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可愛過ぎる弟

2013.07.23.Tue.21:08
「ただいまー」

仕事を終え、一人の男が帰宅した。男の両親は仕事の都合で海外におり、年の離れた弟と二人暮らし。
もうすでに弟は学校から帰っているはずなので、返事が無い事に男は首をかしげた。

「…いないのか?」

だが、戸締りはちゃんとするよう言っているので、鍵がかかって無かったのはおかしい。そして例え二階にいたとしてもただいまと言えばいつも駆け下りて来るので、様子が違う事は確かだ。

「聞こえて無かったかな?」

男はスーツ姿のまま、階段を上がる。宿題中や昼寝をしていて気付かなかったなら、邪魔をせずそっと戻る。
そうでなかったら帰りの報告をする。そんな行動の予定を立てながら。

「ケンター?」

二階の廊下で弟の名前を呼ぶが、それでも反応が無い。うっかり鍵を掛け忘れて出かけた可能性が頭によぎった時だった。

「ふ…ぅ」

弟の部屋の中から、苦しそうな吐息が漏れてきた。そっと近付いて、ドアの前に立つ。

「は…はぁ」

明らかに乱れた呼吸。もしかして具合が。

「お…兄ちゃん」
「え?」

こっちに気付いてるのか? そう思ったが、すぐに違うと知る。同時に、具合が悪い訳では無いとも知る。

「お兄ちゃん、好き…! お兄ちゃん…!」

幼い声が、艶やかに濡れている。それも、兄を呼びながら。
男は悪いと思いつつも手をドアノブにかけ、弟の部屋を小さく開いた。途端、木のドアに抑え込まれていた声が一気に聞こえ始めた。今まで聞こえてなかった水音と共に。

「あんっ…気持ちい…お兄ちゃんに、触って欲しいよぉ…!」

弟はベッドの上で靴下のみを履いた姿で寝転がり、自慰に耽っていた。それも、普通の自慰ではない。
兄の写真を腹の上に載せ、左手で乳首を弄り、右手で可愛らしいペニスを一生懸命扱いている。
だが、一番兄の目を惹いたのは尻の奥の小さな蕾から、一本のコードが覗いている事だった。ベッドとドアの位置関係上、こっそり部屋を覗いている兄の位置からは弟の顔も乳首もペニスも異物をくわえ込んでヒクつくアナルも、何もかもがしっかりと見えている。

兄弟だとかも考えられず、欲情を掻き立てられる痴態に、兄は唾を飲み込んだ。
思わず食い入るように見入り、何時の間にかもっと良く見ようと身体が前のめりになる。

…ガタッ。兄の身体とドアがぶつかり、音がした。

「しまっ…」
「あ…お兄、ちゃん? んぁっ、だめぇ!」

愛しい兄に見られた事に弟は焦るが、快感はとめられない。

「やだ、出ちゃう…お兄ちゃんの前で…いやっ、僕のイくとこ見ないでぇっ!」

絶頂の迫っていた身体は持ち主が抑えようとするのも構わず、昇りつめる事を要求してきた。中に入っている物を抜こうとするが、指は上手くそれを出来ない。
とうとう、その瞬間が訪れる。

「あ、あぁ…見ないでぇ…」

兄に観察されながら、弟は精液を吐き出した。恥ずかしさと兄に対する罪悪感で、弟はぽろぽろと泣き始めてしまった。
枕を抱いて顔を埋めて、大股開きの体勢から左に身体を転がして涙を零す弟に、兄が近付く。

「ごめん、お兄ちゃん。ぼ、く…?」

てっきり軽蔑されると思ってた。怒られると思ってた。しかし、兄の行動はどちらでもなく。
泣いている弟の頭を、優しくそっと撫でていた。

「ケンタ、泣かないで。怒ってないから」

そう言われるが、兄を性の対象にしていた事実は消えない。罪悪感も、消えない。
自己嫌悪から離れられない弟を見て、兄は…決心した。

「ケンタ。こっち…向いて?」

顔を上げるよう促す。それに従い、弟は顔を上げた。

「何…ん……っ!?」

言葉を出そうとした唇が塞がれた。他でもない、愛しい兄の唇で。
つまりは、キスをされていた。
あやすような短いキス。だが、涙を引かせるのには充分だった。茫然としている弟に、兄が言った。

