狼達は捕らえた獲物を弄ぶ
2018.11.06.Tue.21:00
黒い革で作られた一つの枷から伸びた四本の短い鎖の先にそれぞれ一つずつ、別の黒革の枷が繋げられている拘束具。それは、人間とは違う肉体を持つ獣人の自由を奪うために作られた物だ。
中心に位置する枷を尻尾の根元に巻き付けられ、そこから伸びた鎖の先にある四つの枷を左右の手首と足首に装着された獣人は、文字通り手も足も出ない状態へと追いやられてしまう。
逞しく鍛え上げられた肉体を持つ獣人であっても、太く頑丈な鎖は引き千切れない。拘束を解くことを諦めての逃走を試みようとしても、背中に回された手首と尻尾を遊び無く繋がれ、足を折り畳んだまま伸ばせないよう足首と尻尾を短く繋がれてしまった姿では床を這っての移動もままならず、わずかな段差を上ることすら出来ない。
この拘束具を与えられた獣人は、拘束からの脱出も、逃げ出すことも叶わぬまま、無様に床に転がり続けるしか無いのだ。
敵に捕らえられ、地下室に一人きりで置き去りにされている、哀れで惨めな虎獣人の男のように。
「うぅっ……んっ、ぐ、ふぐぅぅ……っ!」
舌を噛むことと意味のある言葉を発することを禁じている金属製の棒口枷に牙を立て、地下室の床に敷かれた真紅の絨毯の上で裸体をじたばたともがかせながら、虎獣人の男は拘束具と何時間も格闘し続けている。
そんなことをしても、ただただ体力を消耗するだけだというのに。拘束具がビクともしないという事実を再確認して、絶望を余計に募らせるだけだというのに、虎は諦め悪く暴れ続けている。
抵抗を諦めて裸体の動きをとめるのは、虎のプライドが許さないからだ。自分を捕らえ、拘束し、地下室に放置した者達に決して屈したくはない。その思いが屈辱の状況に置かれた虎を支えている。
故に、虎はその思いに従って、地下室へと戻ってきた男達に向かって鋭い反抗の視線を浴びせた。悪を許さぬ意思を込め、自身の正義を貫き、虎は圧倒的に不利な立場にありながら強気な態度を目と表情で示した。
しかし、それは憎い悪人の男達の興奮を煽り、加虐心を煽る結果を生んでしまった。強気な虎を見下ろす男達は、漆黒のスーツを身にまとった狼獣人の男達は、反抗心を全く失っていない虎の様子に残忍な笑みを浮かべると、絨毯の上に転がる虎の裸体を取り囲むようにしてしゃがみ込み粘ついた口調で口々に言った。
「こんな情けない格好にされたってのに、随分と元気だねー、捜査員さん」
「あーあー、口の周りよだれでベタベタに汚して、全身の毛を汗でびちょびちょに濡らして、とても正義の捜査員さんとは思えないねぇ」
「ほら、悪人の俺達がすぐ近くにいるよ? 逮捕しないの?」
「悪人が捜査員さんのケツ穴とチンコを今見てるんだよ? 逮捕の絶好のチャンスだよ? 良いの?」
「うむぅぅぅっ! ふっ、うぐぅぅ!!」
屈辱を掻き立て、恥辱を増幅させる無慈悲な言葉をぶつけられた虎獣人の捜査員は、激しい怒りを込めて唸り声を上げた。もちろん、何の抵抗も行えない虎が塞がれた口で怒りを発しても、狼獣人達は愉快そうな笑みを浮かべるだけで何のダメージも無い。
「どうやら、捜査員さんは俺達を捕まえる気が無いみたいだね。その様子なら、俺達が捜査員さんの身体を好き勝手に弄んでも、捕まえはしないんでしょ?」
「うむぅっ……!?」
発言の意図が掴めず、虎は怒りの表情のまま困惑の唸りを上げる。そうして困惑する虎に向かって、狼達は無意識に舌なめずりを行いながら、これから始める無慈悲な責め苦の内容を一方的に語り始めた。
「さっきから身悶える度にちらちら見え隠れしてるこのエロい乳首を、指と舌でたっぷり苛めてあげても捜査員さんは俺達を捕まえないんだろうねぇ」
「この反抗的な顔と、逞しい身体を俺達の精液でまんべんなく汚しても、捕まえはしないよね」
「丸出しのケツ穴とチンコをたくさん可愛がって、精液を出せなくなるくらいにイき狂わせても、優しい捜査員さんは俺達を捕まえるどころかいやらしく鳴いて悦んでくれるんでしょ?」
「ふふっ……ここはどんなに騒いでも平気だから、我慢せずに喘ぎまくっても良いよ。いっぱい愉しもうね、捜査員さん」
続けざまに聞かされた淫らな仕打ちの内容に驚愕し、怒りも忘れて表情を強ばらせる虎の捜査員を取り囲む狼達は自分達の手に堕ちた獲物を眺めながら口角を大きく吊り上げ、抗えない虎の裸体を甘く嬲るために手を伸ばし、思い思いの場所を弄び始めるのだった。
