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青年達は恥辱に満ちた晒し者にされる

2017.12.13.Wed.21:30
左右の足を開かせたまま床に括り付けている黒い革製のベルト。左右の膝同士を繋いでいる、金属の棒と黒革の枷を組み合わせた拘束具。口を大きく開いた状態を強制し、言葉を封じるだけで無く唾液をだらしなく垂れ流しにさせる穴の空いた黒のギャグボール。そして、背中に回された腕をすっぽりと包み込んできつく締め付け、腕を曲げたくても曲げられないようにした上で腕と天井を太く頑丈な鎖で結合している黒のアームバインダー。
これらの拘束に自由を奪われてしまった二人の青年の裸体は、もはや思い通りの行動なんて何一つ取れない。足は持ち上げる事も出来ず、腕は背後で限界まで持ち上げたまま下ろす事も叶わず、二人はもう一人に背を向けて立ち尽くしたまま口から唾液をぼたぼたと零しながら、自分達を捕らえて拘束した男達が用意した責め苦に追い詰められるしか無い。
水族館の展示スペースのような狭い空間で拘束された無様な裸体を分厚いガラス越しに横から観察されながら、その狭い空間に絶えず流し込まれている催淫効果を持った気体のせいで発情していく様子を、思う存分堪能されるしか無い。ヒーローとしての力をスーツを剥ぎ取られて没収され、生身の人間ではどうやっても自力で脱出出来ない厳重な拘束を施された青年ヒーロー達は、正義の心と人間としての尊厳を失いながら淫らな欲望に蝕まれる様を、憎い悪の組織の男達に提供して愉しませる事しか出来ないのだ。

「うぅっ…むぅ…! く、ふぅ、むぅぅ……!」
「ふぉ、ほっ……むぐぅ、んぅ…んもっ、ほぐぅっ…」

二人はもう、催淫効果を持った気体を可能な限り吸わないように呼吸を控えるというささやかな抵抗も行えない。際限無く湧き上がる発情に嬲られた裸体が熱く火照り、呼吸を荒くさせているからだ。
二人はもう、拘束を解こうと考えて裸体を暴れさせる事もしていない。そんな事をしても腕や足が痛むだけで、気が狂う程に募る淫欲は誤魔化せないからだ。
捕らわれ、身動きを封じられ、敵だらけの場所で晒し者にされた青年ヒーローは自分達が無様な行動を取っていると痛いくらいに理解しながらも裸体を淫猥にくねらせて積もった快楽を散らし、精神が欲望に飲まれる崩壊の瞬間を必死に遠ざけていた。

「んもっ…おぉ、ふぅ…ふぅ、ふうぅんっ…」
「むぐ、んぐ…おふっ、ぐぅ、もごぉっ……」

情けなく腰を振っている汗塗れの裸体を、口から溢れ出る唾液を、硬く尖って真っ赤に充血している乳首を、身をよじる度にぶるぶると跳ねている硬く張り詰めた男根を、ありとあらゆる恥辱の光景を指差して悪の組織の男達がガラスの向こうで笑い、何かを話している。
その無慈悲な談笑を青年ヒーロー達は怒りすらも覚えずにうつろな瞳で力無く眺めながら、ガラスの向こうの黒い笑みが濃くなるのを承知で火照りきった裸体をくねくねと踊らせていた。






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