「ケンタ、俺の事好き…だよな?」

さっきあんなに好きと叫んで自分の身体を慰めていたのだ。今更否定してもしょうがない。観念して、コクリとうなずいた。

「俺も、好きだよ」
「え…っ?」

少ないけど、まっすぐな言葉と想い。
ずっと望んで欲しがってたけど叶わないと諦めてた展開に、弟は頭が真っ白になった。

その白に徐々に色が戻ってくるごとに、喜びが現実の物としてやって来る。

「お兄ちゃん…嬉し、好き…っ」
「あぁ、俺も。ケンタが好きで、可愛がりたい」

弟に痴態を見せられて、兄も興奮の真っただ中にいる。
首筋や頬にキスをして、弟のアナルから出ているコードを握った。

「抜くぞ」
「はぅ…んぅぅぅっ」

ゆっくりコードを引くと、中にあった大人の玩具、ピンク色のローターが現れた。
まだブルブルと微弱な振動を続けているそれは、じゅぽっ、と卑猥な音と共にアナルから抜け、ベッドへと落ちた。

「はっ、はぁ…」

枕を握り締めて身体を震わせる弟のアナルは、異物が抜けた状態のまま口を開き、ピクピクと開閉していた。
あまりの淫らな光景に、兄は意地悪をしたくてたまらなくなる。

「こんな玩具、どこで手に入れたんだ?」
「あぅ…インターネットで…」

問われて、弟は正直に答える。
…嘘を吐いていたとしても、結果は変わらなかっただろうが。

「男の子なのに自分に使う為にこれを買って、兄貴をおかずに使うなんて悪い子だな」

そっと、兄はこれから加速する行為の妨げにならないよう、自分の写真をベッドの脇へ置いた。
そして、誘うように震える可愛いアナルに、唇を寄せた。

「あぅ…お兄ちゃん、だめ。僕…恥ずかしいよぉ」

手で隠そうとしても、上手く力が入らない。足を閉じようともするが、兄の手であっさり開かされてしまう。
先程出した弟自身の精液で濡れている穴を、兄の舌が撫でた。柔らかいタッチだったにもかかわらず、生まれた快感は強かった。

「あぁ…んぁっ」
「ケンタの声、エロくて…可愛い」

うっとりとした声色で褒められ、弟はぞくぞくと背筋を震わせた。

「僕…可愛いの? 僕の事、好き?」
「可愛いよ。全部全部、大好きだ」
「んんっ…」

望んでいた以上の返答。嬉し過ぎて、幸せ過ぎて、夢ではないかと心配になる。
けれど夢ではないという事は、兄が与えてくれる甘い快楽の波で教えられた。が、その甘い感覚が急に途切れる。

「お…兄ちゃん?」

身体を軽く起こし、潤んだ瞳で兄を見ると…兄は自分のペニスをズボンから取り出していた。
弟が出した蜜を使って濡らされていたそれは、弟のアナルに近付き、粘膜同士がくちゅっ、と淫らな音を奏でる。

「入れる、ぞ」
「んぁっ、まっ…ふぁぁぁーっ!」

制止したが、兄の行動の方が早く弟の奥深くまでペニスが突き入れられた。
その衝撃で、押し出されるように弟のペニスが白い体液を噴き出す。すると、兄の性器をくわえたアナルも体液が溢れるのに合わせてきゅっと絞まった。

「ケンタのここ…俺のを美味そうにしゃぶってるな」
「だって…お兄ちゃんが好き、なんだもん…」

仕方無いでしょ、と言いたげに唇を尖らせる弟。発している言葉がどれだけ兄を煽るかなんて、きっと分かっていない。

「ケンタ、ケンタ…」
「んぷ…おにい、ひゃ…」

繋がった状態で二人は唇を重ねる。程無くして、兄が弟を本格的に犯し始める。

「っひゃぁぁっ! イイ、よぉ! お兄ちゃんっ」

狂ったように求め合う姿はまるで獣だが、そうなってしまうのも当然だろう。

何年も何年も、叶わないと思って押し込めていたお互いの想いが、通じ合っていたと分かったのだから。

「お兄ちゃんっ、すき、だいひゅきっ」
「俺も、大好きだよ」

自分を想って全身で愛情を伝えてくれる、可愛い弟。
一生可愛がっても足りない想い人を、兄は…激しいまでの愛情で貪っていた。






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