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もがくスパイは朝まで監視される

2018.02.25.Sun.21:00
深夜を迎えた大企業のビルの最上階で、激しい物音がしている。それは、企業の新商品の情報を社長室に忍び込んで盗み出そうとしていた産業スパイの青年が抵抗している音と、抵抗する青年を組み伏せて縄の拘束を施していく社長の部下達が立てる音だ。

「く…うぅっ! 離せ…やめろぉっ!」

青年スパイは必死になって暴れるが、一度組み伏せられた状況から覆せる人数差では無く、抵抗虚しく青年の細身な肉体は肌にぴっちりと吸い付いている黒色のスーツの上から縄を巻き付けられ自由を徐々に奪われてしまう。
すでに、背中に回された手首と肘にはきつく縄が巻かれ、伸ばしたまま曲げる事を困難にされた腕は別の縄を使って胸部と腹に括り付けられている。加えて、足にも足首同士を括る縄と膝同士を括る縄を与えられ、青年スパイはもはや自力で立って歩く事すら出来ない。
それらの縄だけでも逃走と抵抗を封じるには十分だが、青年スパイを取り押さえた男達はここに更なる縄を足した。腕を拘束する縄と足首の縄を遊び無く繋ぎ、足を伸ばす事だけでなく身体を前に折り畳む事も封じる縄だ。

「あうぅぅっ! ぐ、うぅぅぅっ!!」

うつ伏せに転がされ、無理矢理後ろに曲げされられた足と上半身が縄できつく結ばれる。それを嫌がってもがいても、数人がかりで身体を抑えられては満足な抵抗も叶わず、青年スパイは芋虫のように床を這って移動する事さえも不可能にされてしまった。

「くぅっ…解け! 解けぇっ…ん!? むぐぅぅぅっ!!」

諦め悪く暴れ、自分のしようとしていた事を棚に上げて敵意を剥き出しにして叫ぶ青年スパイ。そんな青年スパイの口に男達は固く丸めた布を押し込み、その布を吐き出せないようにと歯を割って布を噛ませ、更にその上から鼻と口を覆う白布の猿轡を装着した。
文字通り手も足も出せず、言葉も発せず、舌を噛む事も出来ない無様な状態に追い込まれた青年スパイは意味を持たない唸りを漏らしながら社長室の絨毯の上で身悶えている。そうして情けなく身悶える青年に、男達は静かに言った。

「朝に社長が戻るまで、その姿のままで大人しくしていろ」
「もし余計な事をしようとしたら、拘束を今よりきつくするからな」

そう告げて、男達は一人を監視の為に残して社長室を後にする。もし油断して全員が離れてくれればまだ逃走の機会はあったが、監視に一人が残っていてはその希望も無い。

「んー…んふぅ…ふむっ、んぐぅ……っ」

三重の布越しに力無く絶望色の声を漏らし、ただただ惰性でもがく青年スパイを腕を組んで見下ろす男は、スーツの下からくっきりと形を浮き立たせている青年の乳首や男根には目もくれずに、青年がおかしな行動を取ろうとしていないか、縄に緩みが発生していないかを冷たい瞳で絶えず監視し続けていた。






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