない。
探偵は段々と大きくなる足音に期待を膨らませ、精液で汚れてしまった部分としっとりと汗で濡れている肌が見えやすくなるように衣服をはだけ、借りた寝間着を汚した自分に仕置きをしてくれという台詞を喉に用意して、主が扉を開ける瞬間を今か今かと待ち望んでいた。






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