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無様な犬はケージの中で生み出される

2018.03.03.Sat.21:00
目を覚ました刑事の男を待っていたのは、衣服を取り上げられた裸体を包み込む茶色い犬の着ぐるみという拘束と、犬用の狭いケージという屈辱に満ちた檻だった。
目の部分以外を隙間無く覆う犬の着ぐるみに閉じ込められた刑事の肉体は両手両足を窮屈に折り畳まれたまま伸ばしたくても伸ばせないように拘束されている。加えて、着ぐるみの内側に生えた極太の張型を喉近くまでくわえ込まされた口は言葉を発したくても発せず、刑事は本物の犬のような唸り声しか上げられなくされてしまった。
手足の自由を奪われ、言葉を封じられた絶望的な状況。そんな状況に追いやられながらも、刑事は自由に使える目で周囲の様子をうかがって脱出の足がかりを探した。しかし、刑事が閉じ込められたケージは入り口の格子扉以外を頑丈な素材で覆っており、どんなに頑張っても刑事は正面の様子しか、コンクリート製の壁と床がある事しか確認出来ない。
それでも諦めずに、刑事の男は着ぐるみに包まれた裸体をもがかせ、ケージに内側から体当たりを行って危機からの脱出を試みた。
そうして、刑事が無意味な足掻きを繰り返してからどれだけの時間が過ぎた頃だろうか。着ぐるみの中に溜まりゆく一方の熱に体力と思考力を奪われ、刑事が無駄な体当たりを行う事すら不可能になってケージの中でぐったりと脱力し始めた頃に、状況に変化が訪れた。

突然、ケージの格子扉ごしに誰かの手が現れ、その手はケージの中に小さな麻袋を放り込むと、格子扉に黒いプラスチックで作られた器具を取り付けてケージ内を暗闇に閉ざし始めたのだ。

「んぅぅぅぅーっ!? も…おぉっ! むぐぅぅーっ…!!」

いきなり放り込まれた謎の麻袋に、閉ざされゆく視界に、正体の分からぬ手だけの存在に恐怖を煽られた刑事は、なりふり構わずにくぐもった鳴き声を上げて許しを求めた。
もちろん、そんな鳴き声を上げても刑事に慈悲は与えられない。手だけの存在は黒のプラスチックを装着し終え、数個の小さな空気穴が問題無く機能している事を確認すると、情けなく鳴き声を上げる刑事を置いて、その場を歩き去ってしまった。
放り込まれた麻袋の中身から染み出る媚薬と、自らがもがいた事で発生した熱と汗の香りに苦しめられながら暗闇の中で悶え狂う無様な犬が生まれる下準備を整えた上で、刑事を閉じ込めたケージをどんなに騒いでも助けの来ない地下室に置き去りにしてしまったのだ。

「うーぅっ! うぐぅっ…も、おぉっ! ふーっ…ふぅぅーっ!!」

焦りと怯えに駆られ、疲れ切った肉体を酷使してケージへの体当たりを再開する刑事は、もうすぐ自分を蝕み出す淫らな地獄を知る由も無かった。






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