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中心に位置する枷を尻尾の根元に巻き付けられ、そこから伸びた鎖の先にある四つの枷を左右の手首と足首に装着された獣人は、文字通り手も足も出ない状態へと追いやられてしまう。
逞しく鍛え上げられた肉体を持つ獣人であっても、太く頑丈な鎖は引き千切れない。拘束を解くことを諦めての逃走を試みようとしても、背中に回された手首と尻尾を遊び無く繋がれ、足を折り畳んだまま伸ばせないよう足首と尻尾を短く繋がれてしまった姿では床を這っての移動もままならず、わずかな段差を上ることすら出来ない。
この拘束具を与えられた獣人は、拘束からの脱出も、逃げ出すことも叶わぬまま、無様に床に転がり続けるしか無いのだ。
敵に捕らえられ、地下室に一人きりで置き去りにされている、哀れで惨めな虎獣人の男のように。
「うぅっ……んっ、ぐ、ふぐぅぅ……っ!」
舌を噛むことと意味のある言葉を発することを禁じている金属製の棒口枷に牙を立て、地下室の床に敷かれた真紅の絨毯の上で裸体をじたばたともがかせながら、虎獣人の男は拘束具と何時間も格闘し続けている。
そんなことをしても、ただただ体力を消耗するだけだというのに。拘束具がビクともしないという事実を再確認して、絶望を余計に募らせるだけだというのに、虎は諦め悪く暴れ続けている。
抵抗を諦めて裸体の動きをとめるのは、虎のプライドが許さないからだ。自分を捕らえ、拘束し、地下室に放置した者達に決して屈したくはない。その思いが屈辱の状況に置かれた虎を支えている。
故に、虎はその思いに従って、地下室へと戻ってきた男達に向かって鋭い反抗の視線を浴びせた。悪を許さぬ意思を込め、自身の正義を貫き、虎は圧倒的に不利な立場にありながら強気な態度を目と表情で示した。
しかし、それは憎い悪人の男達の興奮を煽り、加虐心を煽る結果を生んでしまった。強気な虎を見下ろす男達は、漆黒のスーツを身にまとった狼獣人の男達は、反抗心を全く失っていない虎の様子に残忍な笑みを浮かべると、絨毯の上に転がる虎の裸体を取り囲むようにしてしゃがみ込み粘ついた口調で口々に言った。
「こんな情けない格好にされたってのに、随分と元気だねー、捜査員さん」
「あーあー、口の周りよだれでベタベタに汚して、全身の毛を汗でびちょびちょに濡らして、とても正義の捜査員さんとは思えないねぇ」
「ほら、悪人の俺達がすぐ近くにいるよ? 逮捕しないの?」
「悪人が捜査員さんのケツ穴とチンコを今見てるんだよ? 逮捕の絶好のチャンスだよ? 良いの?」
「うむぅぅぅっ! ふっ、うぐぅぅ!!」
屈辱を掻き立て、恥辱を増幅させる無慈悲な言葉をぶつけられた虎獣人の捜査員は、激しい怒りを込めて唸り声を上げた。もちろん、何の抵抗も行えない虎が塞がれた口で怒りを発しても、狼獣人達は愉快そうな笑みを浮かべるだけで何のダメージも無い。
「どうやら、捜査員さんは俺達を捕まえる気が無いみたいだね。その様子なら、俺達が捜査員さんの身体を好き勝手に弄んでも、捕まえはしないんでしょ?」
「うむぅっ……!?」
発言の意図が掴めず、虎は怒りの表情のまま困惑の唸りを上げる。そうして困惑する虎に向かって、狼達は無意識に舌なめずりを行いながら、これから始める無慈悲な責め苦の内容を一方的に語り始めた。
「さっきから身悶える度にちらちら見え隠れしてるこのエロい乳首を、指と舌でたっぷり苛めてあげても捜査員さんは俺達を捕まえないんだろうねぇ」
「この反抗的な顔と、逞しい身体を俺達の精液でまんべんなく汚しても、捕まえはしないよね」
「丸出しのケツ穴とチンコをたくさん可愛がって、精液を出せなくなるくらいにイき狂わせても、優しい捜査員さんは俺達を捕まえるどころかいやらしく鳴いて悦んでくれるんでしょ?」
「ふふっ……ここはどんなに騒いでも平気だから、我慢せずに喘ぎまくっても良いよ。いっぱい愉しもうね、捜査員さん」
続けざまに聞かされた淫らな仕打ちの内容に驚愕し、怒りも忘れて表情を強ばらせる虎の捜査員を取り囲む狼達は自分達の手に堕ちた獲物を眺めながら口角を大きく吊り上げ、抗えない虎の裸体を甘く嬲るために手を伸ばし、思い思いの場所を弄び始めるのだった。
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